2014/12/13

ラグビー部


魅せた、立教の勇姿

◆関東大学対抗戦Aグループ◆
  12月7日 対明学大 江戸川区陸上競技場
青空の下、澄んだ空気の中で迎えた関東大学対抗戦Aグループの最終戦。この試合に勝った方が入れ替え戦を有利に戦えるため、立大フィフティーンにとって負けられない試合となった。試合はお互いに一歩も譲らず、逆転に次ぐ逆転で最後は自分たちのラグビーを貫いた立大が僅差で勝利した。
攻撃のリズムを生み出した御苑

立大のキックオフで始まった直後、相手に中央突破を許して早々に先制を許してしまう。追いかける立場となった立大はモールで押し、相手敵陣深くに侵入。前半11分に相手のペナルティーにより得たペナルティーキックをSO御苑(観2)が決める。この得点で勢いに乗りたい立大はHO白石(コ4)PR眞壁(現4)LO民部田(コ4)の4年生を中心としたFW勢が奮闘し、チャンスを生み出す。前半20分にペナルティーキックのチャンスを得ると、御苑がポールの真ん中に蹴り込む。この流れのまま逆転したい立大は前半26分に相手のラックからボールを奪い取る。最後はLO大熊(営2)から御苑へと渡り、華麗なステップで相手を翻弄。逆転のトライに繋げる。次々と低い鋭いタックルを突き刺し相手にノックオンを連発させる。そのチャンスを活かしたい立大はFB中川(法4)からWTB青木(観2)にパス。そのまま、サイドライン際を独走かと思われたが相手の執念によりトライを阻止される。そこから明学大に攻め込まれるが必死のディフェンスでなんとか凌いで前半を13-7と勝って折り返す。

後半に入ると形勢が一気に逆転する。立大が相手のスピードに振り切られるシーンが目立つ。目を覚ました明学大の反撃にあい、自陣でのプレーが続く。この状態から何とか自分たちの流れにもう一度したい立大だったが大事なところでミスが出てしまう。これを二連続トライに繋げられてしまい、再び逆転される。ここで立大は選手交代して、悪い流れを断ち切ろうとする。この作戦が的中し、後半32分に途中出場のSH古谷(社4)から御苑へとパスを回し最後はCTB福澤(観1)が空いたスペースを走りきりトライをもぎ取る。コンバージョンキックも決めて4点差。しかし、時間が刻々と過ぎてゆき、試合終了の目安の40分となった。
喜びを爆発させる、立大フィフティーン

ここでロスタイムは残り5分というアナウンスが響く。最後の力を振り絞って戦う選手たち。自陣からパスをもらった選手が相手にタックルしてラックを形成するという理想の形でじわじわと攻め込む。そして、後半42分に古屋から御苑から青木とフィールドを右サイドから左サイドへと全体を使い、途中出場のWTB横山(コ3)が決勝のトライを決めた。この瞬間、競技場全体が一体となり今日一番の盛り上がりとなった。

試合が終わると、各選手がそれぞれに喜びを表現した。ガッツポーズをする者もいれば、泣き崩れる者もいた。グループAでの勝利は2005年以来の快挙だ。多くの選手が勝因を日々の練習の成果だと答えた。厳しい戦いが続いた今シーズン。それでも、耐え抜いた成果がここで表れた。次は一橋大との入れ替え戦。4年生が最後の試合となる一戦はまさに集大成となる。最後は勝って締めくくりたい。
(12月12日・富田豪紀)


