2015/09/26

アメリカンフットボール部


全勝昇格へ、見えた確かな力

◆2015年度関東大学アメリカンフットボール秋季リーグ戦◆
9月13日 対東海大 アミノバイタルフィールド

9月13日 対東海大学TRITONS

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

14

21

13

55

東海大

14


全勝、昇格を掲げる運命の秋季リーグ戦が開幕した。腕試しとなる春季オープン戦では強豪の日大、法大には敗れたものの、関西のDIV.1校と激しい争いを見せ勝利をつかんでいる。特に下級生の躍進には目を見張るものがあり、戦力は揃い踏みだ。一回りも二回りも成長した立大ラッシャーズは、初戦で東海大と激突。過去に関東選手権準優勝も経験している地力のあるチーム。だが立大は前半から攻守ともに確実なプレーを重ね、55-14で快勝した。

今試合活躍が目立った杉山大(左)と田中
東海大の攻撃は自陣21yから始まった。パントリカバーなど勢いのあるプレーで、ハーフウェイライン突破を許してしまう。流れを作られダウンを順調に更新されるも、DB#46田村(法2)が相手の前に立ちはだかり侵攻を阻止。立大1回目の攻撃は自陣19yでパント。だが続く攻撃では、RB#23杉山大(法2)の約60yにも及ぶロングゲインで一気に陣地を広げる。敵陣18y、先制点獲得はすぐそこだ。杉山大のランに望みを託す。この選択が功を奏し見事TD。7-0とリードする。ペースの崩れた東海大はTDパスやFGが失敗に終わる。続く立大の攻撃では、QB#18田中(観3)の力が光った。杉山大へのパスや、自らがボールキャリアとなった場面での力強いラッシングで相手をかわす。ゴール前11yからのTDも難なく成功させると、スタンドから大きな歓声が湧いた。この後東海大に7点を返されるも、前半残り1分半。田中からWR#17鈴木雄(済3)へのパス成功で一気に勝機を近づける。杉山大がこれを生かしTD。P#37細谷(異3)のFGも成功し21―7で前半を折り返す。
力強いランを見せた小野寺

後半も終始立大優勢でゲームを進めた。開始直後、杉山大が再び50y超のロングゲインで得点機を作る。続く攻撃でラインからボールを受け取った田中自らが飛び込み、そのままTD。今試合がデビュー戦となったQB#16巽(観1)のランプレーで大きく前進した立大は、WR#21鈴木理(文2)からWR#2中山(済4)へのリバースパスが成功しTD、東海大をさらに引き離していく。反撃に出た相手のランプレーを抑えられず7点を与えてしまうも、相手に流れは渡さない。RB#40小野寺(済2)のランプレーとQB#15栗原(済3)のパス成功でゴール前4yまで前進。そのままTDを決める。立大はパスカットなどで相手を4thダウンパントに追い込み、すぐさま攻撃権を奪い返した。勢いづく立大オフェンスはホールディングで罰退となるも、栗原からTE#81春木(営4)へのパス成功で敵陣へ。RB#32猿倉(理3)のゴール前1yまでのランを生かし、RB#38関戸(理2)がTD。その後も小野寺の活躍やQB#4荒川(社4)のTDなどで点差を広げ勝利を守り抜いた。

リーグ初戦での勝利に、選手の表情にも喜びの色が伺える。満員のスタンドも歓喜に沸いた。しかし勝負はここからだ。残りのリーグ6戦、そしてチャレンジマッチへと道は続いている。今試合では鋭く冴えたプレーが多く見られたが、課題も残った。「相手がどこでもやりきるだけ」と監督・中村が語るように、自分たちのフットボールをどこまでできるかが昇格へとつながっている。次戦の帝京大戦ではより力強く、勝利に貪欲になったラッシャーズの姿を見せてくれるだろう。
(9月21日・伊藤太一)


◆コメント◆
◎監督 中村剛喜(90年卒)
〇初戦での勝利、今の気持ち
――嬉しい。嬉しいです。
○オープン戦を経て、今日の試合にはどのような気持ちで臨んだか
――とにかく目標が明確にあって、TOP8に上がる日にちまで決まっていて。12月12日にそこで昇格するっていう目標に向けての今日の試合っていう意味では、12月12日が特別な日ってわけじゃない。それは今から始まっていて、今日の試合での1プレー、1ヤード、1インチがもう全部12月12日のための道。だから、初戦も入れ替え戦も一緒。8試合16時間で俺らの一年は決まっちゃうんで、もうやりきるだけです。
〇55-14での勝利だったが、具体的に何点差をつけようなどは
――ないです。1点差でも何点差でも、勝てば
〇次戦に向けて
――目標に向けて達成するための1ヤード、1インチの積み重ね。、幸い、今日反省点がいろいろ明らかになった。ということはまだ伸びしろがある、成長できるってこと。そもそも、トップ8に上がりたいっていう気持ちを、立大以上に強く持っているビッグ8のチームはほかにいない。相手がどこでも、とにかくその思いをぶつけるだけです。

