2014/10/25

アイスホッケー部


試合の流れと秋の空

◆平成26年関東大学アイスホッケーリーグ戦◆
10月18日 対大東大 ダイドードリンコアイスアリーナ
チーム名1P2P3PTOTAL
立大1(100(102(8)3(28
大東大1(201(143(165(50
【得点者】高橋、木下、金野
カッコ内はシュート数

流れを呼び戻すゴールを挙げた金野
リーグ戦が開幕してから早くも1ヶ月が過ぎようとしている。立大はここまで4試合を消化し、2勝2敗。ここまでのチームには好不調の波が感じられる。きっかけをつかんで好調を維持し、上位に食い込んでいきたい。第5節は、ここまで1勝1分2敗の大東大との一戦。相手も同様に流れに乗り切れておらず、ここをモノにして流れをつかむことができるか。激戦必須の試合は会場を前節の新横浜から慣れ親しんだ東伏見へと移し、フェイスオフを迎えた。

ここまでの試合、立ち上がりの悪さを課題として挙げていた立大。しかし、今節は違った。開始1分、後方でパスを回しこちらの様子を伺う相手の一瞬の隙をついたのは高橋(文4)。鋭い出足でパックを奪うと、そのまま一直線にゴールへ。これをきっちりと沈め、立大の課題を打ち破る幸先の良い先制ゴールをもたらした。その後も落ち着いてミスなくパスを回す立大。攻めては野尻(法1)が右サイドから強烈なシュートを放ち、守っては山田(コ4)が相手のカウンターの芽を潰す。攻守に光るプレーを見せた立大が、課題の立ち上がりを完全にクリアした。試合を支配していた立大だったが、開始10分にピンチを迎える。左サイドから正確なクロスを通され失点。これまで相手にチャンスを与えていなかった立大だったが、同点弾を許した。これを機に相手を勢いづかせてしまう。緩急をつけた攻撃から何度もピンチを迎え、シュートチャンスを与えてしまう。そのピンチはGK土永(法4)を中心になんとか守り、第1ピリオドはここで終了。序盤の躍動感は影を潜めてしまった。

2点に絡む活躍を見せた主将・高橋
第2ピリオドに入ってもなお、試合の状況は変わらない。相手に長くポゼッションを許す時間が続くと、5分には守備の薄くなったところを突かれ失点。1−2と逆転を許す。その後もなかなかパックを奪うことができず、防戦一方の試合展開に。ようやくパックを手にしても苦し紛れのシュートにとどまり、見せ場を作れないまま第3ピリオドへ突入することとなった。  なんとか流れを取り戻し、逆転したい第3ピリオド。立大は積極的なプレスから状況の打開を図る。しかし、気持ちが空回りしたのか反則をとられてしまう。数的不利に立たされ、後ろに重たくなったところをつけ込まれ、相手のロングシュートから失点。点差を広げられてしまう。それでも諦めない立大は、相手の反則を誘い攻勢に出る。人数をかけて押し込むと、最後は高橋のラストパスを受けた金野(コ4)がスティックを振り抜く。パックはゴールへ突き刺さり、2−3と詰め寄る。ここから立大が試合の主導権を取り戻す。効果的な守備から、カウンターで相手ゴールを目指した。11分には山中のディフェンスから高橋が持ち上がり、木下(文4)へ。相手の激しいチャージを受け、倒れ込みながら打ったシュートはGKの脇を抜けて値千金の同点ゴールとなった。チームはここから息を吹き返す。前半の立ち上がりに見せた集中した守備を取り戻す。攻撃でも個人技で大きく運んで攻め込むシーンが増えていった。このまま逆転するかに思えた立大だったが、大きな落とし穴が待っていた。18分、アタッキングゾーン手前から相手が放った力のないシュートが、混戦の中パックはGKの逆へとコースが変わる。無情にもこれが決まってしまい、不運としか言い表すことのできない形で勝ち越しゴールを奪われてしまった。攻めるしかなくなった立大はGKを下げて前への圧力を強めるが、そこを相手に突かれてさらに失点。スコアを3−5とされ、タイムアップとなった。

試合の流れというものは、たった一瞬のプレーで大きく変わってしまう。良い時間帯でいかにリードを広げられるか。悪い時間をどのようにしのぎきるか。これが最終的に試合の結果を左右する。これまで抱えてきた立ち上がりの悪さを今節で克服してみせた立大。彼らは次のステップへ歩みを進めることができた。リーグ戦はまだ折り返し地点。ひとつずつ着実に課題をクリアすることで、試合の中で手にした流れが結果に結びつくだろう。リーグ後半戦、彼らならきっとそれを証明してくれる。

(10月24日・鈴木育太)


◆コメント◆
#16 高橋
第1ピリオドは立教の先制点取ることができたんで、よかったかなと思いますけど、最終的に勝てなかったんで、ああいう良いゲームができても勝てないところが今の立教の課題なのかなと思います。気持ちの部分でみんなで立ち上がり意識した結果が出だしの良さにつながったのかなと思います。個人的に得点に絡めているのは良いことだと思うんですけど、もっともっとやれると思うんで、これからもやっていきたいと思います。試合の中では良い時間と悪い時間とがあるものなので、いいときに決めきる、悪いときに我慢するのは徹底しなきゃなとは思います。相手は手強い印象があったんですけど、決して勝てない相手ではないので、またもう一回戦えるので、次は必ず勝ちたいなと思います。うちのチームはいいとき悪いときの差が激しいですけど、常にいい状態を維持できればリーグ後半戦も巻き返せると思うんで、上を目指したいです。後半戦は目標を達成するためには負けられないので、1試合1試合大切に戦っていきたいと思います。
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