2015/06/08

野球部


粘投活かせず

◆平成27年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
5月24日 対明大二回戦 明治神宮野球場

2回戦

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1X

2

(立)齋藤俊、澤田圭、●小林昌-鈴木
(明)星、水原、○上原-坂本

 春季リーグも最終週の日曜を迎えた。明大に初戦を取られ、負ければ今季が終了してしまう中、先発齋藤俊(営4=成田)が今季一番の快投を見せる。しかし終盤の継投が裏目に出て逆転負けを喫し、最終順位5位で春季シーズンを終えた。

鋭い直球を投げ込む齋藤俊
2回戦のマウンドを任されたのは齋藤俊。負ければ5位が確定してしまうこの試合で力投を見せた。初回から六大学屈指の打者・高山(4年=)を2球で仕留めるなど三者凡退に終わらせる。2回は先頭打者に内野安打を許すも、要所でスライダーが冴え三振を量産。明大に得点を許さない。齋藤俊の勝ちへの執念が打線にも伝わった。4回まで明大左腕・星(3年=宇都宮工)の前に得点をあげられなかった打線が奮起する。先頭の酒井田(営3=県岐阜商)が初球でショートへの内野安打で出塁すると、笠松(コ2=大阪桐蔭)も初球で送りバントを決め、チャンス拡大。一死二塁で打席には中村圭(コ4=東邦)。果敢に初球から振っていく。2球目、とらえた打球がセンターの頭を超える。酒井田がホームに帰る価千金の先制適時打が、齋藤俊への待望の援護点となった。
齋藤俊の快投は続く。5回には高山にこそ安打を許すものの、それ以外の3アウトを三振で決めるなど明大打線に的を絞らせない。6回を無失点9奪三振と試合を作り、後続に託す。打線は7回、佐藤拓(コ3=浦和学院)から生まれた二死満塁の好機、齋藤俊の打席で代打に左打者の田中和(法3=西南学院)。ここで明大投手が左腕に交代すると、溝口監督(90年度卒=湘南)は代打の代打、右打者の大石(コ3=鎌倉学園)を打席に送る。勝利への執念を見せたものの凡打に終わり、追加点を奪えない。7回からは澤田圭(コ3=大阪桐蔭)が登板。前日見せた快投を再現したかったが、先頭打者に四球といきなり走者を背負う展開に。三振で一死を奪うも、続く代打に三塁線を破る二塁打を打たれる。これが一塁走者を返す適時打となり、同点に追いつかれる。1-1のまま迎えた9回裏の守り。小林昌(社4=佐久長聖)が二死二塁のピンチを招く。四番菅野(4年=東海大相模)の左翼への大飛球に、二角(コ3=広島新庄)が激走で食らいつくも追いつけず、サヨナラ負けを喫した。

東大の4年半ぶり勝利や、大城(コ4=興南)と高山の安打記録で盛り上がった春季リーグ戦。立大は5位でシーズンを終えた。主力の怪我や不調が続いてしまったが、本来持つ力を試合で出せれば結果はすぐに変わってくる。秋へ向けて、まずは夏のユニバーシアード、大学オールスターの場で本来の躍動を見せてもらいたい。

(5月30日 浅野徹)

◆コメント◆
今季主将として部をまとめた#10主将・鈴木
「今日は力負けですね。それだけです。もう最終的にこんなに勝てないのは単純に力が無いだけなので、練習してもう1回見つめ直して頑張っていこうと思います。力があれば接戦でも1個取ったり、1個返されたりするところだと思うんで。そこはやっぱり一つの勝ちにかけるっていうのが足りないと思うので、しっかり直していこうと思います。先発した齋藤は本当に今までのピッチングより良かったです。結構三振も取れ、ヒットを打たれてもその後しっかり抑えてくれたし、先頭バッターを打ち取れたのは大きかったですね。この結果が今の自分たちの力なんで、そこをしっかり見つめ直して、今後もしっかり秋に勝てるように練習していきます」

