2015/08/27

自転車競技部


猛暑のお台場でエース入賞

◆2015年全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ第5戦◆
◆湾岸サイクルフェスティバル 湾岸クリテリウム2015◆
7月25日 東京都シンボルプロムナード公園セントラル広場特設周回コース

気温が35度を超える真夏のお台場。RCS第5戦の白熱した戦いは、1周1450mの特設コースで繰り広げられた。急なカーブとアップダウンの多さに苦しむ出場者たち。それでも各クラスで、それぞれの選手が自らの目標に向け力強くペダルを回した。

アタックをかけ先頭に出る阿部
〇クラス3(8周、11.6km)
午前9時。陽射しが厳しくなってくる中、最初のグループであるA組がスタートした。A組には広沢(営2)と村田(法1)が出場。序盤、広沢は集団の前のほうに位置取りし、レースの展開をうかがう。村田も慣れないコースに苦労しながら懸命に前へ進む。しかし、両選手ともアップダウンのあるコースでの加速についていけず、4周目でDNFとなってしまった。
 B組には、大塚(済2)と中村(文3)が出場。両選手とも後方からスタート。大塚は、3周目あたりからメイン集団の後ろに位置し、徐々にポジションを上げていく。しかし、徐々に体力を奪われ6周目でDNF。中村は、3周目でDNFとなった。
 最終C組に出場したのは阿部(済3)と清水(営1)。阿部はスタートからアタックを仕掛け、先頭に位置をとる。しかし、当日あまり調子が良くなかった阿部はそこからポジションを下げ、6周目でDNFとなった。スタートから上手くポジションを取れなかったという清水は、そこからなかなか前にいくことができず4周目でDNFとなった。

必死の走りで集団にくらいつく澤部
〇クラス2(12周、17.4km)
A組には澤部(済1)が出場。序盤に数人が逃げを図るも成功せず、全体が1つの集団となってレースは進む。「どこかで一発仕掛けようと思っていた」と語る澤部は2周目でアタックを試みる。しかしすぐに吸収され「くっついているのが精一杯」という苦しい走りに。4周目までは集団前方で踏ん張っていたものの、5周目に入ると最後尾付近にまで順位を落とす。縦に伸び始める集団の中で澤部は必死に食らいつくが、迎えた8周目、ついに全体から5秒ほど離されてしまう。そのまま順位を上げることができず10周目でDNF。昇格後初めて臨んだレースは「クラス2で戦えるレベルに達していなかった」と力の差を感じる結果となった。  B組には油井(法4)が出場。序盤から複数人がアタックを仕掛ける積極的なレース展開の中、集団の後方で様子をうかがう。ここまで順調かと思われたが「2周目あたりからとても苦しかった」と油井。4周目の段階で集団から10秒ほど遅れをとり、そのまま5周目でDNF。「就活の影響で微妙なバランス感覚を取り戻せなかった」と話した。

上位を狙う高木とアシストする関谷
〇クラス1(16周、24.0km)
気温の上昇と共に観客の熱気も高まるなかクラス1のレースが行われた。クラス1昇格後初めてのレースの関谷(観2)、高木(理4)が出場した。高木は先頭、関谷は真ん中からスタートする。その後集団は縦になりレースはハイペースな展開に。3周目、慶大が先頭に飛び出しレースを引っ張る。関谷は中前方につき、高木は後方につく。その折り返し、関谷が4番目につくも、5周目に入り落車する。一方、序盤は様子を見ていたと言う高木は、後方から追う。7周目、落車からレースに戻った関谷は「2周休んで疲れが取れたので」とアタックを仕掛け、先頭集団におどり出る。逃げを決めきれなかったものの、高木をサポートする形となった。徐々に暑さが厳しくなり、脱落者が相次ぐ。そのような中、徐々に順位を上げてきた高木が11周目にアタックをかけ先頭に飛び出す。2位を突き放す走りを見せるも、14周目折り返し、必死に追う金子(早大)に抜かされ、順位を落とす。それでも関谷と共に後方につき最終周へ。明大、順大のトップ選手がハイスピードで勝負を繰り広げる中、混戦のゴールスプリントを制したのは猿田(東北大)。立大勢では、高木がゴールスプリントで5着に食い込む。一方、関谷はクラス1昇格後初のレースは13位に終わった。

高木が「満足はしていない」としながらもクラス1で5位入賞。そこには関谷のアシストがあった点も見逃せない。一方のクラス2、3では全員がDNF。主将の阿部は「実力がまだ仕上がっていなかった」と総括した。クラス1に高木、関谷という実力者を送り込むだけに、今後のレースでは他の選手によるサポートも重要になってくる。「あの2人をどれだけチームとして押していけるのかというのがチームの課題」と阿部。8月末のインカレでは立大の選手たちがどのような走りを見せてくれるか楽しみだ。
(8月26日 板橋文惠、栗原一徳、小花優衣)

◆コメント◆
主将・阿部
―クラス2、3は全員DNFでしたがキャプテンとしてどう見ていますか?
クラス3に関しては僕が完走できなかった段階でかなり…。 実際チームの実力からしてクラス3に関して言えば、予想通りと言ったら変な話かもしれませんが、そんなもんかなというところはあります。それくらいにはまだまだ仕上がっていないなというのはありますね。特に始めたばっかりの1年生に関しては、今日彼らの初レースなので、どのくらい走れるかなっていうのがあって。初レースの割にはちょっと頑張ったのかなとは思います。クラス2に関しては、澤部は(クラス2に)上がったばかりだったのでレース慣れっていう部分でレベルの高い人たちに圧倒されてしまったのかなと。チームとして言えば、クラス1にエース2人を送り込んでいるので。チームとしての戦い方っていう面で言ったら、かなり良いチームとしての戦いをしていたので、その辺は理想に近づいてるかなと思います。

高木
―今日の作戦はどのような感じですか
序盤様子を見て、中盤自分の感覚で行けると思ったら飛び出してみる。積極的に動こうと思って人数を絞った時点で最後ゴール勝負という作戦でした。
―次に向けての意気込み
8位以内は確実に狙ってインカレの表彰台に上がれたら良いなと思ってます。
―最後のインカレですが
そうですね。今まで1年生で出たときはDNFで、2年が40位、3年が15位。最後くらいは一桁台、出来れば表彰台の真ん中で最後くらいは終えたいですね。

関谷
―他大学は3、4人いる中で立大は2人。その中で戦うためのサポートとは?
まぁ高木さんはそれなりに練習してたと思うんで、自分より高木さんの方が結果を出せると思ってたので、高木さんが最後の方に残り4周か5周のときに逃げたんで、追いかけようとした選手にチェック入れたりして。あわよくば高木さんが逃げ切れるようにしたんですけど、まぁ追い付かれちゃって。その努力は実らなかったんですけど、何もしないよりかは良かったのかなと。

澤部
―クラス2に昇格して初めてのレース?
初めてのレースでした。クラス2のレベルも分からない中で出場したが、全然クラス2で戦えるレベルには実力が達していない状態だった。クラス3から2に上がれるレベルにはなっているが、クラス2でさらにそこから戦えるレベルかと言われるとそうではない、というのが今回のレースを走ってみての感想です。
―苦手と語るクリテだが、今後に向けて
自転車は平坦なコースと登りのコースの2つに分けられるから、下りは全員踏まなくても進むし一定なんだけど、自分は登りのコースが得意だが平坦なコースも走れるようにするために平坦の練習を強化していったりとか。自分の中で今、ターゲットとしているレース(行田クリテリウム)が冬にあって、それもクリテだから、それに向けて平坦をもっと強化できるようにやっていきたいです。
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