◎主将・P#52 杉山
○今日の感想
――勝ったことは素直に嬉しいです。
○前(クローズアップ)のインタビューから2週間が経ちましたが、その間の部の雰囲気は
――1週間位前からやっとチームが出来上がったという感じでした。
○監督の仰る"No excuse"という言葉は浸透してきたか
――言い訳をしないというのは、ずっと言われ続けてきたことなので、それでどう変わったというのはないのですが、一つの言葉をみんなで交わすことによって、チーム全体としての一体感は生まれました。
○攻守のポイントは
――キックの点での内山のリターンだとか、OFのバックの杉山のランだとか、気持ちの入ったプレーが見られて、だんだんチームが乗って来たところが一番大きいです。
○次の試合までに行いたいことは
――チームとしての核は変えずに、追究していきたい。今日の試合は点数をたくさん取れたと思うのですが、個々人にそれぞれ課題や納得してない部分があると思うので、そこを潰していくことが第一だと思います。

◎副将・TE#82 春木
○今日の感想
――4年生最後のシーズンであり、BIG8の中で勝たなければいけないということで初戦勝てたっていうことは波に乗れると思いますし、大差で勝てたっていうことで1、2年生も出れたので結果として多くの選手を使えので良かったと思います。
○今日は大差つけて勝とうとかそういう意気込みではなかったか
――特に点数とかではなくて自分たちのプレーをしよう、相手に合わせるのではなくて、自分たちのしたいようにしようっていうのを貫き通そうって思っています。
○今日の自身のプレーについて
――1プレー1プレー全力っていうのは心掛けていてそれはできていたので良かったなって思います。
○今日のチームの雰囲気
――初戦で負けられないのもあって、緊張している選手も多かったんですけど、点数取ることでだんだんほぐれてきて。2年生の杉山なんかがビッグゲインを積み重ねることによって、よりチームとしての緊張感も取れたのかなって思います。
○今日のオフェンスの出来
――やっぱり点数をたくさんとれたっていうのはすごく良かったんですけど、まだまだ詰めていけることとかはしていかなくてはいけないなって思います。
○次戦に向けて
――次は帝京戦ということで特別こうしようっていうのはないんですけどやっぱりオフェンスで得点を取って勝つっていう今日みたいな試合をまたやっていきたいなって思います。

◎QB#4荒川
○今日の感想
――いろいろな選手が出てそれでも結果を出せたことが良かったと思います。
○今日のご自身のプレーについて
――昨年怪我してから自分としても不甲斐ないプレーが続いた中で結果としてタッチダウンとれたのはすごく良かったのかなって思います。
○今日のオフェンス全体に関しての雰囲気
――良かったですね、初戦で緊張していたっていうのもあったんですけどすごくみんな一つの方向を向いて行けれたのかなって思います。
○今日の反省点
――メンツが変わってどちらかというとランが多く出てた中で、決めなきゃいけないパスがあったりっていうところがまだまだ課題ですかね。現時点でオフェンスとして自信があるのがランプレーで、今日ランがたくさん出たっていう結果なのでこの先戦っていく中でパスを使っていかなきゃいけないのでそこはしっかり強化してバランス良いオフェンスをやっていけるようにしたいです。
○活躍していたと思う選手
――RBの杉山と個人的に活躍してくれて嬉しかったのが小野寺です。練習であいつとプレーすることが多くて、あんまり器用なタイプではないんですけど不器用ながら相手にぶつかっていってゲインを重ねていったっていう姿勢は嬉しかったです。
○次戦への意気込み
――この先も厳しい戦いになっていくと思うんですけど、目の前の勝ちにこだわって1つのプレーにこだわってチームの結果として勝つことができれば良いなって思います。

◎QB#18田中

○今の気持ち
――こんなに得点が入ると思っていなかったので、率直に嬉しいです。
○多くのプレーが得点に繋げられたことについて。
――杉山大が春はケガをしていて出れていなかったのですが、RBが上手い選手なので安心してボールをパスできました。
○チームの雰囲気は
――すごく良かったです。
○次への意気込みは
――しっかり準備したいです。
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