2014/11/26

自転車競技部


覇者の壁厚く

◆2014年度全日本学生RCS第11戦・浮城のまち行田ラウンド◆
11月16日 埼玉県行田市・行田総合運動公園周辺特設周回コース
東京六大学ロードと同日に行われたRCS第11戦。六大学ロードを走った選手はその疲労がハンデとして大きくのしかかる。この状態の中でいかに上手く走るか。適応力が試される試合である。

○クラス3(2㎞×8周)
主将・阿部(済2)がクラス3Aに出場。早々にDNFとなってしまった六大学ロードの悔しさをバネにレースに挑む。序盤は全体が一つの集団にまとまり、5周目までアタックをかける選手が出ない。状況が変わったのはレースも終盤に入った6周目。徐々に疲労の見え始めた選手がペースダウンし、集団が縦に長く広がる状態に。その中でも阿部は好位置につける。最終周回も順位の読めない戦いとなるが、スプリント力で勝る日大勢が次々と先着。完走となるも、結果は10位となった。
続くクラス3Bには広沢(済1)が出場。クラス3Aと違い1周目からアタックがかかり、先頭集団とメイン集団の差が大きく広がる展開に。メイン集団からも遅れをとった広沢は、追いつくことなくDNFとなってしまった。
最終組のクラス3Cに出場した油井(法3)は4周目まで問題なくレースを進める。しかし、流れが一変したのは6周目。それまで大きく差のついていなかった先頭集団と、集団からアタックをかけた追走の選手たちが一気にペースアップ。残されたメイン集団の選手たちもそれに食らいつこうとする。油井もその1人で必死に前を追うも、最終周回を前に無念のDNFとなった。

○クラス2(2㎞×10周)
粘り強く走り切った関谷
午後最初のレースとなったクラス2Aには小菅(法4)が出場。1周目でメイン集団に大きく離されてしまうと、3周目でDNFとなった。
六大学ロードでも安定した走りを見せた関谷(観1)がクラス2Bに出場。縦に伸びるメイン集団でレースを進める。先行していた明大・法大の選手には及ばないものの周回を重ねるごとに順位を上げていくと、6周目には先頭と11秒差の10位で通過。最終的には先頭2名を除き、前を走っていた選手をメイン集団が吸収する展開に。関谷は最後まで強く漕ぎ続け、7位で完走した。

○クラス1(2㎞×15周)
必死に前を追いかける高木
六大学ロードで1位となった高木(理3)だったが思うようにレースを作れない。体力の消耗を最小限に抑えながら、序盤は集団内で戦況をうかがう。しかし2周目にかかったアタックで5人の選手が先行。試合後に「甘い考えで集団にいた」と語ったように、先頭集団に一時は13秒差をつけられ、追いつくことが難しい状況に。現RCS年間ランキング1位の法大・相本らと追走集団を形成し前を追うものの、さらに差を広げられてしまう。試合終盤には7秒まで迫る場面もあったが、最後まで追いつくことができず最終着順は7位。満足のいく結果とはならなかった。

同日に2試合という、過酷な状況の中走り切った選手たち。3選手が入賞を果たしたものの、これ以上の成績を望めるだけに不完全燃焼となってしまった。これから冬本番を迎え、一層厳しくなる環境下でいかに自分をコントロールするか。今回の経験を生かし、この先に待つRCS行田ラウンド4連戦で上位を獲得する姿を望むばかりである。

(11月25日・伊藤太一)

