2014/11/14

アイスホッケー部


肉を切らせて骨を断つ

◆平成26年関東大学アイスホッケーリーグ戦◆
11月8日 対神大 ダイドードリンコアリーナ
チーム名1P2P3PTOTAL
立大3(8)3(10)2(10)8(28)
神大1(12)2(4)2(10)5(26)
【得点者】高橋(3)金野(2)木下(2)、松本
※カッコ内はシュート数

DFながら積極的な攻撃参加で得点に絡んだ金野
 2勝5敗。ここまでの立大は順調とは言えないシーズンを送っている。残り3試合となった今季。ひとつずつ課題をクリアし、リーグ戦を笑顔で締めくくりたい。そんな中迎えた今節の相手は、前回の対戦でも勝利をあげている神大。立大が持てる力を発揮することができるかが試合の結果を左右する。立大アイスホッケー部のラストスパートを占う一戦が始まった。

 「立ち上がりがすごくよかった」(高橋=文4)。これまでの立大は立ち上がりの悪さが流れをつかめない原因となってしまっていたが、この日はひと味違った。4分、アタッキングゾーンでパックを回すと、金野(コ4)が右からクロスをあげる。そこに合わせたのは木下(文4)。幸先よく先制点を手にし、チームに勢いと落ち着きを与えた。続く7分にも高橋が強烈なシュートをねじ込み、2−0と相手を突き放す。序盤を良い形で乗り切った立大だったが、この日は反則を取られるシーンも目立ち、12分が過ぎてから数的不利に立たされる時間帯に。すると相手の人数をかけた攻撃をしのぎ切ることができず失点。これでスコアを2−1とされてしまう。しかし、立大は焦らない。退場選手のペナルティが解けると、敵陣へ攻め込み相手ゴール前で混戦に。ここから落としを受けた金野が狙いすましたロングシュート。これが決まり、2点差を保ったまま第1ピリオドを終えた。
 第2ピリオドに入っても、立大の勢いは止まらない。相手の退場した隙を突いて、前への圧力を強めると、高橋がシュートを放つ。これは相手に弾かれたが、そこに素早く反応したのは松本(営3)。これで4−1と、さらに試合を有利なものとした。しかし相手も簡単には引き下がらない。直後にカウンターを決められ再び2点差に。このまま守りに徹する選択肢も考えられたが、リードしている状況でもなお立大は攻撃の手をゆるめなかった。5分、木下からパスをうけた米倉(コ1)が、相手のゴールの裏から高橋へラストパス。これを冷静に沈め5点目。個人としても調子の良さを感じさせた。その後両チーム1点ずつ追加し、6−3に。積極的に攻め続けるホッケーでリードを広げた。

得点アシストランキング上位につける高橋
 迎えた最終ピリオド。始まって間もなく高橋と山田(コ4)が退場となり、2人少ない大ピンチに。この時間帯の相手の猛攻を金野が体を張ったディフェンスで1度は防ぐも、最後に押し込まれ失点。ここから相手にも勢いが出始める。2分後にもゴールの後ろで揺さぶられて立て続けに失点を喫した。ここで立大はタイムアウト。しばらくの中断を経て再開した試合は激しさを増し、パックの所有権がめまぐるしく入れ替わる展開となった。立大は絶好の得点機を迎えるも、相手キーパーのストップに遭い、得点には至らない。ここで点をとって試合を決定づけたい立大。試合が始まってから繰り返していた人数をかけた攻撃で相手ゴール前に侵入。必死にコースを切る相手との激しいぶつかり合いが繰り広げられた。そんな中、パックが後ろへとこぼれる。その先に待ち構えていたのは金野。思い切りスティックを振り抜き、パックは残されていたわずかなコースを射抜く。これが豪快にネットを揺らし、立大が試合を決定づけた。終了間際にも1点をあげた立大。最終スコアを8−5とし、見事に勝利を収めた。

 この試合の立大は、リードしても強気に攻め続けた。ゲームを進めていく中で、勝つためには必ず何かリスクを背負う必要がある。主将・高橋が「反則でリズムをくずしてしまった」と語るように改善すべき点はもちろんあるが、勝ててなお課題を発見できたことは大きい。インカレの予選で敗北し、4年生にとっては残り2試合。今年の立大アイスホッケー部の集大成として、彼らはどんなホッケーをみせてくれるのだろうか。

(11月13日・鈴木育太)


◆コメント◆
#16 高橋
 勝てたことは良かったです。でも内容的にはリードしていても失点してしまう、点の取り合いをしてしまったので、失点してしまったことは反省するところだと思います。立ち上がりはすごくよくて、先制して良い形で1ピリ終われたんですけど、2、3ピリは反則でリズムを崩してしまったので、悪い流れを呼ぶきっかけになってしまったかなと思います。タイムアウトは流れを止めて、引き気味だったところをもっと前でホッケーやろうっていう確認をしました。2連続で失点した時でもリードはあったので、落ち着いて戦うことができました。FWとしてチームのために点を取らなくちゃと思っているので、周りのアシストもあるし、仲間の助けというか協力のおかげで点が取れてます。まだ終わるっていう実感はありませんけど、2試合ということでどっちの試合にも悔いを残さずやりたいです。

#7 木下
 正直スッキリした試合ではなかったんですけど、勝ち点3取れたことだけはよかったと思います。流れも非常に悪い時間帯は監督・コーチ陣から、勝ち試合だからしっかり立て直してやっていこうという話がありました。なのでこっちも気持ち切り換えてそこからまた臨んで行こうという感じでしたね。6ー5になってしまったときはちょっと固くなっちゃっていいプレーが出来なかったのかなと思います。だけど金野がいい形で入れてくれて、そこから立て直すことが出来ました。今日はキルプレーもいい形で守れたので、そこは収穫かなと思いますね。予選で負けてしまって、インカレには行けなくなってしまったのですが、あと2試合、いい形でこのリーグ戦を終えて引退出来るように、頑張りたいと思います。

#9 金野
 結果的に勝てたとはいえ、良い面も悪い面も出た、慌ただしい試合だったかなと思います。全部のピリオドの要所要所で出てたので。そういうところを修正して、波がないプレーをしたいなと。2点目はフェイスオフについたときから狙おうっていうか、ちょっと来る気配みたいなのはあったので。入るかなと思って打ちました。インカレ予選から気持ちを切り替えきれてませんでしたが、試合入ってから集中できました。20年近くアイスホッケーやってきたのであと残り2試合で引退することは、実感が湧かないし、寂しいです。

#3 松本
 もっと防げる得点もあったと思います。それでなかなか自分たちの流れをつかめなかったですね。 得点力はリーグ戦を通して上がってきていると思います。去年と比べても結構点は取れるようになりましたね。攻めに関しても守りに関しても運動量が増えたというのが大きいと思います。 土永さん(GK)があれだけ安定してきたというのは、すごいチームの強みになっていますし、Bグループならもうトップクラスのキーパーだと思います。 経験者がどんどん減っていってるので、 今の四年生が抜けるとますます厳しくなりますね。その状況でここまで勝ってこれたのは、立教の強みであり面白いところですね。 次も挑戦者というのはもうずっと変わらないので、とにかく勝つしかありません。
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