2014/12/04

空手部


悔しさ残る全日本

◆第58回全日本大学空手道選手権大会◆
11月16日 日本武道館
10月の関東大学空手道選手権大会において、立大は男女共に団体組手で出場権を獲得し挑んだ今回のインカレ。日本の大学の空手界の頂点を競うハイレベルな大会だ。そして四年生にとってはこれが最後の団体戦。 彼らは集大成として最後の最後まで気迫あふれる戦いぶりを見せた。

相手の隙を狙い構える飯村
男子の初戦の相手は強豪・大阪商業大。先鋒(せんぽう)の鈴木(済1)は、上段突きで先制するもその後はなかなか決めきれず敗北。続く染谷(文3)は相手と互角の試合展開を見せるも、1-2と惜敗を喫する。後がない立大は、中堅・宮武(コ3)が出だしから果敢に攻め入る。しかし一歩及ばず敗退。副将の飯村(済4)、大将の希代(文1)も迫りくる相手に一矢報いることができずそれぞれ敗退。相手から白星を得ることができなかった立大。しかし接戦も多く、全体として悔しさの残る初戦敗退となってしまった。



試合を終え、礼をする立大の女子団体チーム
  女子は初戦の長崎国際大戦、先鋒の矢野(済4)が序盤から果敢な攻勢で得点を獲得し、試合を有利に進める。鋭い突きで得点を重ねた矢野は、6-1で圧勝。続く中堅の茂木(観3)は試合開始から突きを決め、勢いをつける。しかし試合終了直前に続けて得点を奪われ、惜しくも敗退。勝負の行く末は大将の森(コ4)に委ねられた。意気揚々と臨んだ森は試合開始直後から勢いよく中段蹴りを決め試合の優位に立つ。終始危なげない試合運びを見せ、相手に得点を許さず勝利。2回戦へ駒を進めた。
 2回戦の相手は東大。先鋒の矢野は落ち着いた攻勢を見せた。冷静に上段突きを決めた後はリズムをつかみ、続けて中段蹴りを決め相手に差をつける。そのまま自分のペースで6点を獲得し勝利。続く中堅・塚本(文3)も序盤から相手を寄せ付けない圧倒的な攻撃を見せ、6-0と圧勝。2人の勝利によって、3回戦進出が決まった。
 3回戦の相手は彼女らが組合せ決定後から研究していたという宿敵・大正大。先鋒の山浦(文1)が敗れ、後がなくなった立大の中堅は矢野。序盤から突きを続けて決められるが力強い攻撃で必死に食らいつくも、1-4と敗北を喫し、3回戦敗退でベスト16という結果で今大会を終えた。この大会で引退する矢野は、悔し涙を見せながらも「このチームでやれてよかった」と語った。

男女ともに山場としていた相手に打ち勝つことができず悔しい敗北を喫してしまった今回の全日本。今大会で主力である4年生が引退となる。今回の悔しさだけでなく、4年生から受け継ぐあらゆる思いを胸に、これからも 高い壁に挑み続けていってほしい。
(12月4日・岡村章秀)

◆コメント◆
主将・飯村 涼太
「思っていたより強かったですけど、勝てないこともなかったかなと思います。体格差があることはわかっていたんですけど。自分の中では満足できない試合でした。(4年間通して)まだあまり実感がないですけど。想像していたよりは頑張ったかなと思います。男子校だったんで、女子部員と対応したことをがんばったし、あとは、変わっている人が多い中、まとめるのを。主将としての1年、人のことを気に掛けたりするのは別に大変じゃなかったですけど。みんな元気だったんで、いいかなと思います。(今日の試合を踏まえて次に生かしたいことは?)部にはあまりいなかったので、身長が大きい人とのことをあまり考えていなかったので。部の中で大きい人と今日戦った大きい人って全然違ったので。そこもまた意識しなきゃなと思います。(今後空手は)時間があれば頑張りたいとは思いますけど。続けられる環境だったら続けたいですね。」

