2015/09/25

バスケットボール部


0.5秒の逆転劇

◆第91回関東大学バスケットボールリーグ戦◆
9月19日 対関東学大 東洋大学総合スポーツセンター

91回関東大学バスケットボール2部リーグ戦 第5戦

立大

76

18-18
20-12

75

関東学大

25-20
13-25


リーグ戦の開幕を白星で飾ったものの、その後なかなか波に乗ることができない立大。何とか勝利して悪い流れを断ち切るべく臨んだ関東学大との試合は、終盤に劇的な展開が待っていた。

ジャンプシュートを放つ三上
立ち上がりは互角の戦いだった。立大は#8阿部(営4)のシュートを軸に得点を重ねていく。負けじと相手もミドルシュートを決めていき、シュート数も増えていく。次第に守りの時間が長くなる立大。しかし、試合後に#4藤井(営4)が「課題のリバウンドを、みんなで取りに行くという姿勢を見せることがずっと継続してできた」と語るように、リバウンドを確実に取り、18-18の同点で第1Qを終える。

第2Qに入ると、ディフェンスが機能しだす。ミスを恐れず積極的にパスカットを狙っていき、そこから速攻を展開していく。守りのいい流れは攻撃面にも作用し、#17伊藤(文1)、#12三上(営3)が連続して3Pシュートを決めるなどして着実に差を広げ、38-30で試合を折り返す。第3Qでは、序盤に藤井が3Pシュートを沈めると、その後はパス回しや連携を中心に得点を増やす。立大は勢いに乗ったまま、リードを保って第3Qを終える。

決勝点を決めた藤井

しかし、迎えた第4Q 、次第に立大に疲れが見え始め、相手にファウルを許す場面が多くなり、得点を重ねられる。調子を落としシュートミスが目立ち始めた立大とは対照的に、相手のシュートは次々と入っていく。立大はフリースローを取りに行き、相手の猛追を必死に振り切ろうとする。残り時間15秒を切ったところで、相手にボールが渡る。ここで攻撃をしのげば勝利できるはずだったが、なんとゲーム終了直前に3Pシュートを決められ、痛恨の逆転を許す。立大に残された時間はわずか0.5秒、敗色濃厚の雰囲気が漂う。それでも、選手は最後まで諦めない。スローインからキャプテンの藤井にボールが渡るとそのまま3Pシュートを放つ。すると相手選手がファール。土壇場で3本のフリースローを獲得し、勝利へと望みをつなぐ。会場全体が異様な雰囲気に包まれる中、1本目のシュートを放つが外してしまい、後がなくなる。それでも、残り2本のシュートを確実に決め、76-75の逆転勝ち。劇的な展開で勝利を飾った。

絶望的な状況から勝ち取った勝利。課題も多く生まれた試合だが、それ以上に連敗を止めたことはとても大きい。今回の勝ちが、チームの勢いを生み出すものであると期待したい。
(9月22日・上田颯人)
◆コメント◆
♯4・藤井
「もうちょっと離せるチャンスがあった中で、ノーマークのゴール下のレイアップとかが外れたりしたのがあったのが、最後苦しい展開になった原因かなと思っています。4Qで疲れが出てくる中で、守り切れなかったっていう部分が大きかったのもありますし、オフェンスの流れが悪い中でのディフェンスっていう形になって、チームの雰囲気が悪くなってしまった部分が、ディフェンスに影響を与えたのかなと思います。0.5秒で逆転っていう試合は、十何年間やってきているバスケットボールの中でも、なかったシチュエーションです。正直、0.5秒でシュートまで持っていけるのかなっていうのはあったんですけど、そういう中で最後ファールを貰って、1本目は外しちゃったんですけど、2本決めて逆転できて勝ったっていうのはこれからの自信につながると思います。リーグ戦は今日勝っても2勝3敗でまだ負け越してるんで、ここからどの相手にも絶対に負けないっていう気持ちでやって、なんとか勝ち星をこのまま増やして、6勝3敗で1週目を終われるように頑張ります。」

#8・阿部
「全体的にリバウンドが取れてたんですけど、後半にゾーンで守られて崩せなかったのが苦しんだ原因だと思います。点差を詰められた時に焦りはありました。リバウンドから速攻を意識すれば苦しい展開にはならないかなと思ってたんですけど、ちょっと苦しかったですね。相手は1対1から始めるバスケをしていたので、それを意識してみんなでやってました。自分のプレーははっきり言って微妙でした。中に入れてもらった時に決めきれない部分があったのであんまり良くなかったです。最後はなんとか崩してキャプテンがフリースローをいい形でもらえて良かったです。彼は高校の時から対戦していてシュート力があるのは分かっていたので信じて見ていました。」

#11・森川
「正直負けると思ってたので、勝てたっていう結果に関しては満足しています。相手は中心選手が3人いて、その3人が攻めてくるっていうのは分かってたんで、その3人をどうやって抑えるかって感じだったと思います。チームとしては、試合全体を通して走るってことはできたので、前半走った分後半にいい影響が出てたのでそこはよかったかなと思います。自分としては、最後本当にくだらないミスをして勝敗に関わるところまでいってチームに迷惑をかけてしまったんで、そこは二度と繰り返さないようにしないといけないと思いました。今までリーグ戦通して自分で納得して一試合終わることができてないので、個人の内容を納得するものにしつつ、チームが勝ってくれればいいかなと思います。」

♯12・三上
「個人的に調子は悪かったんですけど勝てたことは本当に良かったです。最後は話してたフォーメーション通りにいかなくて、たまたまキャプテンにボールが渡って、フリースローもらえたので良かったです。相手は出られるメンバーが全然いなくて、ずっと同じメンバーが出てくるっていうのは分かっていたので、相手のそういうペースに流されないで、こっちは速いペースで攻めようっていう話はしていました。個人としては勝負どころで2点のシュート決められたのと相手の速攻をファールしないで止められたのは良かったと思います。課題点としては、3ポイントだけじゃ入らない時間帯も出てくるので、チーム全体として中で安定して攻められるチームになりたいです。」
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