FC2ブログ

2015/05/30

ボクシング部


それぞれの戦い

◆文京区ボクシング大会◆
4月12日 東京大学駒場キャンパス格技場
今年度初の公式戦となった今大会、立大からは6人の選手が出場した。これまでの努力をぶつけるデビュー戦、リーグ戦へ向けての実力の確認など選手によって目的は異なるものの、それぞれが勝利のためにベストを尽くした。


女子の部
バンタム級
●山本 VS 金井(ワセダクラブ)○ 
ポイント負け(26-30 26-30 27-30)
立大唯一の女子選手、山本(現3)のデビュー戦。第1Rから長いリーチを生かした攻撃で試合を組み立てる。前へ前へと出てくる相手に接近戦を強いられるも、懸命に繰り出し顔面をとらえていく。第3ラウンド終盤では体力的に厳しい展開となったが、自分からラッシュを仕掛けた。結果としては敗れたものの、今まで試合に出ることを目標としていた彼女にとって達成感ある1戦となったようだ。
 大好きな映画の影響からボクシングを始めたという山本。「高校まで何も運動をしてこなかったため、周りよりスタートが遅れてしまった」とここまでの道のりは険しいものだったが、この日最後まで戦い抜くことができた。今後は地元の富山県代表として大会に出場し、そこで勝利することが目標となる。「ここからもう1回頑張っていきたい」。彼女の戦いはまだまだ始まったばかりだ。


ジュニアの部
フライ級
●倉上 VS 井上(早大)○
ポイント負け(26-30 23-30 26-30)
 「他の1年生に比べてデビューが遅れたので絶対勝とうと思った」と、強い気持ちで迎えた倉上(理2)。第1R、機敏な動きで積極的に前へと出る。接近戦から勢いのある右ストレートを繰り出すなど試合を優位に進める。しかし、第2Rからは「相手が意外とガンガン来て、対処しきれずあわててしまった」。打ち合いの中で徐々に相手からもらう場面も増えてしまう。特に第3Rはリング際でのラッシュを受けてしまい無念の敗北となってしまった。


ライトウェルター級
●小原 VS 藤田(早大)○
ポイント負け(27-30 27-30 29-28)
前回デビュー戦では見事勝利を収めた小原(文3)。「打ち合いでは絶対負けたくない」と序盤から足でリングを広く使い、相手に攻撃を浴びせる。中でも左右のフックで仕掛けてからのボディーが光った。だが「大振りに頼りすぎてしまった、自分のペースでできなかった」。ガードが思うようにいかず相手のポイントを許してしまう。第3R残り30秒からの壮絶な打ち合いでは、1歩も引かず果敢に攻めるも及ばず。初めての敗戦に唇を噛んだ。


ライトウェルター級
●Ham VS 小澤(東大)○
ポイント負け(26-30 29-30 27-29)
減量、膝の怪我など多くの苦難を乗り越えてデビュー戦へと挑んだHam(社3)。得意とするまっすぐでの連打を中心に積極的に打ち合いに持ち込む。第2Rでは相手をリング際に追い込んでの連打が相手にダメージを与える。しかし第3R、「足がふらついてしまった」とこぼすように、徐々に自分の距離を取ってのボクシングが難しくなっていく。終盤にラッシュを浴びてしまい、ほろ苦いデビュー戦となってしまった。

 今回ジュニアの部に出場した選手はみな悔しい思いをすることとなってしまった。だが試合後、それぞれの口から出た言葉は前向きな言葉ばかりであったことが印象的だった。今後についても「見ている人が応援したくなるような選手になる」(倉上)、「リーグ戦のレギュラーを勝ち取る」(小原)、「卒業までに3勝する」(Ham)と明確な目標を語ってくれた。「次は勝つ」。この気持ちを持ち続ける限り、彼らはさらに強くなるにちがいない。


シニアの部
バンタム級
○川合 VS 星野(専大)●
ポイント勝ち(28-28 29-28 29-28)
夏のトーナメント戦での活躍が期待される主将、川合(現4)。第1Rから頭を振ってのフェイントから積極的に仕掛ける。第2Rでは1分半、すきを突き一気に前に出てラッシュをかける。その後も最近特に意識して練習しているという左フックを的確に決めていき判定勝ち。「コンビネーションがうまく当たってよかった」と満足のいく試合内容で、ここまでの悪い流れを断ち切って見せた。


ライト級
●伊藤 VS 大沢(専大)○
ポイント負け(27-30 28-29 28-29)
シニアの部での出場は初となった伊藤(文3)。試合は序盤、ぐいぐい前に出てくる相手に押され気味となるも、ボディーを中心に打ち込み対抗。第2Rからは決定打をあまり受けず、クリーンヒットの回数も増えていく。だが「もう1段階の攻撃がなかった」と連打まで持ち込むことができず、結果は僅差ではあったが判定負けとなった。高校経験者に勝利することを目標としている彼。そのチャンスを掴みかけていただけに、大きな悔しさを感じる試合となった。



5月31日に始まるトーナメント戦前、最後の試合となったシニアの部の2人。川合にとっては自分の試合運びを体現できたことは大きな収穫となっただろう。一方伊藤も敗れはしたが、勝つためのポイントの得かたを学べたことは今後に活きてくるはずだ。「みんなで後楽園にいって勝ちたい」(川合)。悲願の3部優勝、2部昇格へ向けて、立大ボクシング部の戦いはもうすぐ始まろうとしている。


(5月21日 岡林健太)


Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.