2014/07/02

洋弓部


惜敗、史上初ならず

◆第49回全日本学生アーチェリー女子王座決定戦◆
6月21~22日 ヤマハリゾートつま恋 多目的広場
立大1エンド2エンド3エンド4エンド 
1098X7669 
三浦107769888 
後神X8786378 
合計54463946185
学習院大44435250189

 選手たちが口々に「憧れの舞台」と語った王座。全国から強豪校が集い、2日間にわたって開催される全国大会だ。創立以来二度目の挑戦。女子チームは前回なしえなかった本選1回戦突破を掲げ、決戦の舞台へと乗り込んだ。

試合前、円陣を組んで士気を高める選手たち
 1日目のランキングラウンドは普段のリーグ戦とは異なり、36本を2回打つ、70メートルラウンド。18チーム中下位2チームが予選敗退というルールだ。立大からは濵(済1)・後神(異2)・三浦(コ2)・金田(法4)の四人が出場し、10位からのスタートとなった。慣れない70メートルの練習は万全ではなかったが、後神が自己新・チーム新を更新する547点を叩き出し、本番での強さを発揮。目標である8位には届かなかったものの後半に巻き返し、9位で予選を通過した 。
 2日目本選は70メートルオリンピックラウンド方式で行われる。2分間で6本、1人2本ずつをローテーションしながら打つ。15~20分で試合が終わってしまうため、普段の半分の時間で打たなければならず、早さと正確性が求められる。昨日の四人から濵・三浦・後神が選出され、今大会で引退の主将・金田は「勝っても負けてもとにかく自分たちの射をして欲しい」と後輩たちを見守った。
1回戦の相手は、同じく関東リーグから勝ち上がってきた学習院大。予選ラウンドは8位通過と実力は拮抗している。「勝てるかどうかは選手のコンディション次第」と武藤コーチ。勝ち抜けば、創部史上初の全国ベスト8となる。前回の雪辱を果たすため、ここまでやってきた。雨の降りしきる中、立ち込める応援の歌声と熱気に包まれて試合はスタートした。

試合中もリラックスした表情を見せた選手たち
1エンド目は一射目から三人とも高得点をマーク。いきなり全大学トップの点数を叩き出し、相手を突き放す。1,2年生のチームながら、全国の舞台でもひるまずに力を見せつけた。選手たちは笑顔を見せ、応援に応えるようガッツポーズ。2エンド目で13点差をつけ、駆けつけた男子チーム・OBOGの応援も一層大きくなる。勝利は目前かと思われた。しかし3エンド目。立大が点を落とすと、逆に相手が一気に点を伸ばし、逆転を許してしまう。選手たちは「大丈夫、行けるよ」と前を向いた。
 わずかな点差で迎えた最終エンド。点数は持ち直したものの相手にあと一歩迫れず、185-189 で惜敗。「3エンド目まで競っていて、行けるかと思ったがあと一歩だった」と三浦。一回戦突破の悲願は果たせなかった。

 しかし、この敗北から得るものは多い。武藤コーチは「1,2年生のチームながら、初の王座という大舞台の一発目で力を出せた」と語る。来年、再来年と、彼女たちには次の王座が待っている。「3年間をかけて、一つでも順位を上げられるように」。負けこそしたものの、次に繋がる試合となった。後輩らについて金田は、「来年からは王座常連校を狙ってほしい。今度は一回戦目で勝って雪辱を果たしてほしいです」とエールを送る。この悔しさをバネにより一層実力をつけ、彼女たちは再び王座の舞台へ戻ってくるだろう。

(6月30日・島﨑まりん)