森 友里恵
「どんな気持ちっていうより負けたくないっていうのが一番だったので、最後なので、しっかり勝って終わりたいと思って試合に臨みました。 自分の試合は一試合だけだったんですけど、その一試合はもう、自分のもってるもの全部出してやろうと思って、がむしゃらだったんであまり覚えていないんですけど。あとの二試合はチームで並んでただ声をかけるだけだったんですけどチームが盛り上がるために、一生懸命声掛けして、一緒に戦っている気持ちでやりました。(去年と同じ結果に終わってしまったが)超えたかったですね、ほんとに大正大には絶対勝ちたいなっていうのはあったんですけど壁は厚かったですね。(4年間振り返って)1年1年にいろんな思いがあったんですけど、練習とかすごいいい雰囲気でチームとして仲良く一生懸命練習に打ち込むっていうことができたので、4年間振り返ったらよかったなというのはすごくあります。後輩たちには、一生懸命取り組んで、試合では負けないって気持ちで一つ一つの試合悔いを残さずやってほしいなと思います。」

矢野 朱美
「(大正大について)山場だと思っていました。結果としては悔しいです。オーダーは狙い通りだったしあそこで勝たなきゃいけなかったっていうのも自分で分かっていたし。ゆりえ(=森)まで回せば勝てるっていうのがすごくあったので。最後試合を回せなかったっていうのが、申し訳ないなと思いました。(4年間を振り返って)3年生までは空手だけをがむしゃらにやってきて、4年生はそうじゃなくて。下の面倒も見たりしなきゃいけなくて。それまで以上に周りのことも気にかけるし。私は主務をやっていたので、プレーヤーと主務の仕事で悩んだ部分もあったというか。すごく大変だなと思ったこともあったんですけど、やっぱり同期がいてくれたからこそ、ここまで来ることができたんだなというのはあるので、同期にはすごく感謝しています。ずっと自分たちの代は一人一人が高校生の時から活躍した選手がそのまま入って来ていたので。個性が強いといえば強いし、厳しいことも言い合ったりして切磋琢磨しながらできたかなと思います。立教の空手部でここまで空手をやれてきたっていうのは、立教に入って良かったなと思っています。」

平田 健(現4)
「4年間全力でやり切ったって思いと、あまり試合に出れなかった悔しさがあります。 自分より上手い人たちばっかりで不安があったけれども、責任もってチームを第一に考えて行動してきましたし、主将の飯村をサポートしながらいい雰囲気にしていけました。 仲がいいけれど傷の舐め合いみたいなことはせず、高めあえる環境にできたと思います。 自分ができなかったことはまだまだたくさんあるので、後輩たちには今よりいい順位を取れるように頑張ってほしいです。 」

染谷 研生
「大阪商業大が強いのは知っていたし、しかも見たこと無いし未知数でした。関西は結構荒いと聞いていたから、どれくらい荒いんだろうと思って対策もしていました。実際やってみたら全然勝てなくない相手過ぎて、逆に超悔しかったです。いっそのことぼこぼこにされたら、来年また頑張ろうってなるけど、全然勝てる相手でした。(4年生について)特に飯村先輩は今までの中で一番の実力者だったから、練習もまじめだったし、技術も(空手の)知識もある人だったから、すごい憧れる存在だったし、でも意外と練習中とかは全然強要がなくて、かなりフリー。だからかなりやりやすくて。飯村さんが主将になってトータルで考えてみるとすごい楽しかった1年間だったな。勝ちたいという思いが去年一昨年とは比べ物にならないくらい強くなった。(来年は幹部だが)やっぱり今年の飯村先輩ほど自分たちは実力では及ばないから、でも自分たちの武器は、自分と宮武は同じレベルで引っ張っていけること。主将になろうと副主将になろうと関係なく、実際両方とも同じレベルだから、お互い刺激し合って、足りないところとか伸ばしていきたいところを、毎回考えて1年間つくりたいなと思います。どこまで勝ちたいとかをあんまり目標にするよりは、内容的な、どういうふうにやってその日を迎えるだとか、どういう動きが出来たとか、どういう力を身につけたとか、そういうのを考えて練習して、どこを目指してそのための練習というよりは、今を頑張る、今足りないところ、伸ばしたいところを頑張れば、いずれ目標を通り越すみたいなのがいいのかなって思います。やるべきことをやればそれだけ胸を張っていられるし、自分に厳しく何やりたいかを考えて1年間やっていきたいなと思います。」
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