2015/11/20

女子バレーボール部


「笑顔勝利」貫くも、届かぬ勝利

◆2015年度秋季関東大学女子2部バレーボールリーグ戦入替戦◆
10月31日 対敬愛大 大東文化大学東松山校舎総合体育館
下位 入替戦 
立大020-253敬愛大
15-25
14-25

惜しくも秋季リーグ戦 位で通過することになった立大。彼女たちは2部残留をかけた入れ替え戦に登場することとなった。今試合を持って今まで部を率いてきた4年生は引退。「4年生が最後なので勝って終わりたい」(山田=コ3)と意気込んで臨み、3部からの挑戦者、敬愛大と相見えた。強い決意を胸に試合に向かうも結果は惜しくも0−3。2部残留の夢は絶たれ、3部降格が決定した。

鋭い笛の音が聞こえ、運命の一戦が始まった。第1セット序盤から一進一退の攻防を繰り返す。両者一歩も譲らず、そのまま第1セット終盤へ。長身の選手が目立つ敬愛大の強力なスパイクで一時点差をつけられる。しかし、立大が誇る期待の新人・佐々木(コ1)の強烈なスパイクなどで果敢に応戦するも敬愛大には手が届かない。接戦の末、第1セットは惜しくも20—25という結果になった。

得点を決め、喜び合う選手たち
流れを作り変えたい第2セット。開始1本目から敬愛大のブロード攻撃に翻弄されるも、流れを止めたのはエースの山田。ストレートを狙ったスパイクで華麗に1点を決めると、小林(文2)のサービスエースが続いた。押され気味であった立大は流れを作ると接戦が繰り広げられた。しかし、敬愛大は止まらない。力強いスパイクで流れを掴むと、そこから怒涛の攻撃を開始する。山田や佐々木もスパイクで応戦するも、ボールは自陣へと落ちた。第2セットは15—25と惜しくも一歩届くことはできなかった。

迎えた第3セット。山田や加藤(文2)は力を見せ、必死に食らいつく。しかし敬愛大の猛攻は止まらず、終始押される展開となった。点差はどんどんと広がっていく。だがそんな中、小林が口を開いた。「みやさん(丸山=コ4)にボール持ってくよ」。全ては今まで部の支柱となってくれた4年生のために。そんな後輩たちの気持ちに応え、丸山は主将として、4年生として意地を見せた。丸山の強い思いの籠ったスパイクが敵陣を跳ねる。立大に大きな1点を刻み込んだ。しかし、敬愛大は止まらない。無情にも試合終了の笛が鳴った。結果は14−25。セットカウント0−3で立大の敗北が決まった。

立大女子バレーボール部の存在を「第2の家族」と語った横山(観4)。4人全員が同期、そして後輩に感謝の言葉を語っていた。今試合をもって引退となる4人の4年生。「自分の13年間のバレーボール人生に悔いはない」(丸山)。全員が様々な感情を抱きながらも、彼女たちの表情は晴れやかであった。惜しくも3部降格となる後輩たちに丸山は「2部に上がって来てほしい」と鼓舞する。新体制を迎え、3部という地で新たな戦いが始まる。去っていく先輩たちの思いを胸に、彼女たちは次なる戦地での活躍を目指す。
(11月18日・梶原伊佐子)

◆コメント◆
#1 矢部敦子(現4)
「つらいこととか楽しいこととかっていうのもいっぱいあったんですけど、今本当に4年間終えてすごいやり切って良かったなっていう気持ちと、あとは同期と1年生から3年生までのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。4年生として責任感とかが今までと違うなっていうのがあって、部活の中で自分の事よりも相手の事、2年生3年生とか同期の事を1番に考えるっていう中でなかなか自分が思っていることと上手くいかないことの方が多くて、すごい考える部分も多かったし、大変だったなと思います。毎日の練習ももちろん楽しかったですし、4年生になってすごい思うのは1年生から3年生の成長がすごい嬉しいなって本当に思います。(丸山は)部活の母みたいな感じでしたね。安心感というかコートに入っている人も入っていない人も、特に入っている人には安心感っていう面ではすごい無敵の存在。大学では技術的に成長した部分もあったと思うんですけど、それ以外の部分で人として成長というか考えることっていうのが多かったなと思います。(後輩へ)悩みとか葛藤っていうのを一人一人抱えているモノを考えて、いろいろあくせくしていく中で技術的にももちろんそうなんですけど、部活を終えた時に人として成長したって思えるような過ごし方を部活を通してしてほしいなって思います。」
 
