2014/06/29

アメリカンフットボール部


強豪に粘り勝ち

◆2014年度関東大学アメリカンフットボール春季オープン戦◆
6月22日 対関大 関西大学千里山キャンパスグラウンド

6月22日 対関大KAISERS

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

26

関大

14

21


「この春で一番いい試合にします」。HC一瀬はこう意気込み、春の集大成として臨んだ今試合。対戦相手の関大は関西3位の実力校であり、日本一を目指す上で絶対に倒さなくてはいけない相手だ。強豪との一戦はラスト1秒の劇的なタッチダウンで見事勝利を手にした。

期待のルーキー鈴木理
関大の攻撃で試合開始するが、LB#56星野(社1)のインターセプトによりすぐさま攻撃権を奪取する。敵陣10yからのファーストダウンという絶好のチャンスを生かしたい立大。だが、思うようにゲインできずに4thダウンにFGを選択。RB/K#37細谷(異2)が確実に蹴り入れ、先制に成功した。第2Qでは、自陣40y地点からのゲインをスタートさせ追加点を狙うが、上手く攻め込めず、細谷のFGも失敗に終わる。続く関大の攻撃を防ぎ切り攻撃権を獲得すると、QB#4荒川(社3)が自身のランプレーで積極的に攻め、最後はRB#30茂住(異4)のランでTD。その後もディフェンス陣が安定したブロックで粘り強く抑え、10-0の無失点で前半を終了する。
迎えた後半戦、荒川からWR#21鈴木理(文1)へ約20yものロングパスが決まり大きくゲインする。小気味よくダウン更新し、RB#39金子(観1)がTDを決め、17-0で大きく相手を引き離しした。ベンチにはほのかに安堵の色が漂うも、ディフェンス陣のリズムが崩れ、35yにも及ぶロングパスを許しTDを奪われてしまう。その後にOLB#45坂口(コ4)のQBサックで攻撃権を奪取するも、以前として試合は関大のペースのまま。ダウンが更新出来ず、さらには相手リターナーにパントリターンTDを奪われてしまう。17-14と得点差を詰め寄られ、試合は最終Qに突入した。
オフェンスを牽引したQB荒川
何とかして相手を突き放したい立大。茂住のランで敵陣15yまで前進するも、QBサックをされ大きくロスしFGも失敗に終わる。その後も茂住を中心に果敢に攻めこむが、TDには届かない。FGを選択しこのまま逃げ切りを図るも、関大にあっけなくTDを奪われ20-21と追い込まれてしまう。残り時間1分24秒、何とかして逆転しようと奮闘するオフェンス陣。ベンチも鼓舞する中、OL陣の力強いブロックと QB#8瀬本(社4)の落ち着いたプレーで敵陣39y地点まで攻め込んでいく。試合時間残り5秒、決まれば逆転外せば敗北のラストプレーに立大は再びQBに荒川を投入する。荒川からのパスをエンドゾーン内のWR鈴木理がキャッチ。逆転TDが決まり26-21で本学の勝利で幕を閉じた。

「フィニッシュ・ハードを練習時から常に意識していた。そういう普段の心がけが、気持ちが切れずに最後まで諦めないことにつながった」と監督中村(90年卒)は試合を振り返る。「きつい状況の中でも自分達の力を振り絞って、いい結果を出せる力がついてきたのかなと思う」と主将・茂住もチームとしての成長を実感していた。この春得た課題と収穫を活かし、秋には更なる進化を遂げた彼らを目にすることになるだろう。日本一へGOラッシャーズ!
(6月27日・吉川由梨)


