2015/09/17

テニス部女子


強敵下し得た自信

◆平成27年度関東大学テニスリーグ◆
9月3日 対駒大 立大富士見総合グラウンド  テニスコート
 一部への昇格を至上命題に掲げてリーグ戦を戦う立大。ここまで一勝一敗で迎えた3戦目、相手は昨年大差で敗れた駒大だ。雪辱を晴らす絶好の機会でダブルス2-0、シングルス3-2の5-2と見事な勝利を収めた。

まず始めに行われたダブルスでは、根本(異3)・高橋(法1)ペアと盛重(文3)・浅山(社2)ペアが出場。前後を使いながら危なげのない攻めを見せた盛重・浅山ペアは1セット目、2セット目ともに6-3で快勝。どのゲームでもほとんどデュースにもちこむこともなく、安定した試合の末掴んだ勝ちであった。根本・高橋ペアは1セット目から死闘を展開する。「嫌がるプレーをしよう」と決めていた二人、格上相手にもしつこく食らいつく。初めに2ゲームを先取される苦しい立ち上がりも、前衛からも後衛からも繰り出す力強いショットで徐々に挽回。一時は5-2と勝利を目の前へ手繰り寄せた。しかし、相手もただでは終わらず、6-6まで試合がもつれる。タイブレークとなった最終ゲーム、会場のボルテージが最高潮を迎える中攻めの姿勢を崩さず7-4できっちりとものにし、カウント7-6(4)で1セット目を奪った。1セット目の疲れが懸念される2セット目だったが、根本・高橋ペアはペースを乱さない。力強いショットはそのままにネットなどの相手のミスも生かしながら試合を優位に進める。試合中盤に一時、なかなかポイントを奪えない苦しい時間帯もあったが、6-4で2セット目も相手を下し、セットカウント2-1で勝利を掴んだ。根本・高橋ペアとしては今季リーグ戦でのうれしい初白星となった。

初めてのリーグ戦の舞台で輝く高橋
昼の休憩を挟んだ後、ダブルスで2-0と大きく勝利に前進した立大は5-0での完全勝利を目指してシングルスに臨む。S5の高橋は1年生ながらここまでリーグ戦で多くの試合に出場している。ダブルスでの初勝利を勢いにしたいシングルスであったが、序盤から差をつけられてしまった。良いサーブを決める場面もあり、何度か追いすがったものの、終始相手に主導権を握られたままセットカウント2-0で敗戦。「正直もっとできたかな」と悔やむ高橋は、課題として打ってくる相手に対する返球を挙げた。高橋とペアを組み、試合後「心強い」と評されたS4の根本は安定したプレーで魅せた。両セットともに6-2と相手を圧倒し、セットカウント2-0で勝利した。ダブルスで2勝、シングルスで1勝と勝利まであと1勝とした立大からは、S3に浅山が登場する。序盤から、互いに一歩も引かぬラリーの応酬。20回を超えるラリーも多く、両選手コートを縦横無尽に駆け巡る。途中まで一進一退の攻防が続くも、徐々に追いけない場面が増え始めると戦況は一変。左右にボールを散らす相手の攻めに対応しきれず敗北を喫した。その後S2の柳澤(現3)が2-0と勝利した時点で、見事立大の勝利が確定。その勢いに乗じてS1の盛重も躍動した。ゲームカウント3-5と劣勢だった1セット目で逆転勝利をすると、2セット目は相手を完全にシャットアウト。3-5から2セット目の6-0まで13ゲーム連続獲得と相手を全く寄せ付けなかった。

最終結果は計5-2で立大が勝利。昨年の雪辱を果たし、弾みをつける勝利だ。主将の清水(法4)は、「自分たちの力を出せた。自信につながる勝利だった。」と試合後満足そうに振り返った。試合ごとに成長を見せているチームに、「手ごたえしかない」と期待を寄せる。悲願の昇格への道のりはいまだ険しいが、部員が一丸となって挑んでいく。

(9月13日・山嵜滉介)

《試合結果》
D1根本・高橋 〇 7-6(4),6-4
D2盛重・浅山 ○ 6-3,6-3
S1盛重 ○ 7-5,6-0
S2柳澤 ○ 6-2,6-4
S3浅山 ● 2-6,2-6
S4根本 〇 6-2,6-2
S5高橋 ● 3-6,3-6

主将・清水
―今日のチーム全体を振り返って
今までの3戦で一番よかったかなと思います。というのも、プレー面や資格者数とか、強さでは相手の方が勝っていました。そんな中でもしっかりと自分たちがどうにかして勝つという気持ちもあって、それに対して結果も伴ってきたので、プレー面でも押せていました。チームとしてもここ絶対勝つだとか、負けた選手も勝ちの選手の為にしっかり貢献するという意味でチーム一丸となって戦えたので、3戦の中では一番いい出来だったかなと思います。