#2 丸山華奈(コ4)
「悔しいですね。今回の秋リーグで目標として2部残留を掲げてて、リーグも全敗という形で1勝もできず。最後の入れ替え戦で今日は2部残留のために絶対に勝とうという話はしていました。勝っても負けても全員が最後に笑って終われるようにしようって言ってました。1、2セット目も惜しかったんですけど結局とれず、3セット目の最後のほうはいつものミスが出てきてしまった。最後の2、3点の時にセッターの小林が「みやさんにボール持ってくよ」って言ってくれて、それで1つ切れた。最後は自分のミスで終わったので、後輩には本当に申し訳ないですけど、自分の13年間のバレーボール人生に悔いはないかなと思います。1年生から出させてもらっていて、他の(同期の)3人の分も自分で頑張らなきゃいけないって思っていたし、絶対出してあげたいという気持ちもあった。4年になってキャプテンをやり、最初は自分の人柄的にもあまり厳しく言えなかったりしていたんですけど、このままじゃだめだなって自分自身で気づいて、キャプテンになったからこそ、周りをよく見ようという気になったので今までになかった経験で、自分にとって自信になった。立教に来てなかったらできてなかったことじゃないかなって感じています。一番教わったのは笑顔ですかね。楽しんで!楽しまないとやってる意味ないよ!って先輩から言われていたので、そこは自分の中で変わりました。4年生が一番つらかったです。4年になって本当に辛くて、痩せたのが1番印象に残ってます。(笑)(バレーボールとは?)本当になくてはならないものです。私、本当にバレーで生きてきたんで、一言で表せないですね。人生そのものだったんじゃないかなって思います。(その部で4年間やってきて)最高ですね。私のチームになってからは後輩に負担をかけてしまったのでそこがすごい申し訳ないんですけど。3部だからと言って簡単に勝てるわけではないし、全部が全部上手くいくわけではないので厳しいとは思う。個々の技量だけじゃなくて、チーム力が試されると思うんですよ。チームスポーツだから自分のことだけにならないでもっと相手を信じてあげることをしてほしいなと思います。1,2,3年生は上級生のために、しおり(山田)も自分がよければいいだけではなくてしっかり後輩がやりやすいコートの環境づくりをしていってほしいと思います。絶対2部に上がって来てほしいです。」
 
#3 来山実加(観4)
「プレーではなくてもチームに貢献できることがわかったことがすごく良かったです。結果は残念ですけど、みんなで楽しむっていう点では出し切れたかなって思います。(丸山さんが)1人だけコートに入っていて、コートの中で助けてあげられないのがもどかしかったんですけど、それでも1人で苦しい中引っ張ってくれていて。すごく頼りにしていました。みんなががんばっている姿を見られたことが私はすごく良かったと思います。自分より上手い後輩が入ってきたり、貢献したいと思っているのにできないもどかしさ。後輩を助けてあげられないのも辛かったです。2年生とかまでは正直、嫌だなって思うこともありました。それを最後までやりきったことはすごく大きいことだし、立教のバレー部じゃなければ続けてなかったと思います。同期、後輩と関わりが多くて、横のつながりも縦のつながりも大きい部活だったなって思います。みんながそれぞれ頑張っていることは4年生みんな知っていて、ありがとうっていう気持ちが大きいです。また強い子も入ってくると思うんですけど立教の女子バレーの良さを伝えていって欲しいなって思います。」
 
#4 横山潮美(文4) 「このバレーボール部があるので立教を志望校にしたという感じですね。それが、たった今終わっちゃったんだなあって。それと高校時代にできなかったバレーボールをこうやって一番良い後輩と同期に支えられながら終えることができたのはすごく嬉しいことだと思っています。(四年間で得たものは)一番大切な同期と支えてくれる先輩と応援してくれた後輩、部員たちが私にとって得られたものだと思います。すごく怪我が多くて、二か月間動けなくなるくらいの怪我を一年間に二回くらいはしてました。私は元々スパイカーだったんですけど、怪我が明けたときにサーブ一本に絞ってピンチサーバーに転向しようと決めたときが一番つらかったです。印象に残っていることは、自分たちの代からすごく同期が集まって話して、チームをどうやったらうまくまとめられるかなと考えることが多くなって。成長できた楽しさを味わえるような部活にしようっていう話を私たちの代は目標にしてチームを作ってきて、それに向かって頑張っているときに後輩に「私、最近バレーボールが楽しいんですよ」と声をかけられたときはすごくやってよかったなっていう風に思いますね。(丸山さんは)私たちの分もすごく頑張ってくれているのが分かるので、そういう人の思いも背負えるようなキャプテンだったなと思います。(バレーボールをやってきて)楽しかったです。もちろんつらいことも多かったですけど自分の性格としてあまり人と関わっていくような性格ではなかった私が、チームプレーを通して自分のチームはもちろんのことながら、OGさんや他校のバレーボール部の方だったりと交流することによって視野が広がって、刺激のあった生活でした。(「立大バレー部」とは)「第二の家族」、です。一人一人の考え方がしっかりしている上で違う考えも持っていると思います。だからその考えをぶつけあえればすごくおもしろい今までにないチームにできると思っているので、その代その代ごとの同期を信頼しあい、もっといいチームにしていってほしいなと思います。」
 
#5 山田志織(コ3)
 「ただただ悔しいっていうのが一番ですね。きっとみんな最後4年生勝たせて2部に残ってっていうのがあったと思うんですけど、やっぱりまず練習が足りなくて、気持ちの面で負けちゃったのかなって思って、全部出し切って戦えなかったっていうのが本当に悔しいです。4年生も色んなところで支えてくれて気持ちの部分とかでの支えになってくれてて、実際コートで戦ってるのは一人かもしれないけど、やっぱり4年生が4人いたからこそこれだけの実力がついたっていうかここまで結果は出なかったにしろ戦えるチームになったのかなって思います。同期に私以外のプレーヤーはいないので、まず下の学年としっかり話しをして色んな意見をしっかり取り入れながら全員の気持ちを固めたチーム、全員で本当の意味で戦えるチームを作って行きたいなって思います。」

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