2014/06/04

空手部


悲喜こもごもの個人戦

◆第42回関東学生空手道選手権大会◆
5月25日 国士舘大学世田谷キャンパス

悔しさの残る結果に終わった団体戦から3週間。立大空手部は個人戦に臨んだ。男子個人組手で飯村(済4)が史上初となるベスト8入りするなど、昨年度よりも結果を伸ばす選手が続出した。

・男女形
真剣な表情で演武をする加藤
立大の先陣を切って登場したのは、女子個人形に出場した加藤(コ2)。力強く「バッサイダイ」を演武したが、21.8と得点が伸び悩んだ。男子個人形に出場した鈴木(済1)は「クルルンファ」を演武。新入生ながら堂々とした演武だったが、こちらも22.0と得点が伸ばせず決勝トーナメントに進むことはできなかった。

・女子個人組手
主将の森(コ4)をはじめ矢野(済4)、塚本(文3)が4回戦に進出するなど、昨年を上回る結果を残した。立大の選手は全員2回戦からの登場となった。
最初に登場したのは森。上段突き、さらには中段蹴りで得点を重ね6-0で勝利を飾った。3回戦でも突き技、蹴り技を織り交ぜた攻撃で相手に隙を与えない。6-0で勝利し、4回戦へ進む。しかし迎えた試合では、序盤に中段蹴りを決められリードを奪われると、自ら技を繰り出すもなかなか決まらず敗れてしまった。
茂木(観3)は強豪・駒大の選手との対戦で苦しい展開に。反撃を試みるも突き技を決められて初戦敗退となってしまう。大橋(文2)は開始早々に上段突きを決めたものの、相手に1点を返されて試合を振り出しに戻されると、警告で相手に点を与えてしまい、惜しくも敗退。山浦(文1)はポイントをなかなか決め切れず、1-1で延長戦へ。自ら間合いを詰めて攻めていくもあと一歩及ばず、0-1で敗れてしまった。
脇坂(コ1)は中盤に上段突きを2本決め、勝利を収めた。3回戦では勢いよく攻めてくる相手にも落ち着いて対応する。しかし、自分から突き技を繰り出していくも得点に結びつかず1―6で敗北。敗れはしたものの、新入生ながら堂々とした試合運びが光った。
矢野はすべて上段突きで得点を奪い、初戦を突破。続く3回戦は拮抗(きっこう)した試合となり、延長までもつれた。途中相手が出血するアクシデントがあり、一時試合が中断。集中しづらい状況だったが、勝利をもぎとった。4回戦では中盤まで2-2と競り合う展開だったが、自身が負傷し治療を受ける。少しの中断を経て勝負は再開されたものの、終盤に突き技を決められ悔しい敗戦となった。
塚本は初戦、相手の様子を伺いながら突き技で得点を重ねていき、勝利。3回戦では序盤に上段突きを決めると、落ち着いた試合運びで4回戦進出を決めた。4回戦、こう着状態が続いていたが、終盤に突き技を決められ0-2で惜しくも敗れた。

・男子個人組手
最初に登場した首藤(現2)は前半上段突きを決めるものの、忠告を受けた後相手にペースを奪われ初戦で惜しくも判定負け。形にも登場した鈴木は果敢に相手と組み合ったが、最後は一本を決められ敗戦となった。平田(現4)、中木(法2)、松島(営2)、原田(文1)も積極的な姿勢で相手の隙を狙いに行ったが、初戦敗退。それぞれに課題の残る結果となった。相手の棄権で2回戦に進んだ希代(文1)も、その先へ勝ち進むことができなかった。
引き締まった表情で登場した宮武(コ3)は初戦、冷静に隙を狙い上段突きを決めていく。そのまま自分のペースで試合を進め3-0で勝利。続く3回戦では互いに譲らず0-0で判定に持ち込まれ、わずかに及ばず敗退となった 。
染谷(文3)は突きを中心とした攻撃で相手に得点を許さず、3-0で初戦を決める。迎えた次戦は、相手を引き離すことができず混戦となるが、最後まで攻めの姿勢を崩さず、5-3で競り勝った。しかし続く試合では0-1で惜しくも敗れ、大会を終えた。
圧倒的な強さをみせた飯村
主将・飯村(済4)は、安定の強さを初戦から発揮。相手に対し最適な突きや蹴りを見定めながら、着実に勝ち進んでいく。4回戦では上段蹴り1本を華麗に決め8-0で勝利を飾るなど、相手に隙を与えない。迎えた6回戦、先に相手に上段蹴りを決められてしまう。追いかける形となったものの、突きを中心に積極的な試合を展開し3-1で勝利を収め、ベスト8入りを果たした。緊張感が張りつめる中始まったコート決勝。開始直後はお互いに様子をうかがい試合が動かないが、開始40秒が経とうとしたところで一瞬のスキを突かれ1本を取られてしまう。その後もなかなか決定打を決めることができないまま時間が過ぎ、0-8で敗北。しかし本人がわずかに悔しさをにじませながらも「すごく嬉しいです」と語ったように、ベスト8という立大史上初の結果で大会を締めくくった 。

今回の主将・飯村の活躍は、空手部員それぞれに強く印象づけられたはずだ。個人だけでなく団体でもさらに上を目指し、立大空手部はこれからも飛躍を遂げていくだろう。
(6月3日・糸瀬裕子、小林早紀)

◆コメント◆
塚本睦
「今回が大学の試合に出て初めてベスト32という結果だったので、気持ちはうれしいです。でももっと上に行けたらよかったなっていう気持ちもあります。今大会は自分の高校の同期がいたので、そこまで上がれればいいなと思っていたんですけど。ちょっと悔いがあります。一、二本の取り合いのような試合だったので、集中はしていたと思うんですけど、もう少し自分から攻められたらよかったです。次は10月の試合で、いま卒業した先輩方がいい結果を残しているので、それに近づけるような結果を出せるように頑張りたいと思います。」

飯村涼太
「すごくうれしいです。準々決勝の人ももうちょっといけるかなと思っていたんですけど、1ポイントも取れなくてちょっと悔しかったです。(今日の試合)山がすごく良かったんので、ちょっとずつ調子を上げることができて、徐々に相手も強くなってきて、ちょうど良く、調子が上がったかなと思います。(準々決勝について)思っていたより強かったです。攻めに来る感じはしないんですけど、すぐ来るので、凄いなと思います。来たところをどうにかしたいっていう思いがあったんですけど、来る瞬間がわかりづらくてすごくやりづらかったです。最初の方の人とやる時は、来ない分、攻めなきゃいけないと思っていて、強い人とやる時は、来てくれるんで自分はやりやすいんですけど、そこでもう少し、自分でいけたり、来る前に攻めれたらもっと良かったなって思いますね。避けて相手が崩れたところを狙っていたつもりだったので。(目標は)全日本学生は、ベスト16が高校の時のインターハイの成績だったので、ベスト16以上にはいきたいなと思います。身体作りもちゃんとして、いっぱい試合すると思うので、体力作りをして、今日、やったけど入らなかったとか全然だめだったってところがあったので、それをもう一回見直していきたいと思います。」
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