2014/10/22

女子ラクロス部


圧勝、FINAL4進出決定!

◆第27回関東学生ラクロスリーグ戦◆
10月12日 対日体大 立教大学新座キャンパスグラウンド

◆第27回関東学生ラクロスリーグ戦◆

立大

2-3

日体大

0-6

【得点者】白城2、阿部2、小畑、榎本、三澤、小出


 FINAL4進出をかけたリーグ最終戦。応援席には立大ファンはもちろん、慶大、明大といった他大学の選手の姿も見られ、いかにこの試合が重要なものであるかが伝わる。悲願は日本一。夢の実現に向けて決して負けるわけにはいかない試合が始まろうとしていた。

主将としてチームを支える三澤
 緊迫のなか#93田中絢(文3)のドローでスタート。立大は先制攻撃を仕掛けるも、激しいディフェンスに阻まれ有効打を得られない。対する日体大は強引に立大ディフェンス陣を破り、開始3分で初得点をあげると、立て続けに3点を奪う。惜しくもというべきか相手の「速攻に力がある」プレースタイルが発揮された形となり、応援席は衝撃と焦りから、心身が消耗し重たいムードが漂う。しかし「先制点を取られることは想定内」と試合後、口を揃えて語るように、当の選手たちは平静さを保っていた。日体大が短期間で攻めるならば、立大は長期間で迎え撃つ。目先の優劣にこだわらず30分後、40分後の結果を意識する集団と、そうでない集団の差は大きく、早くも開始18分、立大の思い浮かべた結果が徐々に現れてきた。「どうせ止まるだろう」と佐藤HC(99年度卒)が予想した通り、未だ勢いはあるものの正確さを失い荒くなった敵の守りを抜け、#26阿部加(文4)が待望の初得点、また2分後に#17榎本(コ4)が追加点を決める。必然の連続得点ではあるが、その真意を見抜けるのは彼女たちだけであった。日体大を依然リードしているといった余裕の雰囲気に錯覚させたまま、前半は2-3で終わりを迎える。

圧倒的なオフェンス力を見せた阿部加
 「前半から追い回して相手を疲れさせたかった」(佐藤HC)。彼女たちの意図した作戦の結果が、より形になってもたらされたのは後半開始2分のことであった。フィールドを縦横無尽に駆け巡っていた日体大の動きが次第に鈍化しつつあるのを感じ、♯1白城(現4)がシュートを放ち同点に並ぶと、さらに3分後、同じく♯1白城が4点目を決め、立大がリード。負ければ後がない状況の中、重圧に耐えて自分たちを信じぬいた成果がついに誰の目にも明らかとなった。「相手を見たら、やっぱり少し弱気だったんです。その表情を見てみんなが“勝てる”と確信した」(#21主将・三澤)。消極さに飲まれた相手はすでに立大の敵ではなく、磨かれた個人戦術の餌食となった。それが今回もっとも顕著な形で現れたのは開始21分、♯26阿部加による6点目だろう。彼女は立大のゴール付近で日体大からボールを奪うと、颯爽と相手ゴール目指す。途中2度にわたりボールを取られるも、そのつど1人で取戻し、ついには自分1人の力で点を決めてしまった。そうした輝かしい活躍が積み重なり、立大は8-3まで点差を伸ばす。点を取りきった満足感に包まれながら、終了のホイッスルが鳴り響く。FINAL4進出決定の瞬間、立大の勝利に大歓声が沸いた。 

 リーグが始まってから常に見えない不安と戦ってきた彼女たちは、今、ホッとした気持ちにあふれている。「100点に近いゲームだった。立大らしいラクロスを今後もずっと続ければ強敵も倒せる」(三澤)と満足した表情を見せつつも、すでに視線は次の相手を見つめている。今年こそ悲願の日本一へ。彼女たちには勝利の笑顔こそふさわしい。
(10月20日・吉田健人)


