2014/11/21

男子ラクロス部


雨とともに流した涙

◆第27回関東学生ラクロスリーグ戦 1部2部入れ替え戦◆
11月1日 対武蔵大 江戸川区臨海球技場

◆1部2部入れ替え戦◆
チーム1Q2Q3Q4QTOTAL
立大20024
武蔵大331411
【得点者】 鈴木寛、中山、角田、竹石

8月中旬に開幕した関東学生リーグも入れ替え戦をもってついに終わりを迎える。4年生にとって引退試合となるこの日、勝てば1部残留、負ければ2部降格とまさに運命を分ける一戦となった。相手は2部Aブロックで4勝1敗と勢いに乗っている武蔵大。あいにくの雨模様となったが、選手たちのラストプレーを一目見ようと会場には応援団をはじめ多くの人たちが応援に駆けつけた。

得点をあげた主将・中山
前半は両者互角の戦いが繰り広げられる。相手に先制点を決められるも、開始9分には鈴木寛(観4)のゴーリーの足下を狙うシュートですぐさま同点。これで勢いに乗った立大は、4年生を中心に鋭いシュートを放つ。開始15分には、相手ボールをクリアした中山(営4)が自らロングシュート。これが無人のゴールに吸い込まれ2得点目。主将の意地のゴールで立大のムードは最高潮に達した。しかし、相手はオフェンスに勢いのある武蔵大。第2Qから徐々にその頭角を現し、2―6と4点差をつけられて前半を折り返した。

第3Q、逆転可能な点差ではあるものの、なかなか得点をあげられず焦りが募る。そして迎えた第4Q、4年生にとってラスト20分の戦いが始まった。何とか反撃に転じたい立大は、角田(法4)のゴールで3得点目。欲しかった追加点を手にし、徐々にペースを取り戻す。その後エース・竹石(済4)がグランドボールを制しゴールを決めると、ディフェンスもクリアを連発し、立大に希望の光りが差した。しかし、そんな期待もつかの間、1分後にさらに追加点を挙げられると、その後立て続けにゴールを決められる。うつむきかける選手たちに「諦めるな!」「早く戻れ!」。試合に出られない選手たちがコートの外から檄(げき)を飛ばす。その声に応えるかのように中山が相手ボールをカット。ディフェンスからオフェンスに繋ぐプレーが何度も飛び出した。終盤には、竹石から羽村(済4)、山崎(社4)へ華麗なパスが通るなど得点のチャンスも見られたが、このまま得点を重ねることはできずゲームセット。4−11での大敗となった。

健闘を称え合った中山(左)と伊藤
結果を残せなかったのが非常に残念」。試合後、悔しさで涙が止まらなかった中山。雨の中ずぶ濡れになりながら応援した応援団団長・伊藤(済4)と熱い抱擁を交わす姿が印象的であった。 2年前に1部昇格を果たし、1部で戦える喜びを味わってきた4年生。だからこそ、後輩たちに1部の舞台を残せずに終わってしまったことが誰よりも悔しかった。しかし、今回試合に出ていたのは4年生だけではない。2、3年生の中にも悔し涙をのんだ選手はたくさんいる。この悔しさを糧に、来秋1部の座に返り咲くセインツの姿に期待したい。
(11月21日・平野美裕)


◆コメント◆
#10中山
―今日はどういう思いで試合に臨みましたか
4年生の最後の試合、しかも今シーズン最後の締めくくりっていうことで、絶対勝たなきゃいけないっていう思いがチーム全体としてもありました。自分が引っ張らなきゃいけないっていうのはもちろんあって。相手の勢いや流れを止めて、自分たちのやってきたラクロスをして勝とうという思いでやりましたね。
―プレーでチームを引っ張ろうという思いが伝わってきましたが
ありがとうございます。上手くオフェンスに繋げられればあいつらなら絶対点を取ってくれるってずっと信じてやっていました。だからこそまずは止めなきゃいけないっていう思いが強かったですし、そういった部分がプレーに出たと思いますね。
―4年間を振り返って
特に今年1年っていうのは非常に考えることも多かったり、チームが上手くいっているときもあれば上手くいかないときもあって、そこには何が必要かって話し合っていたりはしたんですけど、まぁやっぱり勝ち負けがついてしまうのがスポーツなので…。自分はこの4年間ずっと真面目に真摯にラクロスに取り組んできたのでプレーとかでは後悔していないのですが、やっぱり結果がついてこなかったっていうのは非常に残念です。

