2014/11/27

アメリカンフットボール部


この敗北を噛みしめて

◆2014年度関東大学アメリカンフットボール秋季リーグ戦◆
11月23日 対明大 横浜スタジアム

1123日 明大GRIFFINS

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

14

28

明大

14

13

21

51

入れ替え戦回避を懸け臨んだ最終節。対するは今季1勝5敗と低迷に苦しむ明大GRIFFINS。立大は今試合で22点差をつけ勝利をすれば回避が決定する。序盤から持ち味であるランプレーが光るものの、シンプルながら層の厚い明大の攻守をかわすことができず勝利を手にすることができなかった。

ボールを守り抜く茂住
先攻権を得た立大は開始直後、オフェンス陣の勢いあふれる攻撃でドライブを続け、敵陣36yからのRB#30茂住(異4)のランでTD。先制点を獲得する。だが、直後の明大の攻撃で得点され、すぐに同点に追いつかれてしまう。さらに、立大に攻撃権が渡るも明大のキックが立大選手に当たり相手がリカバー。予想だにしない事態が相次ぎ、なかなかモメンタムを引き寄せられない。その後も失点が続き追い込まれる立大だったが、第1Q残り5分、自陣41yから開始した前半3回目の攻撃では茂住のランでギャンブルに成功。さらにQB#8瀬本(社4)の好調なプレーなどがけん引し、敵陣18yまで侵攻させる。そして、TDを狙い4thダウン残り5yでギャンブルを選択するが、相手の守りを突き崩せずに失敗。追加点を得ることができず、7-27で前半戦が終了した。

ロングパスを決めた瀬本
流れを払拭したい立大はオンサイドキックの成功により自陣46yから開始するが、ファンブルロスト。まさかのターンオーバーとなる。しかし直後にDB#3山田(観3)が相手のパスをインターセプトし流れを呼び戻す。リズムを取り戻した立大は、相次いで茂住のランプレーで敵陣を突破し、TDで2得点目を手に入れる。このままペースを保ちたいところだったが、インターセプトやディフェンスの不調が重なり差を広げられてしまう。その中でも瀬本からWR#10望月(現3)へのパス成功や、茂住の15yランで得点を決め、僅かながらチームが上を向きだす。20―44と苦しい状況には変わりないが、残り6分、瀬本から茂住への31yロングパスによるTDが成功。ここではFGは選択せず2ポイントコンバージョンを選択。覚悟の攻めで相手を振り交わし、茂住がエンドゾーン内にボールを運んだ。力強く、主将の意地を見せたこのプレーに大きな称賛が観客席から送られた。立大はその後無得点のまま試合終了。28-51での敗北により、入替戦が確定した。

試合後フィールドから去る茂住の表情は、主将としての責任からか、今季見たことのない悔しさが感じられた。前節の法大戦と明大戦を経て、どちらもチームが上向きになっていることは間違いないが、勝利へは届かなかった立大RUSHERS。現役世代は未だ経験したことない入れ替え戦に向け、HC市瀬は「入れ替え戦の怖さと全てを伝えていく」と語った。選手、そしてコーチやスタッフが一丸となって向かう運命の3週間後。TOP8残留をかけた闘いはもう始まっている。
(11月26日・伊藤太一)

◎今日のMRP (Most Remarkable Player~注目すべき選手~)

RB #30 茂住雄太
立教新座
異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科


第80代主将を務める茂住。冷静な判断力、思考しながらもフィールドに上がると誰よりも熱いラッシングで魅了する。今試合でも体当たりのTDで幾度となく観客を沸かせた。不振に苦しむRUSHERSの柱として、自分を犠牲にしながらもストイックにフットボールに打ち込む彼の姿は目を見張るものがある。3週間後に控える入れ替え戦でも、チームのため、そして応援する全ての者のために素晴らしいプレーを見せてくれるに違いない。