◆コメント◆
◎監督 中村剛喜
○今日の試合を振り返って
――練習してきたプレーが実際の試合で決まったのは収穫ですね。ただ、そこに至るまでに、自分たちの用意してきたものを出来ていた部分も増えてはきたんですけど、まだ全然出来てない部分もあることが改めて分かったので、そこをどうやって夏に修正して慶応戦に臨むか、という感じの試合でしたね。
○最後のプレーのメンタル面
――フィニッシュ・ハードを練習時から常に意識していました。ハードにフィニッシュするっていうのは、常にウォームアップとかダッシュ一本一本から最後までやり切るということです。そういう普段の心がけが、あの場面で気持ちが切れずに最後まで諦めないことにつながったのかなと思います。
○1年生について
――経験者と未経験者の間で差はまだありますけど、秋のリーグに向けて未経験者も含めて1年生が戦力になるからきっちり体も含めて追いついてこいっていうのは常に言っているんで。そういう意思は持って日々過ごしてくれているかなと思います。
○収穫
――最後の最後まで諦めずにやり切って、それが結果として白星につながったってとこですね。やっぱり勝ち癖っていうのは大事なんで、競ったところで負けるのといい結果で終わるのはやっぱり違うんで、今まで自分たちがやってきたことは間違いじゃないんだというのを示していると思うんで自身につながるという意味では収穫じゃないかなと思います。
○リーグ戦に向けて
――秋に向けて課題はたくさんあるんですけど、一つはフィジカルで相手校を圧倒するようなフィジカルができてないです。そこは何とか修正していきながら戦略的なことは大まかな方向性は見えてきましたので、ただファンドメンタル基本の動作の精度を上げていくって感じですかね。

◎RB#30 茂住
○終盤に追いつかれてしまったとき、どのようにチームを盛り上げていこうと
――今まではチームの流れとして、リードしていたのを相手に逆転されたときにそのまま流れを変えられないことが多かったので、そういうことがないように自分達が春の今まで取り組んできたことをもう1度頭にインプットし直しました。もう一回立て直そう、もう一回やり直そう、というのを意識しました。
○春シーズンを戦ってきてチームの雰囲気は
――徐々に疲れっていうのも溜まってきましたし、今回の試合の前の練習についても結構疲れが見えるっていう部分が多くて。秋の試合でもこういうきつい状態はたくさん見ると思うんですけど、今回の試合に勝てたということは、きつい状況の中でも自分達の力を振り絞って、いい結果を出せる力がついてきたのかなと思います。
○ラストシーズン、秋に向けて自分とチームの目標は
――自分の目標も日本一ですし、チームの目標も日本一です。やはり自分達が日本一になりたいっていう気持ちと同時に、自分自身の気持ちが一番強くなきゃいけないなと思っているので。自分が一番日本一になりたい気持ちを持ってやっていきます。

◎OL#54平松(観4)
○今日の試合を振り返って
――前半ディフェンスが抑えてくれていたので、それに乗じてオフェンスも点数をとれてそこそこチームとしてよかったと思うんですけど、後半やっぱり相手が前半でアジャストしてきたときに出せなくなることは課題だったかなと思います。でも最後に1年生がああいう形でとって逆転できたのはチームとしてよかったかなと思います。
○最後のプレーの際にチームにどういった声掛けを?
――本当にOLとしてはDLをプロテクションしてQBが投げるまでの時間を稼いで後はレシーバーが取ってもらうしかないんで、しっかりプロテクションをするってことで特に声掛けとかはしてないんですけど、自分たちの仕事をしようと。
○オフェンスの雰囲気は?
――オフェンスはとても仲が良くてそれはいいことなんですけど、仲が良すぎて言いたいことを言えない環境がありますね。それはこれから勝つためにそういう面で厳しくしていかないとなって思います。
○OLの連携の図り方
――LINEでグループを作ってその日の課題とかをみんなで共有しています。今年は2枚抜けちゃったんでその分の補強をどうしていこうかを考えているんですけど、後輩の2人がすごく伸びてきていて。彼らはすごい努力家で必死に頑張ってくれているんで放っておいても伸びると思っています。OLは切磋琢磨しながらやってきているんで、雰囲気はとてもいいです。
○ベンチで気を付けていることは?
――ベンチワークで3回で攻撃終わって帰ってきちゃったとしても、ゲームは続くんで次どういう風にしようとかそこで1回のミスとかで落ち込ん出てもチームのためにならないんで。HCもよく言うんですけど、ミスしたら次のプレーでやり返す。ミスしても帰ってからレビューすればいいんで、その試合の時は反省するとかじゃなくて次どうすればいいかを考えてますね。
――ベンチワークで3回で攻撃終わって帰ってきちゃったとしても、ゲームは続くんで次どういう風にしようとかそこで1回のミスとかで落ち込ん出てもチームのためにならないんで。HCもよく言うんですけど、ミスしたら次のプレーでやり返す。ミスしても帰ってからレビューすればいいんで、その試合の時は反省するとかじゃなくて次どうすればいいかを考えてますね。
○課題
――課題はフィジカルですね。関西の選手はフィジカルがたぶん一番強かったです。そこで自分たちのフィジカルのなさを痛感しました。これから自主トレ期間に入るんで、そこで各々ウエイトだったり、各自の弱い部分を補っていけるので、この1か月でどれだけスタンダードを上げられるかってことだと思います。

