2015/04/23

野球部


勝 ~“一”にこだわれ~

◆平成27年度東京六大学野球春季新人戦◆
4月18日 対法大1回戦 明治神宮野球場


 リーグ戦開幕から一週間がたち、ついに立大野球部が開幕戦を迎えた。昨秋の悔しさを晴らすために。まず迎え撃つのは初週で慶大相手に二連勝と勢いに乗る法大だ。両校スタンドには大勢の応援が詰めかけ、シーズン序盤特有の雰囲気に包まれ試合開始。法大相手に先制を許すものの、中盤の大量得点もあり大差をつけ勝利。開幕カード奪取に向け最良のスタートを切った。

10安打を浴びながらも9回を1人で投げ切った澤田圭
 1回表、立大のリードオフマン大城(コ4=興南)が左翼線に二塁打を放ちいきなり好機を演出する。しかし、先週慶大を無失点で抑えている森田(1年=富山商)相手に続く打者は凡打に倒れ、先制のチャンスを生かすことができない。対して立大先発は、エース澤田(コ3=大阪桐蔭)。初回の立ち上がりは2死2塁のピンチを背負うも、味方の好守にも助けられ何とか無失点で切り抜ける。しかし3回、2死から相手2番・田中(4年=愛工大名電)に高めに浮いた直球を右翼席に運ばれ、先制点を許してしまう。

好リードで開幕戦の勝利へ導いた主将の鈴木
 追いかける展開となった試合中盤、5回に再び好機が訪れた。先頭打者は主将・鈴木(コ4=日大三)。「狙っていた」内角の直球を強振すると右中間への二塁打で反撃の口火を切ると、無死1、3塁と絶好の好機で打席には大城。カウントを取りに来た変化球を逃さず、2本目となる二塁打を放ち同点とした。さらに1死2、3塁の場面で3番・佐藤拓(コ3=浦和学院)。甘く入った直球を右翼線に弾き返し、逆転に成功。昨秋不調にあえいだ彼がいきなり中核の仕事を果たすと、続く4番・寺田(コ4=神戸国際大附)、5番・田中和(法3=西南学院)、6番・酒井田(コ4=県岐阜商)の怒涛(どとう)の3連打もあり、この回一挙5得点と相手を突き放す。

 澤田圭は「精神的に余裕ができた」と序盤は思うような投球ができなかったものの、後半にかけて復調する。持ち味の制球力と、緩急を織り交ぜた投球で打たせて取る真骨頂を披露。バックの安定した守備もあり、5回以降は法大相手にこれといった好機を作らせない。すると最終回、澤田圭の安打から好機を広げ、ダメ押しの2点を追加。9回もエースが登板。たとえ点差があっても集中力は切らさなかった。最終回も難なく抑え、見事7点差で快勝。大事な初戦を白星で飾った。

 ついに始まった勝負の春リーグ。初戦は打線の奮起とエースの粘りが上手く絡まって、これ以上ない勝ち方でスタートした。間違いなくこれは立大の勢いとなるはずだ。二か月のリーグ戦においてその勢いをいかに継続していくには、先を見るのではなく目の前の一試合に、一打席に、一球に、“一”にこだわることが不可欠だ。一か月後、六大学の頂で笑うために。チーム一丸となってまずは勝ち点“1”を取りに行く。
(4月20日・唐澤大)

◆コメント◆
鈴木貴弘 #10
――初戦を終えて一言お願いします
自分たちのチームになって、自分自身キャプテンというポジションについて今まで練習してきた中で、二連勝していて間違いなく勢いのある法政相手にまず初戦が取れたっていうのは率直に嬉しいし、チームにとって大きいことだと思います。
――5回の大量得点についてはいかがですか
真っ直ぐを狙っていたんで、打ち損じなくてよかったです。結果あれだけ点を取れたっていう事がプラス材料なんですけど、澤田が打たれてる中で9回を1点にまとめてくれて、その上で打線も奮起したっていう総合的に見ていい流れで試合が作れたことが良かったですね。
――初戦にきれいな勝ち方をしたことで勢いに乗れると思いますが
今日みたいな試合運びっていうのはそう何試合もできるものではないと思うので。厳しい展開でも少ないチャンスをものにして勝ち切るか、逆にピンチをどれだけ最少失点で切り抜けられるかっていうのを大事にしていきたいと思います。

大城滉二 #1
――今日の打席はいかがでしたか
少し緊張しながら試合に入ったんですけど、一打席目にヒットが出たのでその後は落ち着いてできました。(二塁打を打った時の球種は?)スライダーだったと思います。チャンスだったのでファーストストライクから積極的に行こうとだけ考えてましたね。
――五回の大量得点について
最初にキャプテンの鈴木が作ったチャンスだったので、絶対返そうという気持ちでしたね。後も続いたのでよかったと思います。
――今季のヒット数の目標は
去年は決めていてあまりよくなかったので、今季は特に決めていないですね。一試合一試合を大切にっていう気持ちです。
――法大二回戦に向けて
一番としての役割、チャンスで打つという役割をしっかりと果たしていきたいと思います。

澤田圭佑 #18
――今日の感想をお願いします
初戦だったので最初ちょっと自分の力を出せてなかったんですけど、その緊張の中でも試合が進むにつれていい感じに投げられたかなと思います。
――後半のピッチングが安定していましたが、切り替えたポイントは
ちょっと慣れてきたっていうのもあるし、味方の大量得点が、精神的な部分で余裕が出たので、そこが一番大きかったかなと思います。
――相手は勢いのある法政だったが、入りで気をつけたことは
慎重になりすぎる方がダメというか。攻められないと自分のピッチングをしていけないので。守りにだけは入らないようにっていうのを、気をつけて投げていきました。
――準備としては万全な状態でしたか
すごいこの冬いい感じで進んできたので。自信まではいかないですけど、やるべきことはやってここに来たんでって感じですね。
――最後はかなり点差が開いた場面で、去年の秋は全部初戦で完投でしたが、1回戦での完投へのこだわりは強いですか
体力には自信あるので。なんていうか、周りのピッチャーを信頼しての自分が9回行けるって状態を作ってもらって投げてるんで。自分一人でやっているつもりはないんですけど、実際9回投げきるっていうのを目標に試合は、先発するときは入ってます。

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