◆コメント◆
高木
(六大学戦は)法大とか明大が有力どころでマークしていましたが、チームのメンバー的にそこに割って入るのは厳しいかなと思っていました。ただ実際走ってみたら、逃げ集団の中に各大学1人ずつ選手がいて。得意なポイント勝負だったので当初の作戦とは関係なく今走れるのなら行っちゃえと思ってどんどん勝負を仕掛けました。前年はビリだったので汚名返上ではないですけど。RCSは序盤の逃げが決まった時にすぐ吸収されるかなと甘い考えでメイン集団にいたんですけど、どんどんタイム差が開いて全然差がつまらない状況になったので、後ろから日大・中大・法大の選手と一緒に追走することにしました。4人で協力していたんですけど、なかなか追いつけませんでした。この大会前にスプリント練習をやってきたので、その練習の成果がちょっと発揮できたのかなと。六大学で3回1位をとれてラストもスプリントできたので、いい走りができたのかなと思います。次の六大学トラックは、ロードでせっかく1位を取れたので最低でも3位以上は欲しいですね。

関谷
(六大学戦は)前の集団に高木さんがいたので特に追うことはしませんでした。後ろの集団のペースがゆっくりだったので中盤は楽だったんですけど、最後またペースがあがって。その時はきつくて後ろの集団でも最後1着とればポイントとれそうだったんですけど、とれなくてポイントは取れませんでした。それでも高木さんが全体で1位だったので、チーム的には良かったのかなって感じです。(RCSは)六大学戦が終わった後で結構疲れがたまっていて。いつもよりは足が回らなかったんですけど最後まで完走できたし、7位で満足したわけではないんですけど思ったよりはいい順位で。これからまだクリテいっぱいあるのでもうちょっと順位を上げて、できればクラス1に上がりたいなと思います。次のレースでは少なくとも5位以内には入りたいと思います。次回までにはもうちょっと練習して入賞できるようにしていきたいです。

油井
今日のどちらのレースも、もっと考えて走ればよかったかなというのがあります。六大戦のほうができることが少ないので、やれることは明確でした。その中で周りのレベルが高いというのは感じました。もう少し的を絞った練習をすべきとは思っています。RCSは逃げている2・3人に追いつこうとしたんですけど、その前のレースの経験からローテーションを回してみんなで追ったほうがいいかなと思ったらうまい具合に協調されなかったという感じでしたね。今回見つかった課題はもっと練習の密度を濃くするというか、強度を上げるべきだなとは思いました。次戦まではとりあえず練習内容を考え直して、今回の反省であるレース中の咄嗟(とっさ)の判断ができるようにしたいと思います。

主将・阿部
六大戦はチームとしては(総合1位ということで)良かったんですけど、結局ポイントを獲ったのは高木さんだけということで。反省点としてはチーム全体としての力ではなかったということ、高木さんが強かったということだけなので。他のメンバーさえ良くなっていければもっともっとチーム全体として強くなっていける可能性はあると思います。そういった部分で六大学トラックまでの残り2週間、詰めていけるかどうかかなと思います。六大学トラックではまずなによりもチームとしては最下位回避ですね。去年の雪辱を果たさなければいけないので。(主将として)実際自分が先頭に立つようになると思うんですけど、自転車的に言えばある意味発射台的な。サポートとして人の前に立って最後みんなを送り出すというか。もちろんレースの中でももちろんそうですし、日常の中からでもみんなをサポートしていけるような主将になっていけば、僕の実力はないですけどチームとして盛り上げていけるのかなと思います。やっぱり自転車は誰か1人を勝たせる競技であるということは間違いないので、一人一人が最高のスタンドプレーを行えば最高のチームプレーにも繋がると思っています。(RCSについて)今日のレースはお互いをお互いがけん制しあうというような感じだったので、逃げがきまる訳でもなく、誰かが逃げれば集団全体で追っていくという。自分の勝てるようなレース展開にならなかったなというのが正直な感想です。この先神宮なんかもありますし、なんとか今年度中に(クラス2に)上がらないとまずいかなと。主将としてもそうですし、そういう部分は一立教の選手として感じています。六大学トラックの方は、僕はスクラッチとかいろいろ出るんですけど、まずはチームの為に貢献する。まずは1ポイント獲ってくる。それこそがスタンドプレーではないですけど、チームプレーにもなると思うので。まずはそこを狙っていきたいです。行田に関してはクラス昇格以外のことはなにもないです。
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