2014/11/14

アメリカンフットボール部


時計が止まるまで

◆2014年度関東大学アメリカンフットボール秋季リーグ戦◆
11月9日 対法大 横浜スタジアム

11月9日 対法大TOMAHAWKS

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

10

10

法大

14

14

42


「最後まで出し切る」。日大戦の敗戦後、OLB#45坂口(コ4)が語った決意である。日大戦から今日まで、前節で見つかった課題と自信を胸に準備を重ねた。今できる全てをぶつけ、立大ラッシャーズは現役世代初となる横浜スタジアムを舞台に、今季全勝の法大に挑む。

正確に狙いを決めた若生
試合は開始直後から法大に流れをつかまれる。相手RBの2本柱が次々と立大ディフェンスを揺さぶり、ファーストシリーズでTDを決められてしまう。立大に攻撃権が移るも、侵略的なディフェンスが行く手を阻みパントに追い込まれる。法大は勢いのあまり繊細さを失うが、それでもなお力強いドライブは健在し得点に繋げられた。しかし、立大ディフェンスも相手の侵攻を許さない。法大は4thダウンでギャンブルを選択するが、見事に抑え込み、息の根を止めた。代わって立大の攻撃ではQB#8瀬本(社4)からWR#11森田(済4)へのミドルパスが通りファーストダウンを更新。その後は深く攻め入ることができず、前半を無得点で終えるものの、攻守ともに少しずつ復調の兆しが見え始める。


相手の隙を見逃さない雁部
後半に入っても法大の攻撃は崩れず、60y超のロングパスTDなど序盤から得点を重ねられる。35-0と苦しい展開の中、瀬本からRB#30茂住(異4)へのパス成功や森田のランプレーで相手を離し、敵陣18yまで大きく前進する。しかしパスターゲットが見当たらず、8yを残し4thダウン。TDには持ち込めなかったものの、K#27若生(コ4)のFGで初めて得点を獲得した。続く立大の攻撃では茂住のラッシュが止まらない。自陣46yという好位置から開始したこのシリーズでは茂住が次々と相手を突破。ダウンを更新し続けるとともに、OL#平松(観4)を中心とした固いオフェンス陣の決死の粘りによってギャンブルを2回成功させ、ゴール前7yでファーストダウンのまたとないチャンスに恵まれた。このままエンドゾーンを目指したいところだったが、痛恨のファンブルロスト。攻撃権を明け渡すこととなる。

残り時間が2分を切り、ダメ押しの得点を狙う相手はますます勢いづく。だが、その勢いと緊張の緩みが重なりファンブルしたところを見逃さなかったOLB#5雁部(法3)がリカバーし自陣へ大きくリターンする。流れを生かした立大はゴール前1yまで前進。最後は茂住のダイブによりTD。最終的には10-42と敗北を喫したものの、スタンドはその粘り強いプレーを称え大きな拍手に包まれた。

ここまで全敗と厳しい状況には変わりないが、最後まで戦い抜くその姿に胸を打たれた者も少なくないだろう。最終節・明大戦は入替戦を左右する重要な一戦。3年前、入替戦突入をタイブレークに持ち込み執念で踏みとどまった試合の記憶を今も選手たちは忘れていないはずだ。2週間後、より強く、意地の攻守を繰り広げるであろう立大ラッシャーズを見届けよう。
(11月12日・伊藤太一)


◎今日のMRP (Most Remarkable Player~注目すべき選手~)
OL #58 平松卓朗
立教新座
観光学部観光学科


今年度坂口と共に副将を務める平松。体を張った熱いプレーで相手を威圧し抑え込む。OLの要として勝利に対する気持ちは人一倍熱い。次節・明大戦でも、相手を進ませない強固なブロックを見せてくれるだろう。





◆コメント◆
◎RB#30 茂住
〇試合を振り返って
――毎回言っていることは変わらないのですが、負けたということがまず悔しいです。この試合を含めて6連敗ということで、チームとしてはどんどん上を向いて少しずつは変化していると思うんですけど、やはりなかなか強豪相手にはその結果が実らないというのが現状です。
〇変化しているということだが、今回の試合の後半にそれは見てとれた
――はい、そうですね。前回の試合とかですとやはり第3、第4Q目位で自分たちのペースが完全に崩れて相手に飲み込まれてしまうところが、自分たちがどこか一つ食いしばって、頑張って最後までやっていこうと出来たのが今回の試合だったと思うので、そこは前回の試合よりも良くなったところだと思います。
〇もうすぐリーグ戦も終了。このリーグ全体を振り返って
――自分たちがやろうとしていることがまだできていないからこそ今こういう結果に繋がっているというのが現状ですね。その現状を打破するためにやはり個人個人、一人一人がもっと努力すること、チームを意識することが大事になってくると思います。今はそれができていないとは言わないんですけど、なかなか個人個人がそのレベルに達していないというのがあるので、一年生から四年生まで関係なく一人一人が、全員そういった高いレベルを持っていくというのが今後の課題だと思います。
〇最後に、次戦への意気込み
――そうですね、もうやるしかないので、しっかり。自分はオフェンスの人間なのでオフェンスで確実に勝てるように。四年生今一番苦しい時だと思いますけど、一番苦しい思いをして勝った瞬間に一番楽しい思いをしたいなと思います。

