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2014/09/25

自転車競技部


主将の意地

◆2014年文部科学大臣杯 第70回全日本大学対抗選手権自転車競技大会◆
8月31日 日本サイクルスポーツセンター 5kmサーキットコース
インカレ最終種目は傾斜の激しい山道を140kmも走るという過酷なロードレース。立大からは関谷(観1)、高木(理3)、渋谷(済3)、小菅(法4)、佐々木(法4)、森田(文4)が出場した。周回を重ねるごとに次々と各大学の選手たちがDNFしていく中、主将である高木を筆頭に、立大勢は険しいコースに立ち向かった。

スタートの合図でクラス1から順に選手たちが出走する。立大勢は健闘したものの関谷、高木を残して早々にDNFとなってしまった。関谷、高木はメイン集団の後方で周囲の様子をうかがいながら回周を重ねる。主将であり、エースでもある高木を勝利に導くため関谷が風よけとなり高木を引く。チームプレーを見せていた2人だったが関谷が9周目でペースを下げてしまい、12周でDNF。高木はここから1人で走らなければいけなくなってしまった。
山道を激走する高木


しばらく集団後方で成り行きを見守っていた高木が動き出したのは14周目。レースの半分に差し掛かったところで高木はメイン集団前方に躍り出る。しかし周りも精鋭ぞろい。メイン集団からは抜け出すことができず、再び吸収されてしまう。それでも高木は意地を見せ、24周目にはメイン集団を抜け出し、更に前へ前へと進んでいく。27周目には15位につけ、最後は息を切らしながらも完走した。

4年生にとっては今大会が最後のインカレ。完走をすることはできなかったものの、それぞれがレースを楽しみながら走ることができた大会だったようだ。また、下級生の活躍が著しく、特に主将である高木にとっては次の大きな目標であるRCS優勝への追い風となることだろう。

(9月24日・大西恵理子)

◆コメント◆
高木
去年は美麻が終わった後に練習しすぎて筋を痛めてしまって激痛が走る中の完走だったので。今回はちゃんと調整もしてきて怪我もしていないので、その結果は当たり前なのかなと。でもインカレにきて調子は上がってきてたのでそれは良かったのかなと思います。ポイントとか意外といけるんだなとか、ちょっと苦手意識あったんですけど、得意な種目になりつつあります。ただ国体で一応トラックはやめるつもりなので、あとはロードに専念します。きつかったです。
森田
きつかったです。最初からきつかったです。最初に強豪校がペースを上げて落とすみたいなのが例年のインカレのセオリーなんですが、ふるい落とされる側になってしまいました。 精一杯走ったと思います。最後のインカレでしたが終わる実感がないです。もう少し続けようかなと思っています。秋くらいまでは。冬場は寒いので、気持ちが続けば。六大戦を目安に。もう一勝はしたいですね。そうしたら悔いなく辞められるかなと。勝ったら辞めます(笑)
佐々木
体調は万全でした。就活があった影響で体力的にはだいぶ衰えていました。就活期間はまったくトレーニングはしていなくて、終わってからようやく自転車に乗る感じでした。これで引退なので、一緒にみんなでやってこれて良かったと思います。4年間の一番の思い出は去年の試合です。2年間一緒にやってきた仲間と団体を組んでいい結果を残すことができたのでそれが一番思い出に残っています。
小菅
めっちゃきつかったです。自分あんまり上りが得意じゃないので、今回のコースは本当に上りと下りしかなくて、休むところがなかったです。意外と下りの方が実力差が出るというか、結構下りが難しいというか。そこでついていけなかったです。収穫があったなんて言えるような内容じゃなかったんですけど、まあでもやっぱりもうちょっと頑張ろうかなって気持ちが芽生えたというか、元々六大戦くらいまではやろうかなと思ってたんですけど、かなり情けない試合になっちゃったんで。夏明けからもう一回頑張ります。
関谷
きつかったです。死にそうでした(笑)。最初が早かったですね。(途中までは集団に)あのままのペースだったらついていけたと思うんですけど、急に法政とかがペースをあげて、そこでちぎられました。完走を目標にしてたのですが、半分も走らないうちに降ろされてしまって、ちょっと悔しいです。来年は少なくとも完走はしないとなと思います。 自分が目標としていたことが全く達成できていないので、ちょっと練習が足りなかったなと思います。来年はもっと追い込んでいきたいです。できれば入賞したいですね。
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