2014/10/03

剣道部


史上初の女子関東3位

◆第40回関東女子学生剣道優勝大会◆
9月19日 東京武道館

男子の激闘から一週間。全日本学生出場、上位入賞を目指して挑んだ女子の戦いは、立大剣道部の歴史に残る結果となった。春の関東個人では悔しい結果に終わったが、主将は今大会の躍進を確信しているようであった。

 気迫あふれる打ちを見せる田中
シード校として臨んだ今大会は、2回戦の日本獣医生命科学大戦からのスタートとなった。先鋒(せんぽう)の千波(文2)が2本の面を決めて勢いをつけると、チームもこの流れに乗り、5人全勝で幸先よく初戦を突破する。勝てば全日本学生出場が決まる3回戦は桜美林大との勝負となった。ここでも千波が活躍。相手の面に対して鮮やかにドウを抜いて一本を取ると、さらに面を奪い2本勝ちを収める。次鋒戦では1本勝ちを取られたものの、中堅の主将・田中(済4)が相手の面を捉えて1本勝ち。相手に追撃の隙を与えない。立大はそのまま終盤の相手の猛攻をしのぎ、3回戦突破。この時点で全日本学生の出場を決める。
「絶対的なエースがいるようなチームではないんで、全員がまとまった時に勝ち上がっていけるのかなって」、「ベスト8はもちろんのこと、行けるところまで一つ一つ確実に潰していけば、どこまでも行けるチームだと思います」とは、今大会前、田中に試合への意気込みを聞いた時のコメントである。ここからの戦いは、まさにその言葉通りの展開となった。まずはベスト8をかけた試合。同じシード校の慶大との勝負となった。先鋒が引き分け、続く次鋒は山田(社2)。桜美林大戦で1本を取られた借りをここで返すかのように鋭く攻めると、中盤で相手を面で仕留め、1本勝ちを収める。田中も相手の打ちに対してドウを抜き、さらに面を連取。立大優位で試合が進む。ところが、副将・高木(文4)が2本負け喫してしまい、試合の流れが慶大に。2本取られれば逆転負けの厳しい場面。ここで嫌な雰囲気を断ち切ったのが大将の鈴木(文3)だった。開始早々に面を奪い、立大に勝利をたぐり寄せる。相手もベスト8を狙う強豪、終盤の猛攻をするが、鈴木は最後まで相手に1本を許さなかった。去年に並ぶベスト8を決め、準々決勝に進む。
偉業を達成した団体メンバー 
立大剣道部の歴史の中で、女子では未だ成し得ていない偉業へ。対する相手は去年の準優勝校であり、全日本学生個人でベスト8の実力者を擁する強豪駒大。立大と対照的なチームとの戦いとなった。先鋒の千波は時折危ない場面も見られたが、相手に有効打を与えず引き分けに持ち込む。続く山田がここで勝負強さを見せる。序盤、相手が間合いを不用意に詰め、小手にきたところを引き込んで相小手面で合わせる。さらに終盤に相面を決め、2本勝ちで次につなぐ。中堅の田中。駒大は後半にエースが控えていたため、なんとか1本が欲しい場面であったが、最後まで取りきれずに引き分けに持ち込まれる。実力者との副将戦は、この試合から抜てきされた矢田貝祐(コ3)に託された。試合開始10秒、相手が不用意に面に来たのを見逃さなかった。相手を引き込んで一瞬早く乗った矢田貝の面は、立教の勝利をたぐり寄せる価千金の1本となる。そのまま4分が経過。審判が矢田貝の勝利を宣言した瞬間、立大史上初の関東3位が決まった。

迎えた準決勝。相手は男子アベック優勝を狙う筑波大。ここまで勝ち上がった強豪を相手に、立教は先行を許してしまう。先鋒の千波、副将の矢田貝が2本負けを喫し、決勝進出とはならなかった。それでも初の偉業を成し遂げ、閉会式では堂々とした面持ちで賞状を受け取った。涙の初戦敗退から丸2年。肩からメダルを下げ、仲間と集合写真に写るには笑顔が部員にはあふれていた。次は11月に行われる全日本学生。再び立大が一つになったとき、笑顔はじける大会になることだろう。
(10月3日・浅野徹)
Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.