2014/05/20

剣道部


敗戦を糧に

◆第46回関東女子学生剣道選手権大会◆
5月17日 東京武道館

 男子が果たせなかった、個人での全日本学生出場。立大からは8人の剣士が出場し、全日本学生の枠を狙った。しかし、各選手が実力を発揮することができず、男女ともに個人での全日本出場者を出すことはできなかった。

積極的に攻めに出る菊名
 1回戦、先陣を切って登場した千波(文2)が2本勝ちを収める。今年がラストイヤーになる高木(文4)は相面を制し、田中(済4)も延長の末勝利。渡邉(文2)は見事に面を2本打ち込み相手を圧倒、菊名(法2)も早々と勝負をつける。山田(社2)は開始直後に面を決められるも、落ち着いて試合を展開。見事に面を2本決め、逆転で2回戦進出を決めた。しかし、矢田貝(コ3)と鈴木(文3)はともに延長の末敗れ、初戦で涙をのむ結果となってしまった。

構える千波



 いい流れで1回戦を突破した立大勢だったが、2回戦以降は厳しい展開を強いられる。千波、菊名は危なげなく2本勝ちで3回戦にコマを進めたが、高木は2本負けを喫し、田中も1本を取り返すことができず敗退となってしまった。山田は20分を超える延長を戦うも、最後は面を打たれ敗北。渡邉も相手に抜き胴を決められ、そのまま試合終了を迎えることとなってしまった。3回戦、立大の期待を一身に背負った千波と菊名。先に試合に臨んだ千波は、一進一退の攻防を見せる。しかし、一瞬のすきを突かれ胴を打たれると、直後にも面を決められてしまい2本負けを喫した。最後の選手となった菊名だったが、対戦相手は前年度優勝者の松本(法大)。積極的に打ちに出るも、有効打には至らない。お互いこう着する中、不用意に前に出た所で、相手に小手を決められてしまい1本。その後も相手の鋭い面が決められ2本負けを喫し、彼女たちの挑戦は終わってしまった。

 男女ともに悔しい結果に終わってしまった今年の関東学生個人。「自分の中でもっと追い込めるところもあった」(田中)。「我慢が足りなくて、ふらっと自分が出てしまった」(菊名)。試合後に、思い思いの胸の内を語った選手たち。今回の敗北で得た経験は必ず秋の団体戦に活きるだろう。そのためにも、「みんなが本気で実感して、自分たちで個々に取り組めるかどうか」(土屋監督=86年度卒)。秋までの期間で、剣道部がどのくらい進化するのか、注目だ。

(5月18日・岡田祐樹)

◆コメント◆
田中
「今日は、練習不足ですかね。自分の中でもっと追い込めるところもあったのかなと思います。自分の足りないと思っているところに関して、もっと追究できることもあったのではないかと。(次は団体になると思うのですが)最終的な目標としては、団体での上位進出が目標ですね。そのために、今掲げている目標を達成することと、一人一人のレベルを立大が少しでもいい結果を残せるように高めていくこと、自分がチームをまとめてやっていきたいと思います。4年生最後なので、悔いの残らない試合をしたいです。」

高木
「個人的にもいろいろ反省するところはたくさんあったんですけど、秋の大会に向けて、しっかりと、どこを直していけばいいのかを考えていければいいと思います。(次の団体戦にどう生かしたいか)自分たちがどうしていかなければいけないか、どこをどうしていかなければいけないかをしっかり考えてやっていきたいので、しっかり反省してやりたいと思います。まだ団体戦のポジションなどは決まってないですけど、自分で負けて終わってしまうことのないように、チームワークづくりとともに自分自身もしっかりやっていきたいと思います。」

菊名
「全日本出場したかったですけど、やっぱりそのためには途中で強豪校の選手と当るわけで。そこの壁を越えられなかったっていう自分たちの弱さがでたために出られなかったんだなと思います。(実際に強豪校法大の松本選手と戦って)今の自分は松本さんに比べてスピードとかも劣っていると思うし、攻めの強さとかも少しずつ全部自分が劣っていると感じて、今の力では勝つことができないなと思ったので、まだもうちょっと努力しないといけないなと思いました。今日はやっぱり我慢が足りなくて、ふらっと自分が出てしまってそこを打たれてしまったので、我慢してしっかり攻めあって自分が打つべきところをちゃんと判断してそこを打っていけるように稽古していきたいと思います。」

千波
「最後の試合は全然自分の力を出せなかったなと思います。最初の2戦のほうがやっぱり自分のペースに引き込めたかなと思います。3回戦目は相手のペースだったんで。自分のペースで打ち込むためにやっぱりつなぎの部分とか打ち切る部分を今後はもっと練習していきたいです。」

土屋監督
「非常に残念ですね。ただ、もう前向きに考えるしかないので、秋に向けてここで足りないことを反省しなさいということかな。試合経験が不足していたので、守らなければいけない、大事にしなければいけない所を選手たちが心の底から分かっていなかったんだと思います。去年はいい結果だったので、今年もこのままいけると後輩もみな考えちゃっていて。あそこに至るまでは相当なことを卒業した4年生含めてやってきたわけだから。一昨年は負けているから、そこで去年の上級生は痛感していたんですよ、敗北を。それで自分たちでどうしようかを考えて取り組んでいたんだけど、今年の彼らはそういう機会が無かったんだよね。(技術的には)試合の駆け引きができてなかったね。男子は1本取ってから取り返されたりもしたし、そこをどう引き分けにするかっていう戦い方だね。女子も捨て所を結果として間違っていたし。でも、これらって実は普段の稽古でやっているところなんだけどね。そこをみんな分かってないってことだよね。じゃあそれをどのようにして出来るようにするかっていうと、試合を重ねるのもあるけど、基本の中でそれらの事を想定して手続きを踏んで攻めを入れながら技を出していくことが必要。だから今回はそういうところも試合を通して分かったんじゃないかな。みんなが本気で実感して、自分たちで個々に取り組めるかどうかが課題ですね。要は、自分が本気になってやらないと地力が上がらないんだよね。90%でやったとしても維持するだけで、100%を越えるように一歩一歩積み重ねていけば日々上がっていくはずだよ、簡単なことだよ。そうは言っても出来るかどうか人間だから難しいと思うんだけど、本気でその意識があるかどうかだと思うよ。」
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