#1大熊
―ディフェンスからどうチームを盛り上げていこうと思いましたか
相手がオフェンスに勢いがあるのは知っていたので、そこを抑えた後、味方のオフェンスにつなげて、後はオフェンスに任せようと、託すみたいな感じでやっていました。
―この4年間を振り返って
正直俺はやっていて辛かったとかあまりなくて、自由にやらせてきてもらったので楽しかったとかそういう思い出の方が強いんですけど、なんだろうな、本当楽しかっただけで終わっちゃったみたいな。ちゃんと結果を残せなかったっていうのが不甲斐ないなって思いますね。楽しい中でもちゃんと結果を残していかないと、後に続く奴らに道を示していけないので。
―4年間を通しての1番の思い出は
1番の思い出は、2年の時のリーグ戦で2部から1部に上がったことと、去年のリーグ戦で強豪の一橋に勝ったことの2つですよね、結構皆も言っているんですけど。やっぱり印象に残っていますね。

#6羽村
―今のお気持ちは?
言葉にならないんですけど、悔しくて、応援団とか女ラクとか後輩とか出れていないメンバーの応援があったんですけど、それに応えられなくて2部降格という残念な結果になってしまったのが本当に悔しいですね。
―引退試合でしたが特別な感情はありましたか?
今日は最後ということで勝たなきゃいけないプレッシャーがあって、自分のプレーでチームを勝利に導きたかったし、4年間の集大成にして1部残留を決めたかったんですけど、やっぱりなかなか上手く行かないもんですね、スポーツって。
―主将の中山さんはどういう存在でしたか?
すごく真面目で主将もあいつが立候補してやってくれたんだけど、俺らから見たら背は小さいけど、すごくハートは厚いし、内部進学で問題児ばかりな俺らをまとめるのは大変だったと思うけど、そこを上手くやってくれたので、上手く俺らの気持ちを盛り上げてくれるような、そういう気持ちの厚いやつだったなと思います。
―4年間ラクロスやってきてよかったなと思いましたか?
自分が入った時は2部だったんですけど、2年生のときに1部に昇格して、3年の時は一橋とか法政とか強豪校に勝てて、最後自分たちの年は2部降格といういろんなことがあって、1部昇格の時の喜びは今でも忘れられないんですけど、今日の降格っていうのは初めて味わって、こんな悔しい思いをできたのもラクロスをやっていたからだと思うので、そういう意味ではいろんな経験ができてすごく濃い大学生活をラクロスのおかけで送ることができたと感じています。
―後輩に向けて
2部降格ということで、後輩たちには申し訳ないですけど、一人一人が上手くない分チーム全体で戦って行くしかないと思うのでそこを自覚して、自分たちの強いところ弱いところを認識して伸ばしていってもらいたいし、まずは一部に返り咲いて欲しいっていうのが伝えたいことです。

