2015/04/17

洋弓部


衝撃の5点差、悔しすぎる惜敗

◆平成27年度春季リーグ戦第3戦◆
4月12日 対青学大 帝京大学レンジ
 
立大50M30MTotal
後神284314598
260327587
石川274311585
船戸266317583
高嶋271306577
三浦240311551
小谷野244303551
上野201294495
上位4名総計2353
青学大上位4名総計2358


桜舞う帝京大レンジ。久しぶりの晴天の下和やかな雰囲気ながらも、目には見えない壮絶なデットヒートが繰り広げられる試合となった。開幕2連敗中の立大はなんとしても勝ちたいところであったが、3時間半の激闘の末わずか5点の差で青学大に惜敗した。

八王子で行われた青学大との試合。寒い日が続いたせいか、レンジにはまだ遅咲きの桜が咲き誇っていた。風もさほど強くなく、開始前から好ゲームが予想された。ここまで未勝利の立大は、3・4年生を中心にメンバーを組む。注目の50m第1エンド、選手たちは表情豊かに試合に臨んだ。プレッシャーのかかる場面だが、高嶋(観4)と石川(文3)が50点と両チーム含めての最高点を叩き出し、立大が幸先のいいスタートを切る。50mでは石川と後神(コ4)が引っ張る形となった。石川は前回、後神は今回からのリーグ戦スタートとなったが、それまでのブランクを感じさせない射で赤字を連発。特に後神は50mのすべてのエンドで赤字を出すなど安定した試合運びを見せる。しかし青学大も随所にいい射を放つ。立大は射のばらつきがあった分だけ、点差を付けられてしまう。それでも50mが終わった段階で26点の僅差を追いかける形で後半戦を迎えた。

太陽が頭上へ登る中、30mに入った試合はいよいよ白熱する。選手たちは自分たちの点数を聞かされずに戦っていたが、目には見えない青学大の背中を着実に迫っていく展開に。周りが民家のため、声援が禁止されているこのレンジ。事前に無声応援を練習していた立大は、苦手としていた無声レンジをものともせず自分たちの射形を作り上げる。三浦(コ3)が56点と高得点を出せば、負けじと濱(済2)も57点。50mであまり点数が伸びなか手も調子を取り戻す。青学大が徐々に点数を落とす中、立大がますます勢いをつける展開に。残り1エンドで12点差という、まれに見る僅差となった。両チームともにプレッシャーが最骨頂となったラスト3射。緊張にのまれたか、青学大は誰ひとりとして赤字を出せない。このチャンスをものにしたい立大であったが、気負いが過ぎたかミスが目立つ。結果、わずか5点の差で涙をのむ形となった。

観戦している側からしても心拍数が上がる試合であった。まして選手たちには相当のプレッシャーが掛かっていたことだろう。試合後初めて点数を知った選手たちは、口々に後悔の弁を述べた。しかし、後ろばかりを向いてはいられない。3連敗ではあるが、リーグ戦はまだ半分しか終わっていないのだ。勝利を目指し、自分たちの射型を求め続ける。一度弓から放たれた矢は止まらずに、前へと進むしかないのだから。

(4月15日 浅野徹)

