2015/10/09

野球部


噛み合わない歯車

◆平成27年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
10月4日 対早大2回戦 明治神宮野球場

2回戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

2

0

0

0

0

0

0

0

0

2

0

1

0

0

2

0

0

0

X

3

(立)●齊藤俊、澤田圭―鈴木
(早)竹内、○北濱、大竹―道端

 秋季リーグ戦も折り返しとなる3カード目。前日早大に敗れた立大は、何とかして第3戦に持ち込むべく打順を変え総力戦で挑んだ。だが、またも投手と打者の歯車がかみ合わず悔しい逆転負けを喫し、このカードを2連敗という形で終えた。

先制の二塁打を放つ佐藤拓

 1回表、立大打線がいきなりチャンスを作る。先頭の大城(コ4=興南)が四球で出塁すると一死二塁で打席には3番・佐藤拓(コ3=浦和学院)。変化球で簡単に2ストライクと追い込まれるが3球目、早大先発・竹内(3年)の失投を見逃さなかった。甘めに入った145キロのストレート。打球はレフトフェンス上段直撃の2塁打となり1点先制。さらに、この日初めて4番に座った笠松(コ2=大阪桐蔭)もセンター前への適時打を放つ。今シーズン初めて1回に得点を決め試合を優位に進める。

先発の齋藤俊(営4=成田)は2回に3安打を浴びて1点返されるものの、140キロ台のストレートと変化球をうまく使い分け早大打線に的を絞らせない。 しかし5回裏、2死2塁と得点圏にランナーを背負い打席には春の首位打者茂木(4年)。ここでバッテリーは2打席連続で茂木を歩かせ続く4番・丸子(4年)との勝負を選ぶ。前の打席では初球を一飛に抑えたが、この選択が結果として凶と出た。2ストライク2ボールからの5球目、138キロのストレートは左中間を抜ける2塁打となり逆転。勝利の二文字がまたしても遠のいてしまう。

6回表からは昨日抑えられた大竹(2年)がマウンドに上がる。持ち味の緩急を活かした投球に翻弄され立大打線はノーヒットに抑えられる。9回裏最後の打者はキャプテン鈴木(コ4=日大三)。執念のヘッドスライディングも実らず、遊ゴロで27個目のアウトとなりゲームセット。またも勝ち点を奪えない悔しい結果となった。

「この現実をしっかり受け止めなければならない」。監督の口から出た一言こそが今までの試合の全てであろう。しかし希望の光もある。昨日今日とリリーフで久々の登板を果たした澤田圭(コ3=大阪桐蔭)は最速147キロを記録するなど好投を見せた。また今日の試合では不振に苦しむ大城にも安打が出た。上手く歯車が噛み合う予兆はある。残り2カード、立大野球部に期待がかかる。
(10月4日・入江萌乃)

◆コメント◆
溝口監督
「今日は打撃ですね。2点取ってはいるけども、そのあと0。ピッチャーは3点に抑えているので、やはり3点以上取らないと。そのへんが噛み合わないところですね。でも別にピッチャーがよくてバッターがダメというわけではなく、どちらかが頑張っている時に両方良い状態にならないような感じです。澤田は、チームの事情や彼の調子とかを含めて今カードは後ろでと。先発が真ん中くらいまで竸ってくれれば後半勝負で勝てるかなとあのような使い方をしました。1球1球一場面一場面しっかりきちんと投げてくれているような気がするので、これから上っていくような感じはあります。次のカードや次の春に、この厳しい状況から抜け出したと言えた時に収穫があったと初めて言えますが、今の段階での収穫はないです。鈴木は、もう本当に今日負けられないところでしたし、キャプテンですし起爆剤になって欲しいというのがあって、頭から起用することになりました。結果は出なかったが、よく踏ん張ってくれている。もう優勝はないですけれども、六大学は対抗戦で1カード1カードやる意味がありますので、しっかり全力を尽くして死んでも勝ち点を取りに行きます」