◆コメント◆
◎HC市瀬
○今の気持ち
――TOP8になって一勝もできなかった、勝利へ導けなかった責任は感じています。
○この結果を受けて選手たちは
――意識するなとは言ってもある程度意識していた所はあると思うので、試合の途中からはある程度覚悟してやっていたと思うんですけど、逆に一回も勝っていないという自信がない部分というよりは危機感を持続して。今日の試合の反省点は次の試合に少しでも出ないようにしっかり反省して。とは言っても簡単に一発で点数を取られるというシーンも見受けられたので、タックルという点もしっかり訂正していきますね。
○選手に伝えたいこと
――相手どうこうではなく自分たちができなかったことを。最後になってくると流れてしまうんですけど、直さないと痛い目に合うので、それをしっかり自覚させるということですね。
○HCからみて修正できるところ
反則は最初のころに比べて減ってきているなという感じですね。この前の法大戦もなかったので。どっちかっていうとディフェンスのタックルとかその辺だと思いますね。専門的に言えば、手から相手に行ってしまって、足が遠いので、すぐに持って行かれてしまう。

◎RB#30 茂住
◯今日の試合を振り返っていかがでしたか
――今シーズンTOP8の試合は今日で終わりなんですけど、全敗という形で。自分達の目指していたフットボールは日本一だったんですけど、なかなかそこには辿り着かなかったというのが現状ですね。やはり自分達が取り組んできたことと結果が結びつかなかったらスポーツというのは意味がないと思うので。結果がこういう7敗という形だったということは、自分達の取り組みがものすごく甘かったなということを実感しています。
◯主将として今シーズンを通してチームがどう成長したと思いますか
――1番成長したと思うのは、自分達の目標に対して貪欲に努力しなければいけないのを自覚できたことだと思います。ですが、まだまだ目標に対して自分達がどう努力するのかとていうのはできてないんですけど。それができてきたら後輩たちはどんどん成長できると思いますし、今後、ラッシャーズも益々良くなると思うんですが、まだできるまでに至っていないので。その点に関しては4年生だったり、上級生だったりっていうのがなかなか伝達できなかったなという部分もあります。ただ、変わろうとするのにどういう素材が必要なのかというのを見つけ出したというのが、今年の1番の良い部分だと思います。
◯茂住さん個人については今シーズンでどのように成長されましたか
――自己犠牲というか、チームの為に自分がどれだけ全力を尽くせるか、他人の為にどれだけ全力でやれるか、人のことを考えてどれだけ全力でできるか、という気持ちの部分が1番変わりましたかね。4年生で主将という立場をやらせて頂いて、そういった部分を益々感じましたし、やはり80年の歴史のあるこのチームで主将をやらせて頂いているというのは自分にとってもプラスですし、このチームにとっても自分が活躍することで更にプラスになると思ったので。
◯入れ替え戦に向けて
――絶対に勝たなければいけないので、下級生達が自分達と同じTOP8という素晴らしいフィールドで戦う為にも、自分達が捨て身になって、1番の自己犠牲を払って、どんなことがあろうとも必ず残るということが、僕達4年生、主将である自分がやらなきゃいけないことだと思うので、この3週間自分に更に厳しく、チームにも厳しく、勝てるチーム、絶対に勝つチームというのを作り上げていきたいと思います。

◎OL#58 平松
○今日の試合を振り返って
――自分は序盤の方にケガをしてしまって試合に出られなくなってしまったんですけど、まずケガをしてしまったことが本当に情けないですし、すごく痛いのに体を張っている人たちもいたのに本当に自分が情けなくて。チームが負けたのも悔しいですけど、それ以上に情けないなという気持ちの方が大きいですね。
○オフェンスについて
――今回はテンポ良くやれている印象で、前回の反省として法政戦は前半に点が取れなくてエンジン掛かるのが遅いんじゃないかという話があって。でも今回はファーストシリーズから点数を入れられて。そこから全シリーズ点を挙げることは出来なかったんですけど、しっかりスコアに繋げられてほんとによく頑張ったなと思います。けれど、それ以上に明大の方が点数取っているので、やはりそれ以上に取っていかないといけないと思いました。
○試合前のミーティングにおいて
――相手を強く意識することもなく、自分たちはここにラッシャーズらしいフットボールをしに来た。シーズンインから決めてきた自分たちの強いフットボールを最後まで応援してくれている皆さんに見せる最後のチャンスでもあるし、自分たちは自分たちの出来る最大限の表現をしようということで試合に向かいました。
○リーグ最終戦を終えて
――7試合全部負けちゃって、4年間の中で1番しんどいシーズンだったんですけど自分の中ではこんな経験をするのもできないですし、この中でいかにチームが先に進んでいくかをみんなで考えながらやっていていい経験になったんですけど、ただやっぱり入れ替え戦行って負けるわけにはいかないのでちゃんと勝って終わりたいと思います。

