2015/09/28

水泳部


集大成の泳ぎ

◆第91回日本学生選手権水泳競技大会◆
9月4日~6日 古橋廣之進記念浜松市総合水泳場・ToBiO
   関カレから1か月、夏の締めくくりともいえるインカレが行われた。今年は、日本水泳発祥と言われる浜名湾遊泳協会の100周年を記念して静岡県浜松市で開催された。4年生にとって、部員として挑む最後であり、水泳人生のピリオドとなる今大会。立大からは22人が23種目に出場し、惜しくも決勝進出には至らなかったものの、様々なドラマを見せてくれた。


リレー後に健闘を称えあう主将・乾(手前)と次期主将・春田
1日目
女子50m自由形のスタート台に川上(現3)が立った。肩の不調が懸念されたが、26秒77というタイムで惜しくも20位。久しぶりの実戦復帰に、「楽しかった」と笑顔を見せた。男子では、4年間で大きく成長し、関カレではベストを更新した中谷(コ4)が集大成の泳ぎを披露。女子100m平泳ぎでは浅野(文2)が落ち着いたレース運びで、その組のトップで泳ぎきった。男子でも、関カレから調子が伸びているルーキー渡部(文1)が1分3秒41と1年ぶりにベストを更新し、大舞台での記録更新と度胸を見せる。1日目の最後は、400mフリーリレー。女子は片岡(社3)、川上、三木(観1)、七里(営3)で繋いだ。惜しくもB決勝に残らなかったが、全体で18位と健闘する。男子は藤岡(現2)、春田(コ3)、中谷、乾(コ4)の固定メンバーで出場。「メンバーならではの絆があった」と振り返る4人。今まで様々なリレーに挑んできたこのお馴染みのメンバーで、最後のリレーに挑んだ。第1泳者藤岡が少し遅れをとるも、次期主将の春田が「4年生への恩返しのためにがむしゃらに泳いだ」と一気に6人を抜き、3位で主務の中谷へと繋ぐ。粘りの泳ぎで最終泳者の主将・乾にバトンが渡るも、後方からじりじりと追い上げられてしまう。しかし、乾も意地のラストスパートを見せ、残り50mを必死に逃げ切った。

集大成の泳ぎを見せた白井
2日目
中日は、女子200m自由形の片岡(社3)から始まった。序盤から積極的な泳ぎで全体の26位。男子100mバタフライでは中川(社4)が力強い泳ぎでラストレースを泳ぎ切ると、春田は強化してきた持久力で後半にタイムを伸ばし、大学に入ってからのベストを更新した。ラストは女子400mメドレーリレー。白井(観4)は4年間、このメドレーリレーでトップバッターを務めてきた。「各学年によって、臨む気持ちは違った」と第1泳者の役割を振り返る。白井が安定した泳ぎで流れを作ると、浅野、渡部(社2)、片岡が先輩の泳ぎに応え、泳ぎ切った。男子は引き継ぎミスがあり、失格に終わってしまった。


リレー前に握手で激励する乾(後)と藤岡
3日目
最終日。川上が女子100m自由形に挑むも、思いのほかタイムが伸びず悔しさをにじませる。男子では、インカレで調子のよい春田が出場。後半にタイムをあげ、見事自己ベスト更新を果たした。女子100m背泳ぎには白井が登場。自身最後のレースを終えると、「水泳をやってきてよかった」と感無量だった。後で振り返ってもらうと、「この4年間、よかった時も苦しんだ時期もあったけど、最後のスタートを切るときに水泳をやってきてよかった」そう感じたという。彼女の最後の姿にはやりきったという達成感があるように感じた。
3日間を締めくくるのは、800mフリーリレー。最終種目とあって会場内は熱気と歓声に包まれる。女子は片岡、三木、谷内(コ3)、佐藤(文3)の4人。全体23位と悔しさをにじませた。男子は春田、藤岡、池田(理3)、乾の4人で繋いだ。このリレーで引退となる乾は「楽しく泳げた」と満足そうに語ってくれた。

  この大会をもって水泳人生の幕を閉じた4年生。4年間選手として頑張った者もいれば、マネージャーなど選手を支える立場に転向して共に戦ってきた者もいる。全員がそれぞれの形で、4年間を締めくくったに違いない。彼らの雄姿は後輩の胸に響き、引き継いでいってくれることだろう。 今大会は、男子・女子ともに決勝進出が叶わず、日本水泳界のレベルの高さを痛感した大会となった。3年生以下はこれからオフに入る。また来年の夏、次なる目標に向け一回り成長した彼らに会えることを楽しみにしている。

(9月27日・野沢香帆)
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