今季初スタメンを果たした主将・鈴木 #10
「初回の攻撃はすごく良いのですが、それで行けるんじゃないかという甘い考えが働いてしまったのではないかと。前半は点数取れなくてもランナー出したりチャンス作ったりしたのでなかなか良かったですけど、後半はヒットもなかなか出なかったので良くなかった。スタメンマスクについては昨日監督に「何とか流れを変えて頑張って欲しい。頼む」と。結果にもこだわって行きたかったですが、こういう形で不甲斐なく終わってしまった。それ以外の面では、やはり自分が出れば何か変わるのではないかということをできれば良かったです。斎藤のボール自体はすごく良かったですし、打たれてしまったのは自分の責任。本当に良いボールを投げていたので、抑えさせてあげられなかったのは申し訳ない。4年生としても最後ですし、ベンチに入れなくてスタンドで一生懸命に応援してくれている人もいますし、練習で補助をしてくれる4年生もいるので。そういうやつらのためにも、優勝はもう無いですけど、優勝だけではなくて、残り2カード法政戦から必ず勝ち点取ってやっていきたいなと思います」

得点に絡む活躍を果たした大城 ♯1
「いつもと違い、初回に先制できたのでいい形で入れたんですが、後半追加点取れずに逆転されたので、どうしても1点続けて取るというのが難しかったです。5回のヒットは、ずっと打てなくてチームにも迷惑をかけてしまったので、どういう形でもいいから塁に出ようと入ったので、それがいい結果になったかなと思います。リリーフの大竹投手はすごく緩急のいいピッチャーで絞りづらくて、チームとしても個人的にもすごく苦戦した投手だなと。(安打数についての意識は)もう特に考えてないです。残り2カード悔いなく。勝ち点1目指してやっていきます」

先制のタイムリーを放った佐藤拓 ♯7
「初回で点を取って良い流れで試合に入ることができたんですけど。その後なかなか追加点を奪うことができず流れを相手に渡して、最終的には逆転されてしまったので、1点でも2点でも追加点を取っていれば試合展開は変わったのかなと思います。タイムリーについては、どんどん積極的に振っていこうかなって。2ストライク追い込まれたんですけど、そこで失投だと思うんですけど、甘い球が来てそれを逃さずに打てたと思います。竹内は左のまっすぐが良いので、とにかくそれに負けないように思い切り振っていこうと。あとは一戦一戦全力で戦うだけなので、何とか2勝して勝ち点取れたら良いと思います」

初の4番でタイムリーを放った笠松♯5
「いつも最初に点を取られて、終盤に追いついて接戦で負けるのがこのチームの試合のパターン。でも今日は先取点とれてピッチャーの方が粘ってくれて、もうひとつ打てなかったのが負けにつながったのかなと思います。タイムリーについては、1点目拓也さんが打ってくださって自分も楽に入れたというか。明治戦2、3試合目怪我で出られなかった悔しさを出したいという思いもあり、なんとか1本出たのは良かったです。終盤のチャンスで打てなくて、ちょっと悔いが残る打席でした。出る以上は100パーセントの力でやらないとチームに迷惑をかけるので、今指のことは考えずに1試合1試合やっていきたいなと思います。優勝は完全になくなってしまったんですけど、このチームであと2カードどうしてもなんとしてでも勝ち点を取って、チームとしても個人としても次につなげられるようにしたいなと思います」

 
選手名
学年
出身校
打数
安打
打点
(遊)
大城 滉二
コ4
興南
(左)
二角 勇大
コ3
広島新庄
(中)
佐藤 拓也
コ3
浦和学院
(三)
笠松 悠哉
コ2
大阪桐蔭 
(一)
寺田 陽光
社4
神戸国際大附
(右)
豊村 哲司
コ3
東農大二
田中 和基
法3
西南学院
(二)
酒井田 照人
営4
県岐阜商
(捕)
鈴木 貴弘
コ4
日大三
(投)
齋藤 俊介
営4
成田
澤田 圭佑コ3大阪桐蔭
 
 
 
 
31
 


立大メンバー表
10鈴木日大三7佐藤拓浦和学院
15小林昌佐久長聖6篠崎吾桐光学園
19齋藤俊成田5笠松大阪桐蔭
11田村報徳学園1大城興南
18澤田圭大阪桐蔭12大東長良
21黒萩遊学館16熊谷仙台育英
20伊藤翔桐光学園9豊村東農大二
3平沼磐城24二角広島新庄
27松本丸亀26田中和西南学院
22高田浦和学院29佐藤竜國學院久我山
2山﨑所沢北8山根浦和学院
25寺田神戸国際大附28田中健大垣日大
4酒井田県岐阜商
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