#11竹石
―この4年間はどんな4年間でしたか
一言で言うと楽しかったですね。 自分たちの代は、良いところでもあるし悪いところでもあるけど、仲が良かったです。それが練習にも仲の良さを切り替えなきゃいけないところで切り替えられなかったっていう悪さもあるけど、やっぱり自分たちの代は先輩とか後輩とかを見ても、どの代よりも仲が良くて、純粋に楽しかったっていうのが一番の思い出ですね。
―4年間を終えて、仲間に一言
本当に楽しい4年間を過ごさせていただいたのと、主将の基には本当に迷惑ばっかりかけたので、これを通して言っておいてください(笑) ありがとうって。基は本当に大変だったと思う。仲が良かった分、そのまま練習で入っちゃったと思っていたんですけど、あんまり支えられなかった。本当にありがとうって。
―大学でラクロスをやって良かったですか
良かったです。プレーも楽しかったし、何より同期が本当に良かったから、他の部に入らなくてよかったです。

#14鈴木俊央
―ずっとプレーされてきていかがでしたか?
リーグ戦になって自分の弱さとかチーム全体の弱さとかが浮き彫りになって、それまでの練習試合とかも突き詰められていない部分がたくさんあったっていうのをリーグ戦になって初めて感じた。もっとできたかなって思います。
―高校までサッカーをやられていて、大学でラクロスをやって良かったですか?
もちろん!俺最初サッカー部入っていたんだけど、サッカーとかメジャースポーツはスポーツ推薦とかあってそこでやっぱ挫折してラクロス始めて、レギュラー取れて頑張れたからそういった面ですごく良い出会いをしたなって思います。

#32勝岡
―同期について
こんな下手くそなゴーリーを使ってくれて嬉しかったのと、あとは一番好きだったのは同期だったから、みんなで1勝したかった。
―最高学年になって変わったことは?
すごくそれは、難しくて。3年生の時は伸び伸びやっていたし、何も考えずにゴールを守っていればいいやと思っていたけど、4年生になって規律の面でもプレーの面でも後輩に見せないとなかなかチームは変わらないし、トップの人が嫌なことをしてしまったらだめだし。だけどいい面も悪い面も楽しかったというか、いい面も悪い面も自分たちのせいだから、そういう意味では難しかったけどいろいろ考えられて楽しかった。
―4年間振り返ってみて1番辛かったことと、嬉しかったこと
1番辛かったことは、今日の2部降格。あとゴーリー辛かったからさ。点取られたら自分の責任みたいになっちゃうしさ。そういう意味では気持ちの持ちようが一番つらかったかもしれん。ずーっと辛くてね。 それが変わったのは3年生のBチームの時にゴールに立っていて意外とシュートが止められるようになって、自分でも上手くなったのかなと思った時に、ちょうど3年生でリーグ戦出させてもらって。リーグ戦の法政戦からゴーリーの1枚目として出させてもらって、そこで意外と止められて、3位になって、今年は1部で戦えたから。転機は3年生の夏かな。4年生も楽しかったけどね。2年生も楽しかった。1番楽しかったのは、去年の一橋戦で勝った時かな。
―後輩に向けて
笑顔を絶やさないでやってほしい。絶対に辛い時はあるから。体育会全部そうだと思うんだけど、ラクロスは切り替えがすごく大事だから、一回一回くよくよしていたら何も始まらないし、後輩が俺らのせいで2部の舞台で戦うんだけど、必ず1部昇格して、また1部で戦ってほしい。絶対1部の方が楽しいって思った。2部の時のゴーリーとか立ったことはないけど、大井球技場で応援団の応援を聞いてさ審判の笛も聞こえないとこで試合できたのは俺の中で幸せだったなと思う。

#51鈴木寛夢
―今日はどういう思いで試合に臨みましたか
絶対に負けられないし、負けることとかを頭に置かないで勝つことだけ、勝つために何が必要なのかを考えていたんですけど、ちょっと厳しかったですね。
―後輩たちにはどんなチームを作っていって欲しいですか
最上級生だけが頑張っても辛いし、絶対ボロが出てくるところがあるので、ちゃんと下級生たちにもしっかり強くなってもらいたいなって、そういう指導の仕方をして欲しいなって思います。
―4年間を通して1番の思い出は
やっぱり去年、一橋に勝ったことですかね。あるあるですよね。
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