◆コメント◆
高嶋(観4)
―今日の試合の感想を簡単にお願いします
今日は周りが民家なんで無声応援の射場だったんですが、私達は結構盛り上げて点数を持っていくチームで、無声応援に苦手意識があって。でも普段の練習であえて無声応援をして対策をとっていたので、皆試合に集中できていました。前回の試合も負けてしまったんですけど、盛り上がりがすごくよかったと思っていて。今回は皆の集中力が続いていたのがよかったと思います。
―50mで点差が離れてどう切り替えたか
全体的には悪くなく、赤字に乗っているのも3人くらいいて、むしろ30mの方がちょっと上手くいかなかったと思います。3本打った後に矢取りに行くんですけど、一つの試合で何回も行くの集中力が途切れてしまって。それでみんな苦手意識を持っていて。あと狙い込みすぎるんですよね。30mは近いんで、ぐーって狙い過ぎちゃって逆に外しちゃうってパターンがすごく多くて。そういう意味で思い切りがまだもう少し足りなかったかなって思います。
―個人の結果は
50mはまあまあ良かったんですけど、やっぱり集中力が切れてしまった部分があって。30mの4エンド目から、「あと12本で終わりか」って思ってから、あと少しで終わるって部分に意識がいってしまって、最終エンドも下に思いっきり外してしまって、悔しい結果に終わってしまったんで。でも全体的には自分はいい射型で打てたので、一橋戦に合わせる形で集中力を改善していきたいと思います。
―今後のチームの戦い方
実際問題、入れ替え戦はほぼ確定したんですね。なので、入れ替え戦に向けいかに高いモチベーションで臨むか、持っていくかだと思います。1部校なんだぞっていう戦い方ができればうちのチームは大丈夫だと思うので、そこまでに、2部下がっちゃうかもっていう気持ちじゃなくて、しっかり見せつけるような気持ちで今日のような試合をできればと思っています。

石川(文3)
―今日の試合を振り返って
今日の試合は、50mの入りがすごい良くて…。その後も順調に調子をあげてっていったんですけど、30mの最初のエンドであまり良くない点を出してしまって、そこから2エンドぐらい引きずっていましたね。その後また調子をあげて、最後挽回できたのでよかったです。
―どう切り替えたか
普段練習で意識していることを、試合でときどき忘れてしまうことがあるので、それをまた思い出して意識し直しましたね。
―先週からリーグ戦に復帰、試合の調子は
2ヶ月くらいアーチェリーをやっていない時期がありまして、先週から試合にやっと出始めたんですけど、先週と比べたらやっぱり良くなりましたね。調子が出てきてちょっと慣れてきたというか。
―反省点は
やっぱり意識することを忘れちゃって、練習の時のように打てなかったことですね。特に30mなんですけど、矢が結構下に集まってくることが多くて。その時に押し手を押しすぎちゃう部分があるんですけど、そこは力を抜いて打つことを意識しています。
―来週以降の試合に向けて
やっぱり再来週の一橋戦が勝負だと思うので、そっちに合わせて早稲田戦も気軽に打てたらいいなと思っています。

後神(異3)
―今日の感想
結果的に5点差で負けちゃったのが凄い悔しくて、これに勝っていれば2部との入れ替え戦に臨まなくて済んだかもしれないので、それを考えると本当に悔しいです。私が上手くやっていれば5点差をカバーできたかもしれないので、とれなかったことの悔しさがあります。
―50Mの方が点数が良かったが、30Mは苦手?
昔から、30Mがどうにも苦手なところがあって。30Mは結構打ち込んで勘さえつかめば点数出るって言われてるんですけど、私はその勘を取り戻し損ねてたので、打って練習しとけばよかったなって思います。
―留学後最初の試合だったが
留学中はアーチェリーは出来なかったです。筋トレと走り込みだけだったので、もうちょっと前からアーチェリーに触れるなり筋トレ増やしておけば、試合にももっと早く出られたのにっていう後悔ばっかです。
―チーム全体で勝ちきれなかった要因は
終る直前まで点差を伝えられていなかったので、チーム全体として追い上げてるってあんまり感じてなかったと思うんです。勝てるとか追いついてるとかあんまり意識してなかったんで、後から聞いて「じゃああの5点分取っておけばよかった」って。
―試合後のチームの雰囲気は?切り替えは?
落ち込んでましたね…。今日勝てなかったこととか、自分があの時何点取ってれば…とかそういう引きずりは残っちゃうかなと思うんですけど。次どこに勝てばいいとか、何点出そうとか、2週間後の試合に向けて調整していこうってリーダーの高嶋さんが仰って下さったので、それに向けては考え始められてるとは思います。
―次の試合に向けて
次の試合は絶対出たいですし絶対点数出したいですし、今日駄目だったとかとかここ出来なかったってポイントを完ぺきに抑えてチームを引っ張っていけるようにはなりたいです。
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