2015/04/29

フェンシング部


春季リーグへ向けて

◆第28回ユニバーシアード競技大会フェンシング日本代表選考会◆
4月18日~19日 味の素ナショナルトレーニングセンター
大学生による世界大会・ユニバーシアードの日本代表選考会が行われた。全国から強豪選手が集う今大会に立大は男子エペ・フルーレ・サーブル、女子フルーレに出場。日本代表経験選手が多数出場する中で、苦戦を強いられる場面も多かったが、4月末から始まる関東学生春季リーグに向けて確かな手ごたえと課題をつかむ結果となった。

大会1日目、立大からは男子エペに叶内(法3)、木村(異3)、田中(文3)、工藤(観2)、小針(理2)、三島(観2)、岸(理1)の計7人が、男子フルーレには功刀(法1)がそれぞれ出場した。ユニバーシアードの選考会ということもあり、予選プールから厳しい戦いを迫られる立大。そのため決勝トーナメントに進出したのは主将・田中とダブルエースの叶内と木村のみとなってしまう。工藤は0-6、小針は0-5、三島は1-5、岸は1-4、功刀は1-4でそれぞれ予選プール敗退となった。

決勝トーナメント1回戦、木村の相手は北村(愛媛クラブ)。今大会は木村にとって留学から帰国して初めての公式個人戦となったが格上相手に6-15で敗北。「まだまだダメ。実力不足だった」と試合を振り返った。一方田中が挑んだのは津江(早大)。格上ではあったが善戦し、1セット目を8-8と意地を見せつける。しかし、2セット目に入ると動きを読まれてしまい、あえなく9-15で敗北。だが「粘れたのは大きな収穫」とし、成長を感じさせる試合となった。予選の結果から1回戦シードとなった叶内が2回戦で対するのは佐々木(専大)。1セット目では共に譲らず8-9で2セット目を迎える。2セット目、焦ることなく流れをつかんで後半連続5得点で逆転勝利。15-11で接戦を制した。昨年度関カレ、インカレ共にベスト16を達成している叶内。その壁を乗り越えるべく、ベスト8進出を目指して3回戦の相手・越水(愛知工大)に挑みかかった。こちらも接戦となるが、力強い相手に剣を飛ばされる場面など少し押され気味に。最後まで粘るものの、13-15と惜敗。「相手に対して焦ってしまった。戦いのスタイルが変わってしまった」と悔しげに振り返った。

大会2日目は男子サーブルに北田(法3)、浅香(法3)、末廣(済2)、そして女子フルーレに立大フェンシング部2年ぶりの女子部員、馬屋原(異1)が出場した。

唯一の女子部員として期待がかかる馬屋原
男子サーブルのメンバーは春のリーグ戦での活躍が期待される3人。しかしこの日も予選プールからハイレベルな戦いが展開され苦戦を強いられる。北田、浅香は対戦相手が日本代表経験者になることも多く、勝ち星を挙げることができなかった。末廣は1勝したものの、決勝トーナメントには上がれず。「あと1勝できたら」と唇を噛んだ。

今大会が大学入学後、初の試合となった馬屋原。1試合目は緊張からか思うようなプレーができず、防戦一方に。しかし「2試合目からは動けるようになった」と徐々に得点を挙げる場面も増えていく。特に5試合目では敗れはしたものの、4-4までもつれ込む接戦を演じた。予選プール敗退という結果に悔しさを感じつつも、「大学の選手の意識の高さを感じられた」と実りあるデビュー戦となったようだ。

新たに新入部員を迎え、活気を増したフェンシング部。特に男子エペはレギュラー争いが激しくなり、これまで以上にお互いを刺激しあえる環境となった。リーグ戦の目標に関しては「サーブルは2部残留、フルーレは2部上位進出、そしてエペは1部昇格」と主将田中は語ってくれた。4月30日から始まるリーグ戦、彼らがどんなフェンシングを見せてくれるかに期待だ。 

(4月28日 石山ゆりあ・岡林健太)