◆コメント◆
PR眞壁
---試合を終えて
まずは逆転できてよかったです。本来苦戦するはずのなかった試合で苦戦してしまったのは反省点かなと思います。
---点差が厳しい中でも勝ちきれた要因は
部員全員目が死んでなかったっていうのが一つあって。冷静な人間が何人かいたので。自分たちのラグビーをやっていけば逆転できると思ってました。
---勝利を決定づけたキーマンは
後半、河野(社3)が入って盛り上げてくれて。あいつ自身アグレッシブにアタックしてくれて。そこからいい雰囲気が生まれたのかなと思います。
---久しぶりのAグループでの勝利となったが
まず一勝できたのが大きいですね。8年ぶりの勝利だったのでそこは喜んでいいかなと。まあ、目標である3勝は達成できなかったのでそこは課題かなと思います。3勝以上できるにはどうしたらいいかが今後のチームの課題になってくると思います。
----入れ替え戦に向けて
一橋はすごくいいデイフェンスをするチームだと聞いてるし、向こうもずっと勝って上がってきてるので。その勢いに負けずに僕たちのラグビーができればと思います。
HO白石(コ4)
―――今日の試合
自分たちのミスから自滅しちゃう部分が多くて、それでも最後勝ちきれたのはよかったなと思います。(勝因は?)自分たちがやってきたことをやれば勝てるというのはわかってたのですが、結構自分たちで崩しちゃった部分が多かったので、もっと楽に勝てたかなというのが感想です。
―――今日の試合にあたって心がけていたことは
最後の対抗戦ということで、4年生から前に出て、後輩にそういう姿をみせようかなとは思っていました。
―――来週の入れ替え戦に向けてどういう準備をしていきたいか
去年の4年生がしっかりやってくれたから今自分たちがAでやれてるというのがあるので、後輩たちにしっかり残せるように、勝って来年もAで戦えるようにしたいなと思います。
―――ご自身も立大でプレーする最後の試合になりますが、改めて意気込みを
まだ今年はあまり4年生のFWの核としての仕事があまりできていないので、しっかり背中で見せられるように頑張りたいと思います。
LO民部田(コ4)
―――今日の試合で、目標にして臨んだことは
筑波戦のあと2週間、明学戦に向けてレイドというかFWのスクラム、ラインアウトからのオフェンスのセットオプションをずっと練習していました。今回僕らが用意していたレイドオプションがあまり出せなくてなかなかうまくいかなかったんですけど、個で勝っていたので、そういう用意したオプションではなくて、前面にFWを前に出していこう、体あてていこうというふうに切り替えて後半から臨みました。最初は相手もメンバーチェンジなどで元気なFWがいっぱい出てきたりして、体を当てるだけだと厳しい部分もあったんですけど、今シーズンずっとやってきたフィットネスで相手を上回って相手の足が止まったところでBKで2本取り切るってことができて逆転できて。今日のゲームは本当にプラン通りに進んだと思います。
―――来週の入れ替え戦に向けての意気込みを 一橋大さんが相手になると思いますが、前半は今日みたいにシンプルに僕らFWが勝ってる部分をぶつけて。今日はFWでトライを取れなかったんですけど、全部BKだったんですけど、FWの固まりモールスクラムからいって試合を楽に進めてからBKにボールを回して、点差を話していけたらなというゲームプランで行きたいですね。
―――前半がかぎになりますか
そうですね、前半僕らFWが前に出て行って、そこで2,3本とってFWの固まりで点をとれたら、あとは僕らのBKがのびのびとやってくれると思うので、前半はFWががつがつ前に出て一橋の足を止めたいと思います。
SO御苑(観2)
――今日の感想
今日は絶対負けられない試合だったので、勝ててよかったって言うのが本当に率直な感想ですね。(立教の良かった点と悪かった点は?)良かった点は、立教は前半の10分と最後の10分をターゲットタイムにしてやろうみたいな話をしてて。最後の10分を走るためにはフィットネスをやろうっていうので、練習でも走り込みを年間通してやってきて。その結果が最後の10分で逆転できたことだと思っていて。悪かったところはやっぱり中の時間に自分達のミスで苦しめてしまって…ミスが多かったところですね。判断ミスも含めて、まだ改善できるところかなと思いますね。(ミスの原因って?)焦りが原因で、焦っていつもの連携が取れなかったり、焦った気持ちからパスが悪く行ってしまったり。平常心でできなかったところかな、と思いますね。 ――今日トライを決めたが、あれは理想の形?
いやぁ、あれはたまたま(笑) あまり理想の形ではなかったんですけど、僕のトライではないんですけど最後のとかは理想の形です。
――追いかける展開の中で何を考えていた?
いやもう…僕はスタンドオフっていうポジションでやってて、バイスキャプテンの途中で岡村さんがいなくなったりしたから、チームが落ちてテンションが下がって静かになった部分があったので、このまま下がったらヤバイなと思ったので、僕が声を掛けてっていうのを意識してやっていました。
――BKの中で意識していたことや共有していたことは?
アタックに関しては結構いろいろ考えてることがあったんですけど、ディフェンスをしなきゃ試合にならないということで、ディフェンス絶対行こうって話はBKでしてました。
――入れ替え戦に向けての意気込み
負けられない試合なので。今日は喜んで、火曜日から切り替えてやって、きっちり立教の形で勝ち切って、また来年に繋がるような勝利を掴みたいです。
CTB福澤(観1)
―――今日の試合を振り返って
自分自身のプレーはあんまり良くなかったけど、勝てたのが一番デカイんで良かったです。
―――1トライについては
あれは自分たちのサイクルができて、自分はもうトライするだけだったのでそれを意識してやったんで、まぁみんなで取ったトライだと思います。
―――今日の試合の収穫や課題
収穫は最後の10分、20分で明学より立教の方が走れたことフィットネスをいっぱいやってきてその成果が表れたと思います。課題は自分自身、センターなんで思いきり行きたいです。
―――次の試合に向けて
残留がかかってるんで、圧倒して自分自身もいいプレーしてチームもいいプレーして4年生最後の試合なんで笑って終わりたいと思います。
WTB山田(営1)
―――今日の試合を振り返って
勝って良かったです。以上。
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