6回を無失点に抑えた齋藤俊♯19
「自分自身としてはやっぱり秋につながるピッチングができたと思いました。特に切り替えというか、ランナー出てここ三振欲しいところで取れるようにというのは意識していきました。やっぱり1番の高山と4番の菅野は警戒して臨みましたね。この2人を乗せるとやっぱり得点につながると思うので。ずっと接戦で緊迫したムードで、最後ああいう形になっちゃったんですけど、チームのみんなは最後まで諦めず粘り強くやってたと思います。今シーズンはやっぱり4年生の力が足りなかったと思うので、自分を始め4年生で勝てるように、秋に向けてやっていきます」

先制適時打含む2本の二塁打を放った中村圭♯5
「タイムリーを打った瞬間はあんまり覚えてないですね。あのまま0で行ってもらえればよかったんですけど、ちょっとふがいない結果で。自分のことよりチームさえ良ければいいんですけど、残念でした。今シーズンはちょっと予想外というか、別にレギュラー定着したわけじゃなくて、4番の人の穴埋めで出てたんで。あそこがいなくなったからちょっと勝てないなって言われるのが嫌だったんですけど、結果的に勝ててないので、4番の不在を埋められなかったシーズンでした。秋こそ4年生としての役割を果たしたいと思います。毎試合1戦1戦勝ちに行くっていう気持ちだったんですけど、どうしても去年の秋と比べると、負けが込み始めるとそこで挽回できない。チームの力がなかったのがちょっと負けてる原因かなと思います」

今シーズン立大野球部を率いた溝口監督
「今カードを振り返って、そんなに力の差があるわけでもないし、勝てない試合ではなかったんですけど、シーズン通してこういう展開になったとき跳ね返すムードがないので、弱い立教が出てしまったなという感じです。なんとか踏みとどまって勝ち点をと思ったんですが終始押されてしまったので、こういう流れでは弱いなと。今シーズンは4番を任せようと思っていた寺田や田中ら打線の軸が欠けてしまいました。本来力をもっと出すべき存在である大城や酒井田、そして澤田あたりが秋に比べると物足りなかったので自ずと苦しい戦いになったという感じです。苦しい中澤田がどっかで立ち直ってくるかなと思ってましたが、それもちょっと難しかったので慶応戦からは総力戦というか「ピッチャー陣」として行けるところまで行って失点を少なくしていくということを考えてやっていました。野手側では目に見えないエラーが点に結びついて流れを持ってかれるということが多かった。そこをもう一回丁寧にやっていこうと思ったんですけど、最後までうまくいかなかった。僕自身も徹底度合は上がってきてるし、いい練習はしてると思っていたんで、それがこのような結果になったとなると、もうちょっと厳しくしていかなければというところは3カ月間の練習に結びつかなければいけないと思います。秋に向けて優勝だとか勝つみたいなところばかりを見るのではなく、野球の土台となるチームワークだとか一つのことをやり遂げるだとか声を掛け合うといった部分を積み重ねることでその結果が優勝につながると思うので、そういうものをしっかり作り上げていきたい。そうしないと苦しい時に本当に弱いチームになってしまうので。最後守備で二角が見せたみたいな執念のプレーが、チーム全体でいろんなところで出てくるといいと思います」

 
立大メンバー表
10鈴木日大三12渡邊大神戸国際大附
13小倉山形南25笠松大阪桐蔭
15小林昌佐久長聖16熊谷仙台育英
19齋藤俊成田大城興南
21黒萩遊学館14高橋信長野日大
18澤田圭大阪桐蔭28大石鎌倉学園
11田村報徳学園佐藤拓浦和学院
27松本丸亀26田中和西南学院
22高田浦和学院豊村東農大二
篠崎吾桐光学園24二角広島新庄
5中村圭東邦大東邦23西口小松
山崎所沢北8山根浦和学院
酒井田県岐阜商
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