◆コメント◆
佐藤HC
「最後の1戦を迎える前に、あえてこの日体大戦という訳ではなくその先まで見せて、準備をさせて、FINAL4や優勝へのひとつの過程としてこの試合に臨もう、とアプローチをしました。今日は早大戦と似たような展開で前はこれで引き分けになってしまいましたが、今回は早大とは違うからということと、今が2点差で負けているというだけで30分後や40分後にどうなっているかを常に意識してプレーしなさい、と選手には伝えました。今日の選手たちは100点。その日たとえ負けたとしても、選手たちは絶対に100点だと思います。その100点の大きさをどう上げていくか、という事が今後の課題。これからは1戦1戦が決勝戦になるけれど、今年は100点の領域がどんどん広がっていっているのを感じます。次の試合でも、その次の試合でも広がると思います。楽しみにしていて下さい。」

#21主将・三澤
「正直、早大と同点になってしまったあの試合から色々ありましたが、その中で1位通過にこだわるというよりは、日本一に向けてFINAL4を決めることを意識していたので、今FINAL4を決められたことが本当に嬉しいです。ここまで立大としては、1試合1試合に意味がある試合としてテーマを考えて、それをクリアしていく為にリーダーとして何をすべきかを考えてきました。今日は私個人としてはあまり調子が良くなくて、久々の緊張に固くなった部分がありましたが、チーム全体を見たら、引退か1位かという状況の中で前のめりに勝負を仕掛けに行けたという点で、本当に100点のゲームだったと思います。日本一は今まで遠いようですごく漠然としたものでしたが、1戦1戦を内容にこだわり戦ってきたことで、その道が見えてきたと感じています。立大らしいラクロスを今後もずっと続けていければ強敵も倒せると、私の中では自信を持っています。」

♯1・白城
「私自身4年目で、FINAL4も3回経験してきた分チームを引っ張っていく立場であることは当たり前だと思っています。やはり日本一になるためは勝たないと上には行けないので点やアシスト、グラウンドボールでもいいのでチームの勝利に貢献できたらいいなと思っています。FINAL4に焦点を合わせるのですが、日本一の通過点であると考えているので、みんなでレベルアップして行きたいと思います。しっかり結果を出すというところにこだわって頑張りたいです。」

♯26・阿部加
「途中リーグ戦が始まってから「本当にFINAL4行けるのか」と不安があったので、進出が決まり、とりあえずホッとした気持ちでいっぱいです。前回のインタビューで「少しずつ強く成長している」と言ったけれど、実は半信半疑でした。でも今回の試合で、リーグ戦の始めから、確かに強くなってきていると自分でも確信を持てました。FINAL4は日本一を目指す過程に過ぎないけれど、2週間もあるので、もう一度色々なところを修正して、まだまだ強くなりたいです。」

♯92・竹内
「今日を振り返って、前半の入りで立て続けに点を入れられてしまったことは想定内でした。そこからディフェンスをライド中心に流れの中で調子を上げられたのがよかったです。それが最後の点数の結果にも現れました。ディフェンスに関しては2点取られてからゾーンからマンツーに変えて確実にできることをやっていきました。後半はビハインドで始まったけれどシュートの確率は差がなかったので前半15~20分ごろの流れで持って行ければ結果につながる。そういう指示も受けて入って、自分たちがやるべき最低限ラインはしっかり取れるようにすること、一対一でしっかり勝つことを意識して入りました。また日体大のシュートは分析通りで予想がしやすく、難しいシュートがありませんでした。それは分析してくれるスカウティング班のおかげでもあるのでみんなで掴んだ勝利だと思います。FINAL4は慶大と当たりますが、このブロックで戦ってきた以上に強いチームなのでしっかり自分たちのやってきたことと、試合の流れの中で何ができるのか、どうしたら勝てるのかっていうことを試合中に出せるように練習を頑張りたいです。」

♯93・田中絢
「結構日体大は最初序盤からとばしてくるチームで前半負けてしまうのは想定内だったのですが、最初に二点を決められてしまったときは焦りました。でもコーチや先輩から最終的に勝てればいいよ、と言われていたので、最後まで落ち着いてプレーできたなと思います。今日の点数は70点くらいですね。ドローもグラボも取れて、全体的に負けていなかったのでよかったです。FINAL4でも今日のように、チーム戦術を最後まで貫き通し勝利したいと思います。」
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