◎OLB#45坂口
○今回の試合を振り返って
――率直に、勝ちという結果が得られたのはよかったかなと思います。その中でディフェンスは、前半は自分たちのやろうとしていたことや、ファーストシーズンが始まってこれを目指そうと言ってきたものが春の中だと一番できていた試合でした。ただ後半になるにつれ、徐々に自分たちからミスや足が動かなくなり、最後は点差を詰められてしまう試合になっていました。前半では自分たちのものができて、後半で毎回の弱みがでて、この夏何を取組むかが明確に出てきた試合でした。
○QBサックについて
――立大の今のディフェンスはどんな攻められる時でも引かずに、自分たちが攻めるスタイルを貫いているので、押されている中でも自分たちの攻めたディフェンスで、相手にロスを与えるいいプレーができたのはよかったです。
○リーグ戦への意気込み
――昨年は関東1部Aブロック2位でしたが、リーグも再編されて厳しい試合が待っているので、春も上位校の慶大に負けましたし。この夏は死に物狂いで練習をして、自分たちが二倍も三倍も強くなっていかないと昨年の2位という結果さえも残せないかなという感じですね。

◎QB#4荒川
○今日の試合を振り返って
――春の最後の試合ということでオフェンスとしては集大成、今までやってきたことをすべて出そうっていう試合だったのでそこを意識しました。春はランプレーがベースになっていて、その上でパスも一から見直してしっかり一つ一つ組み立てていくのを練習でやってきたんで、そういうのがこの試合で出たかなと思います。
○最後のTD時チームへの声掛けは?
――必ず取れるってことだけを信じてやっていこうって話をして、全員の気持ちが乗ったボールだったんで自分はとにかく大事に全員の思いを乗せて届けようって思いで投げました。
○自身のランについて
――高校の時から走ることはすごく得意で。でも1、2年生の時はそれを前面に押し出してはなくて、今年の春もずっと自分の中で及第点になることはなかったんです。でも今日春の最後だったので一つ割り切って自分で走れると思ったら走って積極的にランを狙っていくっていうのがよかったのかなって思います。
○オフェンスの雰囲気
――去年に比べたらみんなでやるって雰囲気が強いです。去年は一人すごく上手いQBがいてその人が周りを生かすって感じのオフェンスだったんですけど、今年自分がまだまだ未熟だってのもありますが、みんなで支えあいながら最終的にはいい雰囲気になって、ベンチワークもオフェンスは課題にしていたのですが今日はとてもよかったかなって思います。
○リーグ戦に向けての意気込みと課題
――今年からリーグ編成があって厳しい戦いになるとおもうんですけど、必ず日本一を獲るって思いでこの夏しっかり追い込んでやっていきたいと思います。自分のランプレーだったりっていうのを向上させることと、マークされてる時にかわせるパスだったり、全体的にまだまだ未熟なのでQBとして成長していければと思います。
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