◎OLB#45 坂口
○今の気持ち
――負けたことに対してはスポーツで勝ち負けがつく以上悔しいですが、逆にあと2週間後の明大に決められた点差、今何点差かわからないんですけど、勝てば1勝ゲットして入れ替え戦を回避できる現状なので。結構気持ちは前向きでチーム一体となって勝つこと。そしてその必要な得失点差で勝つことが本当に全員に与えられた使命だと思うので、それを達成するためにすでに今日から試合終わった瞬間から次への準備が始まっていると思うので、そこに向けてしっかり気持ちを向けている状態ですね。
○後半の粘りについて
――準備してきたことがしっかりとできていた部分も多くありましたし、逆にできなかったときにやはりやられているなという印象ですね。でもしっかりできたという部分があったのは収穫だったと思います。
○全勝の法大の感触
――個人的には最終学年とかが始まった時点でどの大学の選手にも負けたくないというのがありまして、もちろんまずはチームとして勝つというのを目標に取り組むと同時に、個人的にはチームが勝とうが負けようが絶対にどの大学の相手にも負けないというのを個人としての絶対の目標としておいていて。本当に今日もずっと試合中法大のベンチに吠え続けたんですけど、ひたすら俺は負けていない、チームは今負けていているけど、俺のプレーは今日一切法大に負けていないというのを相手の選手とベンチに言い続けて、本当にこの2週間自分的に法大の選手に絶対に勝つというのを準備してきて、それが結果として出ていたので、すごく個人的にはとてもよかった試合じゃないかと。このリーグ戦6戦の中で自分の中では一番満足できている試合かなと思います。
○選手同士が厳しく接していくことについて
――点差でみると負けてしまいましたが、内容としては今までの第6戦の中で自分的には一番良かったのではないかなと思っています。それは2週間しっかり個人個人がそれを意識してやってきたことが実ったのかなという風に思う部分と、やはり負けは負けなので、自分たちでやっていて満足していても結果がすべてを物語っているので、そこに足りない部分があるなというのに逆に目を向けて、今後やっていかなければいけないことを見つけないといけないのではないかと思いました。
○前回の日大戦後チームや選手が大きく変わったことはあるか
――そこはあまりないですね。そこがまだ上に立つ者としてしっかりとは感じられていないので、何名かそういう風になったなという選手もいますけど、チームとしてはあまりまだ感じていないので、そこが立教の弱さかなと。あとはこれがこれからの課題ではないかなと思います。
○最終戦へ
――まずは勝利を。あとは先ほども述べた入替戦を回避するための得失点差よりも1点でも多くとって勝つ。本当にそこに尽きるかなと。そのための準備を2週間ひたすらやらないといけないなという意気込みです。

◎OL#58 平松
○試合を終えて今の気持ちは
――どの試合も本気で勝ちにいってたので率直にすごく悔しいですね。
○試合内容を振り返って
――自分はオフェンスなんですけど、試合序盤で結構3回で返ってくることが多くてオフェンスとして少し入りというかエンジンかかるまでが遅かったのかなっていうのを感じるのと、あとやっぱり20yのレッドゾーンに入ってもそこから少し攻めあぐねて結局スコアに繋げられなかったのがあったので、そこはしっかり得点に繋げて、取れるとこをしっかり取っていかないと、法政は格上だったので試合にはならなかったのかなという風に思います。
○前回の試合から準備してきたことは
――とりあえず大きく変わったこととしては、本当に練習でできないことは試合でできないので、練習のときから試合と同じようなハードなプレーをやってこうということで、練習自体も濃いものを2週間やって過ごしてきたんですけど、それでも足りなかったのかなと思います。
○チームの状態は、疲れなど
――残りシーズン的には1試合なので疲れとかそういうのも言ってる場合じゃないので、4年生がチームを引っ張ってやっていかないといけないと思います。
○リーグ最終戦に向けての意気込み
――明治に関しては、まだ1勝もしてないので本当になにがなんでも1勝するっていうのと、本当に勝つ、勝ちたい、それだけですね。
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