2015/08/23

水泳部


全員で戦い切った3日間

◆第88回関東学生選手権水泳競技大会◆
8月1日~3日 横浜国際プール
  8月の訪れとともに、繰り広げられた熱戦・関カレ。昨年の同大会では、女子が目標であった1部3位を達成した一方で、男子は2部降格と不本意な結果に終わっていた。今体制に代わるとともに、関カレにおいて女子は1部3位、男子は2部優勝での1部昇格という目標を掲げ、日々練習に励んできた。1年間の彼らの努力は関カレに向けて重ねてきたといっても過言ではない。部員全員で3日間の最終決戦に挑んだ。

予選競技を通過できるのは各部(男子は1~4部、女子は1~2部)上位9名のみ。そして決勝競技での順位に応じて得点が与えられ、3日間を通じてリレーを含めた全16種目における総得点で各校の順位が決定する。


リレー前にハイタッチを交わす主将・乾(右)と主務・中谷
1日目
初戦は50m自由形。男子は中谷(コ4)のベスト更新をはじめ、乾(コ4)、豊田(コ1)の3人で決勝進出を決め、チームに勢いをつける。女子は肩の怪我から復帰した川上(現3)が自身にとって久しぶりの実戦で決勝進出を果たし、5位につけた。また男子400m自由形では、大谷(コ4)、池田(理3)、藤岡(現2)が健闘。1番のライバル校である専大と同じ、3人ずつが決勝に残った。後半は1年生の活躍が光った。男子200m背泳ぎでは、長谷川(済1)が予選で2位以下を大きく突き放す、堂々たる泳ぎを見せる。100m平泳ぎの予選では、福井(済4)、渡部(文1)がそれぞれの組をトップ、全体でも1・2位と圧倒した。決勝では、福井は惜しくも最後に抜かされ3位となってしまったが、渡部は1位を獲得。男子400mフリーリレーでは終盤で惜しくも専大、青学大に差され3位と沈んだが、総得点では専大に3点差をつけて2部1位で1日目を終えた。

1500mを泳ぎ終え、互いの健闘をたたえる大谷(左)と池田

リレー後、4泳の藤岡を激励する春田(コ3)
2日目
2日目は、女子200m自由形の片岡(社3)から始まり、のびのびと安定した泳ぎで決勝へ駒を進め、4位につけた。1日目から専大と白熱した争いを見せてきた男子だったが、この日は中盤以降勢いに乗った専大が高順位を次々と叩き出し、立大を逆転、点差も離されていってしまう。しかし、本番一本勝負の耐久レース・男子1500m自由形では立大勢が奮闘。4年生の大谷が宣言通り、後半の粘りと追い上げを見せた。中盤まではブレない泳ぎで3位につけるも、1000mを超したあたりから前方を泳いでいた同じく立大の池田を抜かし、1400m時点では1位の専大の選手を抜かしトップに立つ。最後の100mは後続の選手に負けじと4年目の底力を見せつけたが、惜しくも相手に追い上げを許してしまい、専大の選手に及ぶことができなかった。終盤の200m個人メドレーでは乾・桐原(理3)が予選トップ通過を果たし、立大ベンチが沸き立つ。進んだ決勝のレースでは専大とデッドヒートを繰り広げたが、結果は桐原が2位、乾が4位と、点差を離すことはできなかった。メドレーリレーでは渡部・長谷川らの新鋭を投入して臨んだ男子は悔しくも2位、女子は4年生の白井(観4)を筆頭に主力で挑むも5位に終わった。


個人メドレーで2部1位に輝いた桐原を抱擁する中谷
リレーメンバーにエールを送る女子チーム
3日目
運命の大会最終日。桐原が昨日の悔しさを男子400m個人メドレーで晴らす。決勝では、強化してきたという平泳ぎで逆転し、そのまま1位でフィニッシュ。また同じ種目には、集大成で出場を決めた臼井(営4)も奮闘した。落ち着いたレース展開で、宣言通り決勝に進み、チームにも貢献した。男子200m平泳ぎでは、またも立教勢が見せてくれた。伸びのある泳ぎで福田(済3)が3位、渡部が優勝。渡部は大学入って初の大舞台ながら、100・200m平泳ぎ両種目で優勝し、今後の活躍も期待される堂々たる泳ぎを見せた。
3日間の締めくくりとなる最終種目は800mフリーリレー。会場内が歓声に包まれ、最高潮のクライマックスを迎える。1日目・2日目ともに涙をのんだリレー。最終日は、春田、乾、池田、藤岡の4人で泳ぎ切った。第1泳者・春田は後半にスピードを上げ、1位で主将・乾に続く。前半勢いに乗り、安定した泳ぎをするも、ラスト50mで2位につけていた専大がラストスパートをかけ、僅差で順位を落とし第3泳者・池田に繋ぐ。しかし、専大の勢いは止まらずどんどん差が開いていってしまう。最終泳者・藤岡も先を行くライバルを必死に追うが、悔しくも2位に終わった。全種目を終えて男子は目標に1歩及ばず2部2位での1部昇格、また女子も1部7位という無念の結果に終わった。

  男子・女子ともに、悔しさを滲ませる場面も多く、厳しい大会となった。しかし、一人一人がチームのために全力を尽くし、3日間を戦い抜いた。全員で挑んだその姿勢こそ、今年のスローガン「全進」の集大成に相応しい姿であったように感じる。関カレを終え、また新たな1年が始まる。更なる目標とともに、彼らの次のレースが幕を開ける。

(8月18日・野沢香帆)
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