2015/10/06

洋弓部


全国の厚い壁

◆第54回全日本学生アーチェリー個人選手権大会◆
9月12~13日 服部緑地陸上競技場


学生最高峰の大会、インカレが2日間にわたって今年も大阪の地にて開催された。立大からは予選を勝ち抜いた大貫(済3)、田中(社3)の2名が登場。大貫は3年連続、田中は初のインカレ出場となる。立大の代表として、期待のかかる両名だったが、思うような結果は残せず悔しい試合となってしまった。


初のインカレ出場となった田中
風もなく快晴の中で行われた初日の予選ラウンド。全国から集う総勢100名の実力者が決勝ラウンドへ進める32の枠を争った。立大のエース・大貫は序盤から安定して高得点を重ね、前半を329点の高得点で折り返す。他方、主将の田中は「打ち方と矢の飛び方と当たり方が全部一致しなかった」と本来の力を発揮できない。

後半は少し風が強くなり順位の入れ替わりが激しくなった。前半好調だった大貫は第7エンド、第8エンドで52点、53点とブレーキ。しかし、徐々に持ち直し後半を324点、全体6位の好位置につけ予選を通過する。田中は後半になっても自分の調子を取り戻すことが出来ず、全体92位で予選敗退となってしまった。

3度目の出場で、上位進出を狙った大貫
2日目の決勝ラウンドは1対1のトーナメント形式で行われた。予選を6位で通過した大貫は27位の格下の選手との対決となる。全5回の勝負の中で、4本目までは両者譲らす、2本ずつを取り合う展開に。しかし、調子自体は悪くないものの、「風が全然わからなった」と大貫。天候を味方につけることが出来ず、悔しい敗戦。自身3年連続の決勝ラウンド1回戦敗退となってしまった。

今大会では実力を出し切ることが出来なかった大貫と田中。彼らがどれだけチームを引っ張っていけるかが、来季のリーグ戦の勝敗を大きく左右する。今回の悔しさをバネに、今後活躍していく彼らの姿に期待したい。

(9月29日・柏本晴也)

◆コメント◆
大貫(予選)
――試合を振り返って
ここ数試合だんだん調子が上がってきていて、自分の中では順位より点数を意識してて、660点は打ちたいなと思って試合に臨みました。それに7点足りず風があったとはいえ、打てない風ではなかったと思うのでそこは反省すべきかなと思います。でもそこまで大崩れしなかったのは比較的調子がいいからかなと思います。
――好調の要因は?
7月のテストが終わった後から射ち込んできて、約1カ月たったわけなんで、そこがちょっとずつ成果に出始めたのかなと。ずっとフォーム変えて射ってきてそれも落ち着いてきたのかなと思います。
――中盤風が強くなり、若干順位を落としたが
前半は最後以外は悪くなかったので、後半の初めですね。イマイチ風を読み切れず中途半端な点数に下がってしまったのがもったいなかったです。
――決勝に向けて
6位はそんなに悪くない順位だと思うので、明日は入賞、3位以内目指してメダルを持って帰れたらと思います。
(決勝)
――今日の結果を振り返って
少し風がある中での試合でした。自分のせいなんですけど風が全然分からなかったっていうのが第一です。しっかり射とうとして硬くなってしまったかなと思います。
――決勝ラウンドは壁として感じる?
そうですね。トーナメントが苦手なのか下手なのかわからないですけど、あまりいい結果を残してないので、壁かもしれないですね。
――今日、調子自体は良くなかった?
この試合に来たときは調子自体は悪くなかったんですけど、どうしても短期決戦となると自分の良さを全く出せないというか、自らの首を絞めているような感じになってしまって。調子自体は悪くはないですね。
――決勝だと相手を意識してしまう?
おそらく典型的なそのパターンで、相手を意識しすぎてとか、予選みたいに射てばいいのに射てないとか、経験といわれると微妙なんですけどまだ自分の中で弱さがあるのかなと思います。
――今後に向けて
もう終わってしまったものは仕方ないので、次の目標である国体連覇を狙っていきます。全日本選手権は入賞できるラインにいると思うので、全日こそは入賞したいと思います。
田中
――今日の試合を振り返って
正直納得はいってないです。合宿中から調子を崩していて、でも合宿後は調子を取り戻していたので大丈夫だと思って試合に臨みました。しかし打ち方と矢の飛び方と当たり方が全部一致しなくて、それが試合終わるまで修正ができずに終わってしまって。今回はせめて600点は取ろうと思ってたんですけどそこまでいけなくてまだまだ未熟だなっていうのと悔しい思いです。緊張はなかったです、楽しくやろうと思ってたので。でも調子がいいのか悪いのか分からない状態で十分楽しめなかったのが残念です。
――周りの選手を見て刺激は
的を前にしてもみんな真ん中付近に集めていたので刺激は受けました。これだけレベルが高いところで打てることは幸せなことだと思いました。
――見つかった収穫
風の読み方ですかね。今まではあんまり風を気にしたことはなかったんですけど今回は気にせざるを得なくなっちゃっていかに風が吹いていないときに狙って打つかとか、風が吹いた時もどっちの向きにリカバーするとかなんとなくつかめた気がします。
――今大会の達成度は
正直10パーないくらいですね。今回の反省を糧にしてインドアとかで晴らせたらいいと思います。次のインドアでは決勝ラウンドまで行きたいです。
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