2014/05/28

スケート部フィギュア部門


転換の時

◆第49回四大学フィギュアスケート定期戦◆
5月3日 大阪府立臨海スポーツセンター
四大学フィギュアスケート定期戦は、立大・慶大・関大・同大の4校で行われる毎年の恒例行事だ。今年は大阪府立臨海スポーツセンターにて同大を主管として行われ、多くのスケーターが今季のスタートダッシュとして素晴らしい演技を披露し合った。

立大から出場した選手は12人。Dクラス女子では7人がエントリーし、それぞれの持ち味を生かした演技を披露した。
Cクラス女子には3人が参戦。長井(文4)は赤い華やかな衣装で登場。3連続ジャンプやスパイラルを披露し、笑顔を見せた。下川(文4)は冒頭で両手を挙げた美しいジャンプを決めるとその勢いのまま次々要素をこなしていく。最後のダブルサルコーも鮮やかに成功させ、高得点を出した。廣川(観2)はバイオリンの音色に乗せて優雅に滑る。綺麗なポジションのレイバックスピンを見せ、喝采を受けた。
現役最後の演技を披露した中村
Aクラス男子の中村(営4)は、この日一番の大歓声を受けてリンクに登場した。引退試合と位置付けて臨んだ今大会。それを見届けようとリンクサイドに集まった大勢の選手たちとハイタッチをしてからスタートポジションに着いた。冒頭の3回転アクセルと3回転トウループのコンビネーションジャンプを完璧に決めて軌道に乗り、ステップやスピンもスピードを保ったまま優雅に滑る。3回転・2回転・2回転の連続ジャンプなどの大技も鮮やかにこなし、最後のジャンプである3回転ルッツを流れるように降りると会場は大いに盛り上がった。演技を終えて場内総立ちの大歓声の中、中村は笑顔でリンクを去った。試合後は「すっきりした。ミスはあったが、それも気にならないくらいのいい演技ができた」とすがすがしい表情で語ってくれた。
立大の選手として最後に登場したのはAクラス女子の主将・梅林(営4)。去年に引き続きミステリアスな曲調に乗せて優雅に滑り、美しいポジションのビールマンスピンで演技を締めくくる。十分な練習時間が取れない中でもうまくまとめ、納得の表情を見せた。
立大の入賞者はAクラス男子優勝の中村、Cクラス女子2位の下川、Dクラス女子2位の川島(済4)、3位の大友(理3)の4人。男女合わせた総合順位では3位となった。就職活動などで練習の時間が十分に取れず、コンディションを整えるのに苦労した選手もいたが、彼女たちは終始笑顔で試合を楽しんでいた。次に控えるのは6月の関東学生フリースケーティング選手権。女子2部での団体連覇を目指し、選手たちは新たな一歩を踏み出した。
(5月23日・渡邊菜緒)


◆コメント◆
梅林暁乃
(演技を終えて)
6分間練習が調子悪かったのでひやひやしたんですけど、試合ではまとめることができたし良かったと思っています。
(練習ではどの程度まで仕上がっていたか)
今回は就活があったりして、決まったあとに急いで練習したって感じだったので合わせるのがすごく難しかったんですけど、調子が悪い中ではできていたと思います。
(プログラムは以前のものをそのまま?)
はい、今年も変えずに使っていこうと思っています。
(主将としてチームを率いる上で気を付けていることは?)
今までは部員の練習をそんなに見ていなかったので、試合で応援はしていても思い入れがなかったのですが、主将になって毎日毎日みんなの練習を見るようになりました。今回はみんなが頑張ってきたことが目に見えてわかったので、すごくじーんときました。
(スケート部全体での大きな目標は)
インカレに出場できる選手がまだ2人とか3人とかで少ないので、インカレに出ることができる選手を増やすことと、関東の試合では団体優勝することが目標です。
(個人としての目標は)
4年生になって授業も少なくなって、就活も終わったので、たくさん練習して悔いのない最後のシーズンにしたいと思っています。

長井優希乃
(試合を振り返って)
1年休学していたのでブランクがあって、その前はルッツとかも決まってたんですけど、その後は試合では決まらなくて。でも今日は決まったのですごく嬉しいです。最後のコンビネーションスピンは入らなかったんですけど、それはまあいいかなと。
(プログラムについて)
去年の四大戦で同じ曲を使ったんですけど、振り付けが全部違います。
(春関の曲)
四大戦は2分半だけど春関は2分で、でもプログラムを作る時間がないので、同じ曲で衣装を変えると思います。
(練習について)
結構忙しかったのでバタバタしてて。でもその割りには良かったです。
(演技中には笑顔が見れましたが、楽しかったですか?)
楽しかったです。今日はすごく楽しくてえみがこぼれました。
(春関での目標)
要素を全部逃さずに入れることと、最近レイバックスピンの練習を始めたので入れたいと思ってます。

下川麻里奈
(今日の演技)
就職活動がまだ終わっていなくて、部活にもクラブの練習にもあまり行けていなくて、練習不足であまり体力もない中では頑張れたんじゃないかと思います。
(怪我からの経緯)
怪我が治って、2月の末にはもう大丈夫だったんですけど、3月から就職活動が忙しくなってしまったので。怪我というよりもただ自分が忙しくて練習ができていなかったです。
(演技構成)
6点制じゃなければフリップもダブルにしたかったんですけど、今回はループもシングルにしようか悩むくらい練習していなかったので、私の中では構成はこれで精一杯でした。6点制じゃなければフリップもエラー取られてるだろうし、手は挙げてたけどGOEはマイナスがついたと思います。
(春関での目標)
春関だけが学生試合の中でメダルか出るんですけど、銅・銀ときてるので、金メダルが獲れたら嬉しい。それから去年団体優勝できたので、今年も優勝できるように。自分のポイントが高いってこともわかっているので、きちんと稼いで慶應を抑えていかないと。自分も優勝したいけど団体で連覇したいです。

廣川優音
(今日を振り返って)
今回は第一目標は1番楽しそうに踊ることだったので、それはク達成できたと思います。それからこの大会に向けてダブルジャンプの完成度を高めてきたのに2つのダブルジャンプが決まらなくて悔しい気持ちでいっぱいです。
(ジャンプ改造の進捗)
試合ではジャンプの得点の割合が高いので、決めないと上位には上がれません。もっとジャンプ力の強化を基礎練習やフォームの見直しからやっていかないといけないと思ってます。
(春関での目標)
第一にジャンプをきちんと決めること。1年生のときは試合に出ることが楽しくしょうがなかったんですけど、その時代はもう終わったと思っています。2年生以降は成績を出すことが体育会の使命だと思っているので。結果ばかりに囚われるのも良くないと思いますが、結果を出しつつ自分が納得できる演技をしたいです。
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