2014/07/05

自転車競技部


収穫のレース

◆第83回全日本自転車競技選手権大会ロードレース◆
6月28日 岩手県八幡平市・岩手山パノラマラインコース  

 学生・プロ関係なく世代別で全日本の頂点を決める今大会。立大から佐々木(法4)、高木(理3)の2名が出場したU23のカテゴリーは、1周15.8kmを11周回、全長173.8kmという比較的長距離なコースだ。横風に注意が必要な平坦路、ゴール手前の3kmの登りなど勝負の分かれ目が多くあるコースレイアウトの中でどのような勝負が展開されるかが注目された。

集団内で飛び出す契機をうかがう高木
 レースは序盤から強豪・鹿屋体大がコントロールする形で進む。佐々木はハイペースな展開ついていくことができず、1周目で無念のDNFとなってしまう。2周目に入り石橋(鹿屋体大)と倉林(日体大・院)など4人がアタックし先頭集団を形成すると、徳田鍛造(鹿屋体大)を含む追走集団、その後ろにメイン集団という展開に。高木はメイン集団から全体の動向をうかがうこととなった。レースが進むにつれて徐々に先頭と後続との差は広がり、5周回目で2分20秒まで拡大。しかし、序盤から早いペースでレースが展開されたことで先頭集団や追走集団もメイン集団に吸収され、レースは振り出しに戻った。
  中盤、徳田鍛造・徳田優(鹿屋体大)兄弟の逃げが成功。昨年の全日本選手権王者とインカレ王者の強力な逃げに、集団は2人を追うことを余儀なくされる。依然として集団内でしかけるタイミングをうかがっていた高木は、黒枝咲哉(鹿屋体大)や鈴木龍(SEKIYA)らと集団をコントロール。ペースアップを図るものの先頭との差は縮まらない。
レース後半粘りの走りを見せる高木
そんな中、メイン集団から10人ほどの選手が飛び出し逃げグループができる。ここで高木はこのグループが捕まることを予測し、集団内に留まることを選択。しかし、「一瞬の判断ミスが今回の結果の要因になってしまった」とレース後語ったようにこの逃げが成功。なんとか追い上げようとペダルを漕ぎ続けたものの、残り2周回で降り出した大雨や強い横風の影響で逃げを捕まえることができない。最後は残る力を振りしぼり、登りで数人の選手を抜き去り20位でゴール。一昨年の同大会では同じコースでDNFとなっているだけに完走という最低限の結果を残した。しかし10位以内も狙える展開だっただけに、手応えと悔しさ両方が残るレースとなってしまった。

次に控えるのは、昨年学生2位と好成績を残しているRCS第4戦・大町美麻ロードレース。得意の登りが多いコースだけになんとしてもいい結果を出したいところだ。復調の兆しが見えているだけにこの流れを断つわけにはいかない。大一番のインカレまで残り約2か月、いよいよ勝負の夏が始まる。

(6月30日・古川香菜子)

◆コメント◆
高木
調子が上がってきたのかなと思ったレースでした。毎年逃げが決まっていて、最初の逃げに乗っていれば今回のレースでは1桁台の順位もいけたのかなと。(逃げを容認して)いいかなと思っていたんですけど、読みが甘かったですね。結局僕はメイン集団にずっといて、ほかの選手たちとローテーションを回して集団をコントロールしたり登りでペースアップをしたり。でも終始鹿屋がレースを支配しているなという印象はありましたね。(勝負勘は)少しずつ戻ってきているかなという感じです。ただ今回は逃げの見極めができなかったというのが反省点です。今回のレースは(宇都宮)ブリッツェンとか(那須)ブラーゼンとか、普段一緒に走ることのないような選手たちがいる中でプロはやっぱり走り方を熟知していて。協調してくれる部分はしてくれるので比較的効率的な試合運びにはなったのかなと思います。一昨年出場したときは同じコースでDNFに終わって。今回一応完走というのが第一目標ではあったので、最低限の結果は残せたんじゃないかなと思います。次の美麻のレースは去年学生で2位だったので、今年は優勝を狙います。
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