◆コメント◆
叶内
―今日の感想
 自分がいつも課題にしている予選が完璧で、今日は調子がいいかなと思ったのですが、トーナメントの1回戦で結構格上の人に勝っていい感じだったんですけど、2回戦負けちゃって結構悔しい感じですね。
―今月末のリーグ戦の目標は?
リーグ戦はもちろん2部優勝を目指していきたいですね。不可能ではないと思うので挑戦者のつもりで。前回は5位とか4位とかそんな感じなので。みんな格上なので挑戦者のつもりで頑張っていけたらと思います。
  ―4年生がいないため最高学年になられましたが、今の時点での今年の目標は?
 もう自分は個人戦とかに出ることはない、立教のためにという感じです。これまでは個人戦ばっかりで団体のことは何も考えられてなかったのでこれからは後輩とかに指導していって、立教全体が強くなるように頑張っていこうと思っています。
―最後に今回1年生が2人出ていましたが、その2人に対してはいかがですか?
 あの2人はずっと立教新座で自分の昔からの後輩なのですが、結構期待している2人なので、立教新座時代もその2人は強いって感じなので。多分今年のリーグ戦とかにもメンバーとして入ってくるかなと思っているので頑張ってほしいですね。

木村
―今日の調子は?
 調子は…エペっていう種目だったんですけど、種目らしさが無くて自分の本能というか、動きだけでやっていたんで、動けてはいたんですけど、ちゃんとしたエペが出来ていなかったんで、やっぱりまだまだ実力不足だなっていうのが感想です。
―春季リーグに向けて
 エペですよね?エペばっか練習してて、どうしても手だけに頼っちゃうっていうか…動きが鈍くなっちゃうんですよ、自分は。フルーレはもうちょっと自分的には大きく動けるというか、ちゃんと足を使えるっていうのがあるので…エペは叶内中心に自分はそこをサポートできればって思ってて。個人スコアも絶対マイナスを出さないっていう。プラスでつなげて、最後に叶内につなげるっていう。フルーレは自分が中心になってやっているんですけど、フルーレは個人的に力をつけて、自分が引っ張って他をカバー出来るように。

田中
―今日の感想
 今日は予選が2勝4敗で4敗のうちの2人がレベルの高い2人だったから、とりあえず自分の中ではおいといて、残り4人で勝ち越したいなと思っていてそこが2勝2敗だったのでやっぱり悔しい部分もあるけど2勝できたっていう点はよかったなと。正直決勝に上がれないかなと思ったんだけど上がれたから、1番下で上がっているから強い相手と当たるのはわかっていたから自分が春合宿から関西の遠征まででずっと続けてきたことを試す場所にしようと思ったので。そういった中で結果的には負けてしまったけど1セット目が終わるまで8-8ぐらいで粘れたっていうのは自分の中で大きな収穫で、次のセットに入ったときは完全に自分の動きが読まれてそこに対応できなかったていうのは仕方ないかなと。今回の大会の目的がリーグのメンバー決めっていうのがあって、下の代には負けてられないという思いがあった中でぎりぎり上がって負けたものの強い相手に対してやってきたことが通用したっていうのはよかったかなと思っています。
―去年の秋から主将になられたと思うのですがどうですか?
 主将とはいえ叶内とか木村とかがいて、自分は技術で引っ張るタイプではないとはもともと思っているので、どちらかというと上と下の橋渡しじゃないけど技術に関しては叶内、木村を中心に引っ張ってもらって。今の部の問題として圧倒的にその2人が強いので、下がどうやって上に追いつけ、追い越せってなった時にその間に入って上が、叶内木村が下にアドバイスできるように、下は上にアドバイスを求めやすい環境作りっていうのは主将になってからすごい気を配るようになりました。
―今のフェンシング部の雰囲気は?
 新入生が5人も入ってきてくれて、今は全体で13とか14になって今までそんな規模で練習したことがなかったから、エペ陣でいえば団体はリザーブ含めて4人出れるところがエペ陣の部員がいま7人いる。今まではエペ陣なら大体どっかしらには入れるっていう状況だったけど人数が増えたことによってレギュラーから漏れる人が出てくるっていうのは互いに意識しあって絶対でなきゃいけないっていう競争心が生まれるようにはなったと思います。4年生がいないからまだまだこれからって部分はあると思うけど、やってきてることは間違っていないと思うのでそれに関しては継続していこうと思います。

馬屋原
―今日の試合を振り返って
 大学入って初の試合だったんですけど、高校とは違うことばっかりでいい刺激になりました。大学の選手は動きにムラが無くて、プロ意識みたいなのを感じました。自分も意識を高めようと思いました。勝てる試合も落としてしまったりして悔しかったですね。今日は負けましたけど次は頑張ろうってめっちゃ思いました。大学の世界はこうなんだなって学びました。
―今後の目標
 部員が女子一人で、本当は団体戦とか楽しいからしたいんですけど、どうしても出来ないので個人で関東くらいまでは行きたいなって思ってます。日本代表の人にも関係なく勝てるようになりたいです。男子の先輩たちとしか練習は出来ないですけど逆にいいように利用して強くなれたらなって思います。
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