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2015/11/16

合気道部


ルーキーが躍動、立大新時代到来!

◆第34回学生合気道新人戦◆
11月8日 立教大学新座キャンパス体育館

秋雨が冷たい中、1年生にとってはデビュー戦となる学生合気道新人戦が行われた。立大からは12人が出場したが、うち9人は1年生。入部してから6か月間積み重ねてきた練習の成果を見せる時である。

打込乱取の部で優勝した瀬戸(現1)
新しい試みとして行われた団体戦が終了した後、打込乱取の部が始まった。大和田(営1)・今泉(営1)は初戦敗退、片山(現1)は二回戦で敗れてしまう。しかし瀬戸(現1)が躍動。団体戦の2戦目で相手に敗れた敗因をすでに分析していた瀬戸は初戦、相手に有効を取られてから「自分を見失ってはいけない」と落ち着きを取り戻し、判定勝ち。勢いにのって二回戦・三回戦と順調に勝ち進み、決勝に駒を進める。そして決勝、すべての応援が集中する、今までとは違う雰囲気の中で試合は始まった。相手は開始早々怒涛の攻撃を見せる。連打のある一発が目を直撃し、右目がほぼ見えていなかったという瀬戸。しかし運も味方し、振りかざした手刀が左胴に決まる。一本技ありをとったことで気持ちに余裕も生まれ、自分の間合いで試合を進めていく。時間が経つうちに右目も回復していき、両目で相手を見据え得意の左胴技あり一本。アクシデントを乗り越え、打込乱取の部で見事優勝を果たした。

組手乱取の部では片山・今泉が初戦敗退。小林(現1)・山田(文1)・瀬戸は二回戦で姿を消す。準決勝、大和田は基本に忠実な美しい技を見せるが、「ダイナミックな技も出せるようにならなければ」と勝利はつかめなかった。一方で川島(観1)・高間(現1)の立大対決。ここは川島に軍配があがる。団体戦に組手で出場し場外負けという致命的なミスをした反省を踏まえ、着実に勝ち進んでいく川島。決勝では惜しくも判定負けを喫したものの、堂々の準優勝。「団体戦のメンバーに入れてくれなかったら、この賞をとれた自分はいない」と感謝の言葉を口にした。大和田は三位入賞、高間は敢闘賞と、表彰台に名を連ねた立大。普段の練習から力を入れている「型」の美しさを見せつけた。

組手乱取の部準優勝の川島(観1)

綜合乱取の部では中山(異1)・前川(文2)が初戦敗退。しかし主将・佐藤(社2)が活躍。一回戦を合わせ技一本で勝利すると二回戦でも技あり一本。7月の学生選手権では守って一本取ろうとその場しのぎの試合運びだったが、「このままでは駄目だ」と修正を重ねてきた。「自分なりの形、スタイルというものが見えてきた」と手応えを口にした佐藤。準決勝では相手に打ち込まれてしまったが、三位決定戦では技を決め、三位に食い込んだ。
捕技乱取の部では前川・佐藤が一回戦で敗れる。しかし長谷山(法3)が美しい技を見せる。初戦判定勝ちをすると「スイッチがはいった」と調子を上げていく長谷山。二回戦では判定で副審判二人が相手に手を挙げ、前を向いていた長谷山は周りのため息で負けを悟っていた。しかし試合中大きな発声で存在感を表していたのが幸いしたのか、審判長の判断により逆転勝ち。「運がよかった」と準決勝進出を決める。途中入部し今回が初の大会だった長谷山。しかし高い集中力で重圧をはねのけた。準決勝では判定負けを喫するも、三位入賞。今後の活躍が期待できる。

1年生がのびのびと力を発揮した今大会。しかし瀬戸は「組手でも勝ちたかった」と満足していない。選手たちの目線はすでに次の大会へと向いている。「7月の学生選手権で優勝したい」と佐藤。これから一回りも二回りも大きくなった選手たちが活躍するのを、楽しみにしたい。
(11月12日・越智万悠子)


◆コメント◆
瀬戸(現1)
「初実戦でしたが楽しかったです。試合進んでいくうちに勝ったらどうしようとか負けたらどうしようとかそういう結構自分の中でいろんな思いがあったんですけど、最後まで最善を尽くすっていう初心を初戦から決勝まで貫くことができたのが良かったです。今回打込でたまたま勝てましたけど、そっちを優先して頑張ったとかではなく、組手も春から半年間かけてしっかり取り組んできました。結果は対照的になりましたが、どちらが優先っていうのは自分の中ではなかったです。決勝が始まる前に少し時間があったので、自分の今までの試合を振り返っていました。団体戦の2戦目で負けて自分を見失っているなと思いましたが、打込乱取に入ってからは、自分の間合いで試合ができたので。徐々にやることが分かってきたというか、そういう部分を振り返り、どうなるか分からないけど最善を尽くそうという気持ちでいました。今日の大会で得たものはやっぱり最後まで最善を尽くすことの難しさと良さみたいなもの。あとはチームの自分以外のみんなの試合を観ていて、なんか皆勝ったり負けたり結果は様々ですが、それに対して自分も自分のことのように応援できたこと。あとは自分がさっき言ったように最善を尽くすことの難しさを痛感したことですかね。自分なりには尽くしたつもりなのですが。完璧主義者じゃないですけど、もっとできたことがあったかなと。これから競技が変わって次は綜合乱取をやらなきゃいけなくなるので、そこに向けてもう1回スタートですね。やっぱり自分を戒めるのって結構難しいので、自分をいつでも戒められるような選手になりたいです。組手が今回自分の中で、試合が終わった時に「あ、いい感じだな」と思っていたのですけど結果がダメで。やっぱり何がダメなのかなあとか、もう一回考えたいですね。今回打込で勝っちゃったので打込ばっかりクローズアップされちゃうと思うのですが、組手がやっぱり、本当はやっぱり二つとも勝ちたかった。絶対優勝者が出るのだから、その優勝の座は二つとも欲しかったです。次の大会に向けて、綜合乱取はやったことが無いのでこれからどうなっていくか分からないのですが、やっていく中でまた目標ができると思うので、来年この大会の綜合乱取と捕技乱取で優勝したいです。」

