2014/05/15

空手部


あと一勝の壁

◆第50回東日本大学空手道選手権大会◆
5月5日 日本武道館

昨年は男女ともに全国の16強に名を連ねるなど、成長が著しい立大空手部。昨年の勢いをそのままに勝ち進んでいきたい立大であったが、男子団体戦、女子団体戦ともに大将戦までもつれた末に惜敗。悔しさの残る結果となった。

豪快な中段蹴りを繰り出す染谷
昨年からのレギュラーが多く残る男子は、昨年の結果(ベスト16)を上回りたいところ。初戦の名大戦、先鋒(せんぽう)で新人・希代(文1)が登場。積極的に蹴り技を仕掛けていき勝利し、幸先のいいスタートを切ると、次鋒の首藤(現2)は反則などで相手に点数を与えてしまったものの、最後は鮮やかに中段蹴りを決めて決着をつけた。中堅の染谷(文3)・副将の宮武(コ3)は突き技が冴え、テンポ良い攻撃で相手を圧倒。最後は大将・飯村(済4)が圧巻の試合運びで試合を締め、立大の完全勝利で初戦を終えた。
2回戦の相手は東大。先鋒・希代が高得点の上段蹴りを2本も決める活躍を見せて流れを作ると、次鋒・飯村が全ての得点を蹴り技で奪い、相手に反撃させる隙を与えずに試合を終える。そして中堅の宮武が好調な突き技で試合を決め、スコアは3-0。2回戦からは勝負が決まった段階で打ち切りとなり、立大の勝利が確定した。この時点でベスト16。次の相手は、奇しくも昨年の3回戦で敗れた東洋大だ。一年越しの雪辱を果たすべく、東洋大との一戦に臨んだ。
3試合連続で先鋒を任された希代は、体格で上回る相手にもひるまず拮抗した試合を展開。相手にリードを許したが、終盤に上段突きを決めて試合を引き分けに持ち込んだ。判定で敗北したが、下級生の健闘が上級生たちへの大きな刺激となる。次鋒・飯村は相手に先制されるもそこから確実に得点を積み重ねて勝利。試合を振り出しに戻すと、勢いそのままに中堅・染谷が終了直前に上段突きを決めるという見事な勝ち方で、立大を優勢に持って行く。続く副将の宮武は優勢に試合を進めたが、4-3と1点差の終了間際に反則注意を受けて相手に2点を献上。勝負は大将・首藤へと託されることになった。なんとか勝利をもぎ取りたい首藤だったが、自ら技を繰り出していくもなかなか得点に結びつかず敗北。一時は東洋大を追い詰め優位に立ったが、惜しくも2-3であと一歩及ばなかった。

昨年同大会で3位に入っている女子。しかし、立大を支え続けた卒業生2人の抜けた穴は大きかった。初戦シードの立大は2回戦で慶大と対戦。先鋒を務める主将の森(コ4)は、相手に得点が高い一本技を決められて苦しい展開となる。得意の突き技で反撃するもなかなか決まらず、痛い敗戦となった。次鋒は期待の新入生・山浦(文1)。序盤から突き技で順調に得点を重ね、危なげなく勝利した。これで1-1。勝敗は大将戦に委ねられた。大将・矢野(済4)は体格で上回る相手にも落ち着いた試合運び。しかし中盤過ぎから少しずつ相手にポイントが渡っていくと、必死の反撃も及ばず逃げ切られてしまう。最終スコア1-2。まさかの敗北となった。

「一つでも多く勝つこと」を今年の目標に掲げる立大空手部。しかし今大会では男女ともにあと一勝の壁に阻まれ、納得のいく結果を残せなかった。だがまだまだシーズンは始まったばかり。この経験を糧に、今月下旬に行われる個人戦での活躍を期待したい。
(5月12日・糸瀬裕子)
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