◎DB#7 松原
○法大戦から今回まで重点的に取り組んだこと
――明大はラン主体のフィジカルなプレーが多かったので、自分たちはあたり数というのはこの2週間掲げてきて、取り組んできましたね。そういった面では練習においてもこれが問題だというのはなかったんですけど、いざ試合になってみると練習の半分くらいしか出せていなかったというのが正直な気持ちですね。
○今日の試合はディフェンスを松原選手が引っ張っていた印象だったが
――4年生ですし、フィールドに4年生で立っているのが自分と坂口しかいないので、それは必然的にやっていかなければいけないのかなと思っていますし、若い選手が多いので、その人たちは自分のプレーしか見ていないと思うので、そういった部分でまわりで声を上げて、こっちにも上級生いるから安心してプレーしろよという意味で声掛けはしていますね。自分が一年生の時とか試合に出ていなかったんですけど、2・3年生になって試合に出て、本当に自分のことだけで精いっぱいだったので、ちゃんとまわりにもいるから安心してプレーしろよというのを伝えるようにしていますね。
○次戦への意気込み
――ディフェンスとしてはもうこんなにも失点するのは本当に恥だし、自分たちのプレー・ディフェンスができていないというのは1年かけてやってきた結果なので、しっかりと受け止めて次節0失点でノースコアでやっていくというのと、個人の目標としては今年インターセプトが一度もないので、去年一昨年と続けてインターセプトしてきて流れを変えることが出来たというのもあったので、まず一つ取りたいと思います。

◎QB#8 瀬本
○個人としての出来は
――まだまだですね。28点取ったっていうことでも、それはライン、レシーバーとかあって、みんなが必死に一丸となってやったもので、QBとしてのプレーでもっと引っ張るっていう面ではまだまだ全然だと思うのでそこは自分でもっと。QBは1回もミスしちゃいけないと思っていて。全員を動かしていく中で、自分がまだミスしているっていうのは致命的なことなのでそこは無くさないといけないと思っています。
○4年生、QBとして気を付けていたこと
――ゲームを壊さないっていうのが1番大事だと思っていて。インターセプトとか、ターンオーバーを絶対しないっていうところと、オフェンスの士気を常にモチベーションを高く、他の10人を上手く使っていくというのが自分の出来ることだと思っているので、そこはいつも意識しています。
○シーズンを通してチームが成長した点
――最後の方とかオフェンスもベンチも一体となって、なにがなんでも食らいつこう、1yでも前にいこうっていう、そういったところでオフェンスは1プレー、1つのボールに対して全員で集中するというのは出来たと思いますね。
○応援してくれた多くの方について
――本当に今自分たちがこうやってやらせて頂いているのも、応援してくれている人だったり応援団の人とか、こういう人たちがいて成り立っているというのが改めて特に試合が終わったときに感じて。こんな弱い自分たちでも拍手だとか、次頑張れとかそういうこと言ってくれるのはすごくありがたいですし、それと同時に申し訳ないというのがあって、結果で返したかったんですけど、そこは本当に申し訳ない気持ちです。
○リーグ戦全体の総括
――すごく自分の不甲斐なさというか、自分の力不足を痛感したリーグ戦ではありました。それと同時にやっぱりまだまだ上手くなれるというのを毎試合痛感させられて、もっと上手くならなきゃいけないと思ったシーズンだったので、自分に限界を決めないで可能性を信じて頑張ろうっていう思いでした。
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