佐藤(社2)
「主将に就任して自分が引っ張っていかなければという自覚は生まれました。自分の練習だけではなく、一年生の練習に付き合うことも多いので、アドバイスの送り方にも意識しています。ただ悪いということを伝えるのではなく、どうして良くないのか・どういう体の使い方だから良くないのかと、できるだけわかりやすい指導をしたいと考えています。今日は一年生には緊張をしても仕方がないと思うので、楽しくのびのびとやろうと伝えました。練習では実践的なものを増やして慣れていこうと伝えていました。今年の一年生はとても元気があって、各自課題に自主的に取り組んだりしてくれていました。それが上級生にも刺激を与え、良い循環を生み出してくれていたのかなと思います。一年生は元気ですね。今までは、武道ということで固めな雰囲気であることが多かったのですが、一年生が入ってきて、雰囲気が明るくなったかなと思います。ただ、ゆるくなるだけではよくないので、締めるところは締めていきたいなと思います。今日初実戦を見て、普段の練習を通じてこういう人なのだろうと把握しているつもりでした。しかし、試合を見てみると、メンタル面などで普段とは違う一面も見られて面白かったです。一番初めの団体戦では緊張もあってか動きが硬かったものの、一試合するとだいぶ良くなりました。これからの部としての最大の目標は7月の学生選手権の全部門に入賞者を出すことです。今までは人数が少なかったのでなかなかできませんでしたが、今は人数も増えましたのでどんどん実践形式の練習を幅広く積んでいきたいです。今日綜合乱取の部で三位入賞したことについては、初戦が鬼門かなと考えていて、初戦さえ突破できれば結構いけるかなと思っていました。特に緊張とかはなかったですね。しかし、前回負けてしまった相手選手もいたので、そこで苦手意識があったことも否めません。ただ、今回の試合で差が縮まっているような気がしたので、次は必ずリベンジしたいです。捕技乱取では自分の基礎体力のなさを実感しました。試合をやるごとに振りが遅くなったり、足が動かなくなったりしたのでそこが課題です。捕技ではいつも技を滑らかに受けることを意識しています。しかし、今日は初めからその点があまりうまくいきませんでした。個人のこれからの目標としては7月の学生選手権で優勝したいです。具体的には連戦に耐えうる基礎体力をつけていこうと思います。」

長谷山(法3)
「私は合気道部に途中入部した身で今回が初の大会だったのでその重圧とかで緊張していて1勝できればいいやと思ってやっていたんですけど自分でも予想外の結果で驚いています。まず昨日までまわりの黒帯の人をみたら、自分がまだ紺帯で格下なのでひるんじゃうんじゃないかと不安で合気道のDVDとかをみて技の研究とかをしていて今日ほんとに火がついたのは団体戦の初戦ですかね。団体戦は今年からのお試しみたいな感じで今までなかったのですが、あれで私は勝てたのであれでモチベーションが一気に上がりましたね。主務としては、今年はとても多く入部してくれてさらに全部門で立大生が一人はいたのでもうなんかとにかくそのたくさん1年生が試合に出ているという状況がうれしいです。課題としては、結構他大の人が力任せにやってくる人が多いので受け身を取るときに、よりけがをしにくいようにしていく必要があるのかなと思います。立大は結構普段から技を緩くかけてやっているのであまり慣れていないのでそういうのをちゃんとやっていかないと危ないのでそれが今後の課題かなと思います。自分に関しては、ほんとに初戦で負けると思っていて自信がほんとになかったので今日で逆に自信がついたので今度ある黒帯の昇段試験に向けて頑張っていきたいです。来月の全日本は自由形という制限のない部門に立大が出場する予定で多分私もその部門も出るので頑張りたいです。今波にのっているので、今の流れをばねにしてガンガン行きたいと思います。」

大和田(営1)
「3位という結果は自分的には満足なんですけど、もっと上を目指していきたいですね。同期が多いのは、去年までは4年生が一人というなかで1年生は10人以上。これからどんどん活気に満ち溢れていくと思います。自分の武器は基本に忠実ってことですかね。受け身とかも、雑になりがちなんですけど僕はきれいになるようにしっかりと形を意識できていると思います。逆に、大技を今回組み込まなくて、そういうダイナミックな技も決勝でも出せるようになっていかなければいけないと思います。これからは優勝を目標として、もう組手といえば「立大の大和田」ってなるぐらい頑張っていきたいです。」

川島(観1)
「今までそんなに運動した経験もなくて、自分でも運動神経はないほうだと思っていたのですが、合気道を始めてからは運動神経いいねって言われるようにもなったのでそれが自信になって技術を上達できるということが私の武器です。運動部の経験自体もなくて「大会」というものが今日初めてだったので。将来的には憧れの吉本(4年生)さんのように、とにかく技がきれいなので本当に吉本さんのような技さばきができるようになればなと思います。」
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