◆コメント◆
金田(法4)
―初めに、今日の感想をお願いします。
途中までは勝っていただけに、悔しいという感じですね。ただ途中まで点数を取れていたということで来年に繋がる結果になったと思っています。1エンド目は出だしがとっても良かったので、このままいけるんじゃないかって思っていました。2エンド目にかなり相手と差をつけていたので勝てるんじゃないかと思いました。3エンド目はちょっと崩してしまって、そこでたまたま向こうが点を上げてきたので逆転されてしまって。でもそこで1点差だったのでまだチャンスはあるのでいけるぞって感じだったんですけど、4エンド目でもちょっと詰め切れなくて。
―今日、金田さんは最終戦でしたが、どういう気持ちで見ていましたか。
勝っても負けてもとにかく自分たちの射をして欲しいなと思って見ていました。
―後悔はありませんか。
悔いはないですね。悔しいですけど、皆来年がある子たちなんで、来年に向けて頑張って欲しいです。
―ではその後輩たちに何か言葉をお願いします。
今回2年ぶりに王座に行けたので来年からは王座常連校を狙ってほしいなと思います。あとは、今度は一回戦目で勝って雪辱を果たしてほしいです。
―後輩たちなら大丈夫だと思いますか。
はい。大丈夫です。
―今日も応援がすごかったですけど、どうでしたか。
皆元気がいっぱいで力になりました。雰囲気づくりはやっぱりとても大事だと思いました。
―次回はどうしたら勝てると思いますか。
そうですね、でも今回は、これが悪かったから駄目だった、という訳でもないので、とにかく王座常連校になることから、ですかね。

後神(異2)
―感想について
4点差で、最初勝っていただけに悔しかったです。こちらが落ち込んで、向こうが上げてきた3セット目で、自分が点数を落としてしまったので申し訳ないです。
―応援について
とても頼もしかったです。返ってくる途中に、歌とかが聞こえて励まされました。
―4年生、金田さんについて
とにかく「ありがとうございました」の一言です。お疲れ様でした。
―2日間について
楽しかったです!
―今後は
個選に向けて切り替えて、いいスコアを狙います。

三浦(コ2)
―今日の率直な感想
悔しいですけど、嬉しかったですね。
―1~4エンドまで振りかえって
1エンド目は点数がどの大学よりも高くて驚きました。2エンド目からは下がっていったんですが最後はすこし持ち直したと思います。
―王座の感想
初めてだったので、緊張しました。疲れました。王座中はサポートもすごくて。至れり尽くせりというか、労ってもらいました。
―下級生として、来年からはどう部を引っ張っていくか
来年も王座に出たいです。
―王座の経験を来年どう活かす?
部のみんなで、明るく楽しんでやりたいです。
―今回の反省は
怖がると言うか。ゆるんでしまって、もっと自信をもってやれたら良かったです。
―次は夏の個戦ですが、意気込みは
頑張ります。

濱(済1)
―今日の試合の感想
最初、本当にびっくりするくらい得点が出て、得点が出た後ってみんな緊張しちゃうんで、ちょっと怖かったんですけど、でも最後まで楽しくできました。
―今日の打つ順番は?
私は高校の頃から最初で、一発目から当てられる人がだいたい最初で、二番目が外したときにサポート、で最後の人が早く打てる人っていう風になってます。
―1番手に対する意気込みは?
高校の頃からずっと一番手しかやっていなくて、結構一番手には慣れてました。
―逆転された時の雰囲気は?
「大丈夫だよ。行けるよ」みたいな感じに、ずっと前向きにやってました。
―今日は応援は聞こえましたか
はい。周りの学校の応援がすごかったんですけど、よく聞こえました。
―今日は楽しそうだったと思いますが、どうでしたか?
結構表情には出ちゃいますね。でも団体の時はいつも楽しむって決めてるんで。個人の時は当たんないと不機嫌になるっていうか。でも当たったら普通、みたいな感じだったんですけど、でも団体の時は、当たっても当たんなくても楽しんでました。
―今日得た反省
やっぱりムラがあるので、平均してずっとあてられるようにそこを直して、個選もやっていきたいなと思います。
―個選の目標
とりあえずインカレまで行って、いい成績を残すってことですね。
―4年生の引退
本当に今まで引っ張ってきてくれてありがとうございました。感謝の気持ちです。
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