―(駒大は)去年リーグで負けてしまったチームということを意識した?
そうですね、去年ダブルスしか取れず結構な差をつけられてしまったのは大きいと思っていました。私たちの中では結構明治戦での負けも大きかったので、出だしから立教らしさを出していくという意味でダブルス2-0つけていくっていうのは意識していました。同時に、駒大は簡単に勝てる相手ではないっていうのもわかっていたので、しっかりホームコートでやってきた厳しい練習を思い出して試合に臨むといった意味で、駒大を意識しつつも前回(第2戦)も意識する感じで臨めたかなって思いますね。勝つことしか考えてない状況ですし、そういったなかでもチームとして、戦っていくにつれていいチームができているという意味では本当に自信になる勝ちだったかなと思います。

―初戦の青学大戦はどういった意気込みで臨んだか
毎年ですが、なすべきは今年昇格というのが本当にチームとして意気込んでいたかなと思います。上との入れ替え戦に出て残留してという、とても惜しいところでいつも…って感じだったので、覚悟を決めて全員が学年を問わずやろうっていうのはリーグを迎えるにあたって強く思っていました。初戦では、気持ちですとか、例年の初戦に比べれば一番良かったかなと思います。しかし、勝ったとはいえ実力的に見ても立教が勝つという想定はなかったので、勝ったということは良かったのですけど、やっぱり首の皮一枚だった。どっか隙があったら危なかったという試合だったので、全然満足はしていません。

―2戦目の明大戦の敗北の要因は
相手のホームコートがハードコートでとても速かった、それに対応できなかったっていうのが一番の要因です。アウェイでやるっていうことはもともとわかっていましたし、日ごろの練習からハードコートでの足使いだとか、そういう意識の問題っていうのもあったのかなと。あと、ダブルスが0-2で折り返してしまったのは大きかったかなと思ったし、リードした場面で取り切れないことも多かったので、それは選手だけでなくてチームも、最初から相手の様子をうかがってしまって、立教らしさを最初から出していくというところが弱かったかなと思います。

―主将から見てどのようなチームになってきたか
手ごたえしかないです。私自身、一年かけて主将として、辛い日々の方が多かったとは思います。しかし、そういった中で辛いのは自分だけじゃなくてチーム全体も厳しい時期を乗り越えてきたこともあり、一番大きかったのはチームで勝ちたい気持ちを、全員持っているっていうことに気付けて、それを行動に反映できたことがリーグ戦を迎えるにあたって大きかったです。そこで勝っていけるっていうチームになっていると思うので、今日の第3戦は大きかったです。あとも勝っていくことしかないと思うので、弾みになるかなと思います。

―次の第4戦対日大に向けて
去年は初戦3-4で負けた相手なので簡単にはいかないと思います。リーグ戦は本当に難しい試合を勝っていかないと勝ち目はないので、選手も応援も一体となって勝っていけるチームにはなっているので、あとはもう信じられるかどうかの差かなと思います。ホームコートですし、たくさんのOBOGの方も来てくださるという連絡をいただいているので、世代を超えた立教魂で一丸となって勝っていきたいと思います。

高橋
―今日のダブルスの試合について
相手が格上で、いつものプレーでは勝てないとわかっていたので相手が嫌がるプレーを最初からしようっていうのは先輩と話して決めていました。最初の方はあまりうまくいっていませんでしたが、それを続けてしつこくいくことができたので、苦しい展開でしたけど勝って良かったかなと思います。

―格上相手での勝利は大きかったか
そうですね。今まで1戦2戦とファイナルセットで2回とも競り負けているので、少し引いてしまう部分がありました。でも、そういう相手には思い切っていかないと勝てないので、それができたってことは自信にしていいのかなと思います。ダブルスはけっこう展開が速くてポンポン決まるイメージかもしれないのですが、そうじゃなくて前の人の動きを塞ぐ、縦の空間を使うなど、粘り強く終始やるってことを目標にしていたので、粘り強さが勝ったのかなと思います。

―ダブルスはリーグ戦で初勝利。
素直にすごくうれしかったです。初めて1年生で出場させていただいて、競り負けるというのは皆さん励ましてくださるのですが、やはりけっこうショックで。というのが2回続いたので、今回競った中でも勝ったっていうのはすごくうれしいです。

―ペアの根本さんとのチームワークはいかがですか
ストロークもしっかりしていてボレーも入れてくださるのですごく組みやすくて、やっぱり3年生なので2回経験しているということで頼りがいというか、心強さっていうのはすごくあります。

―シングルスの感想
シングルスは相手の特徴はわかっていたのですけど、そこをうまく封じることができなくて、相手の調子はそんなに長く良い調子は続かないだろうと思っていたのですけど、最後まで打ち抜かれたっていう感じがあったので正直もっとできたなって思います。どこからでも打ってくる選手に対して次の返球が甘くなってしまうっていう課題が見つかったので、打たれたボールに対してカウンターや、ディフェンスのボールをもっと練習していく必要があるなと思いました。

―1年生でリーグ戦に出ていることについて
もちろん選手として出させていただくのはありがたいことですし、頑張らなきゃと思う部分もあるのですけど、他の1年生に本来私がやるべき仕事をけっこうやらせてしまっているっていう負担があるってことは申し訳ないって気持ちはけっこう多くて、でもやろうとすると選手だからいいよって言ってくれるので、その間の葛藤みたいなのは最初ありましたね。でもこういうときに自分が選手として出させていただいているってことも踏まえて皆がその他で頑張っているっていうのを気に掛けつつ試合に臨むことが大事なのだなって思いました。
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