2015/10/09

アメリカンフットボール部


3連勝、昇格への峠を越える

◆2015年度関東大学アメリカンフットボール秋季リーグ戦◆
10月3日 対東大 アミノバイタルフィールド

10月日 対東京大学WARRIORS

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

立大

23

東大

13


前回の帝京大戦後、選手とスタッフが「リーグの山場」と口をそろえていた東大戦を迎えた。直近の試合ではディフェンスの力が光ることが多かった立大ラッシャーズだったが、今試合ではオフェンスの粘り強さ、精度が戻ってきた印象を多くの場面で感じた。QB#18田中(観3)だけでなく、RB#23杉山大(法2)やWR#21鈴木理(文2)の本来の力が遺憾なく発揮され、攻守両方でチームをリーグトップの3戦全勝へ導いた。

パスTDを決め、雄たけびを上げる鈴木理
   立大レシーブで開始したファーストシリーズは順調にダウンを更新し、ゴール前5yでファーストダウン。先制TDへ絶好の機会を作るが緩みからかスナップミスやホールディングにより後退。勝機を遠ざけ4thダウン残り4y。ギャンブルを選択せずK#37細谷(異3)のFGで3点を獲得する。続く相手の攻撃では序盤こそボールキャリーを抑え込むも、パスの成功やロングゲインでゴール前15yまで前進。ここで第1Qが終了となるが、流れを途切らせず第2Q開始直後パスTDを決め3-6とリードを許す。得点を狙う立大は4thダウンでパントの姿勢からラン攻撃を試みるも、ファーストダウン更新には届かず失敗に終わる。相手の攻撃ではフェイクに惑わされず的確なタックルで得点を与えない。両者追加点が無いまま、前半残り1分半で立大の攻撃へ。敵陣12yからと劣勢ながら杉山大のランで陣地を広げ、隙を見逃さないプレーで鈴木理へのパスが成功。得点を阻もうとする東大ディフェンスに立ち向かう田中の屈強なランと、杉山大のビッグゲインでTD。10-6で前半を終えた。
QBとして実力の高さを見せつけた田中

後半は相手の攻撃を素早く抑え、立大の勢いで試合を作っていく。田中のラン、鈴木理へのパスは正確性を増し、敵陣へ。ゴール前15y、田中は運命をボールに託しパスを選択。その選択は間違っていなかった。エンドゾーンにいた鈴木理がキャッチし、チームは喜びに包まれる。昨春関大戦における終了直前の鈴木理のパスTDが思い起こされるような瞬間だった。ディフェンスも負けじと、DL#57内山瑞(4)が相手を捉え後退させる。フェイクにより攻撃を許すこともあったが、DB#8森上(営1)がパスインターセプトを生かしボールを進める。東大を突き放したい立大は、TE#88水久保(済2)へのパス成功や杉山大のランで侵攻。最後はRB#29森井(コ3)が相手へ押し込みTDを決めた。その後は7点を与えてしまうが、LB#56星野(社3)のQBサック成功などディフェンスが奮戦。両者拮抗した戦いが続いたが、23-13で無事勝利を収めた。

1点差でもいいから勝利し、全勝で昇格をする。前回の反省を踏まえ、全体でのベースアップを図り冴えわたるプレーで勝利をつかんだ。準備期間が1週間だったとはいえ、様々な面で成長が見えた立大ラッシャーズ。勝利への意識は一戦一戦と強くなっている。昇格へ、また一歩近づいた。
(10月8日・伊藤太一)


◆コメント◆
◎監督 中村剛喜(90年卒)
○今の気持ち
――ホッとしてます。よかった。
○東大戦は一つの山?
――そうですね。今日勝てばうちだけが全勝でいける。1点差でも勝てばいい状況でいけるので、1点差でもいいって今日は言ってきましたね。
○先発QBについて
――そのときに一番いい状態の人間を使うって決めてます。でもQBに関しては誰を出しても劣るとかは思っていません。
○次戦にむけて
――どこが相手であろうが実力的にそんなに変わるとは思ってないので、攻める姿勢でしっかり勝ちきって、ホームカミングデーで大勢来てくださると思うので喜んで帰ってもらえるようにしたいですね。一点差の勝利でも攻めきって勝ったところを見てもらいたいのでしっかり準備します。

◎HC 市瀬一
○今の気持ち
――今日の勝ちは大きいですね。一つの山場だったので。全員で超えた、1週間で成長したと思います。
○今日の予想
――どんどん攻めようとは言っていて、それを信じ切れた結果だと思います。
○今回は攻守ともにいい動きだったが
――とにかくオフェンス、キックが一体とならないと勝てない相手なので特にオフェンスに奮起を促しました。この間はディフェンスにおんぶにだっこだったので。今回はオフェンスで勝てました。
○次の山場は
――どこも自分たちのフットボールを持っているので、気を引き締めて自分たちのやりたいフットボールを目指してやっていきたいです。
○1週間で変わったところとは
――一体となってやっていたことを信じることですね。信じ切って一つ一つ積み重ねていく。すこし腹が座ったというかいい意味でこの間の帝京大戦で開き直れたというか。
○杉山慶多主将の存在
――サイドラインでチームに大きい声を出し、声を枯らして鼓舞する。選手もそれに応えようとする意識があると思います。
○次戦へ
――体、技術、精神面をしっかり今より上に持っていって全力で一橋大戦に臨みたいです。

◎主将・P#52 杉山
○今の気持ち
――勝ちは勝ちなんで嬉しいですね。一点差でも勝つってことを言ってきたんでね。
○東大戦は山場?
――今日は中盤戦の山場で、自分達のなかではここを乗り越えてこそのシーズンだったんでしっかり勝とうと練習に取り組んできました。
○2連勝でチームの雰囲気は?
――よかった反面浮かれすぎないように、二週間は練習のメニューとかのレベルを上げて一から作り直そうって感じでした。
○3年生QB2人について
――彼らは今年悔しい思いをした2人で、今年はQBとしての自覚が出てきて、俺らがやってやるっていう気持ちで頑張ってくれてます。
○部内の雰囲気の変化(リーグ戦始まってから)
――基本的には変わらないですね。ただ、夏に伸び悩んだ時期があったんですけど、シーズン1試合目にあれだけ点数がとれて勢いがついたなって思います。
○それは4年生が中心になって?
――うちのチームは4年に限らず3年2年1年引っ張れるやつが引っ張っていくって感じなんで、今は全員で引っ張ってるなと思います。
○それは監督やHCがよく仰っていたリーダーシップ?
――そうですね、もちろん言われ続けて意識したのもあると思うんですけど、練習をしっかりやってそれが自信に繋がったんじゃないかなと思います。
○次戦にむけて
――2週間あるんですけど、まだまだ上の日本一のチームなんでここで満足せずに成長してもっともっといいチーム、いい雰囲気で観客と選手、マネージャー、コーチがひとつになれればと思います。

◎WR#21鈴木理
○今の気持ち
――前半の山場で勝ててよかったです。
○今試合、調子戻ってきた印象だったが
――そんな感じです。今まで何かうまくいかなくて、自分でも何かわからなかったんですけど、とりあえず全力でやることを意識していたら今日いけたので良かったです。
○前回と変わったこと
――ランが多いからブロッカーとして頑張っていこうと思っていたら、パスも次第に増えてきたので見えない努力を重ねていたお陰かなと思います。
○パスTDについて
――最初行けるかわからなかったんですけど、DBの動きを見てあるなと思い。球が来たので取っただけです。
○次戦へ
――目標は全勝で昇格。次も負けられないので、準備をしっかりして勝ちに行きたいと思います。
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