2015/11/27

スケート部スピード部門


シーズン幕開け

◆第26回全日本ショートトラックスピードスケート距離別選手権大会◆
10月3日~4日 長野・帝産アイススケートトレーニングセンター

シーズン初戦となった距離別で、ラストイヤーを迎える曽我(異4)とルーキー渡邉(済4)が揃って出場。今後への課題が浮き彫りとなり、実りある大会となった。


前を見据える曽我

大会初日、最初に曽我が女子1500㍍予選に登場した。ゆっくりとスタートし、加速の機会をうかがう選手たち。曽我はレース中盤で内側からの追い抜きを試みるも、タイミングが合わず失速。苦手とする長距離で予選敗退となった。
 500㍍予選では、2位以下の激しい競り合いとなる。3位スタートとなった曽我は後半で粘り強く加速し続け、見事2位に浮上。最後は逃げ切り次へと駒を進めた。迎えた準決勝、スタートでわずかに遅れをとると、前方を滑っていた2名が転倒。それでも惑わされることなく安定したスケーティングを見せたが、最後まで追い抜くことはできず。5人中3位で敗退となった。
 渡邉もまずは男子1500㍍予選に出場。途中で一気にトップまで踊り出たものの、失速してしまう。それでも終盤、前を滑っていた選手が転倒したこともあり、3位で予選を勝ち抜いた。準決勝では4周目から加速し、好機をうかがった渡邉。しかし選手たちが互いに競り合い、なかなか前に出ることができない。終盤も立て直してインから追い抜きを図るが、トップから大きく離されてしまう。最後は不運にも他選手とぶつかり転倒。惜しくも決勝に進むことはできなかった。
 その後行われた500㍍予選。スタートダッシュに成功しトップに立ち、好調の滑り出しを見せる。しかし後半でわずかに失速し、シニアの選手の持久力を見せつけられてしまう。3位で予選敗退となり、初日を終えた。


先頭に立ちリードする渡邉

大会2日目。はじめに女子1000㍍の試合が行われた。曽我が出場するのは、菊池萌水(早大)や渡邉碧(武蔵野学院)など強化選手が集まる予選第6組。準々決勝進出ラインとなる上位2名に食い込むことが厳しいと予想された。試合はスローペースでスタート。曽我は中盤までぴったりと先頭集団についていく。しかし、終盤激しいレースが繰り広げられ、全体が徐々に加速するとそのまま離され4位でゴール。残念ながら予選を通過することはできなかった。
 続いて渡邉が男子1000㍍の部に出場。予選では序盤から積極的なレースを展開していく。3周目を過ぎた辺りで内側から前方選手を抜き去ると、首位へ。そのまま逃げ切って1位フィニッシュ。準々決勝へと駒を進めた。
 準決勝進出を狙う渡邉は、レースが始まると集団の後ろからじっと機会を伺う。試合も後半に差しかかると全体がペースアップ。負けじと前方選手との間を詰めようと食らいつく。ラスト2周に入るところで一気に加速し、ラストスパートをかけた。しかし、次の瞬間、混み合った集団の中で他選手と絡まった渡邉は転倒。惜しくも3位でレースを終えることとなった。

熱い氷上競技のシーズン初戦となった今大会。レベルの高い社会人の選手なども多数出場するなかで、立大は十分に力を発揮することができなかった。しかし、立ち止まっている暇はない。この後も日本学生、東日本選手権、そして全日本選抜と大きな大会が控えている。戦いはまだ始まったばかりだ。

(11月20日・石山ゆりあ、小林早紀)


◆コメント◆
曽我

―試合を振り返って
練習でも全然滑ってなかったのもあって、全然結果も良くなくて、っていう感じで。でも元々苦手だったので仕方ないかなとも思いました。去年骨折していたんですけど、5月くらいからやっと練習を始めて、いつもよりもさらに遅かったので、東日本までには戦えるようになりたいなと思いました。500㍍は組を見たときにちょっといけるかなって思って予選は残れたので、良かったかなと思っています。1000㍍は組的にまずきつくて。でも絶対速いレースになるってわかっていたので前半で前に行けって言われていたんですけど、行けず、終わったっていう感じだったので。最後離れちゃったのがちょっとあれだったので、最後までつければよかったなと思います。
―今大会の目標はあったか
目標が特になくて。久しぶりの試合だから、慣れるというか感覚が戻ればいいかなという感じだったので。
―実際滑ってどうだったか
練習だと抜いたり抜かれたりということが無いので、もうちょっと練習が必要だなと。スピードだけじゃなくて、抜いたり抜かれたり、抜かれた後の対応とかあまりできなかったのそういうところ練習したいなと思いました。
―今年ラストイヤーだが、今季やりたいことは
2年くらいちゃんと試合に出ていなくて、怪我と留学で。なので今年はできるだけ多く試合に出て、レースを1本でも多く滑れるように、あとレースに参加できるように、怪我なくっていうのが目標ですね。

渡邉
―試合を振り返って
1500㍍はラッキーで準決勝まで上がったので、準決勝では捨て身というか、最初からないものだと思って全力で行こうと思ったんですけど、突っ込んでしまって結局B決勝まで上がれなかったんですけど。1500だけじゃなくて、4月からナショナルチームで練習させて頂いてる中で、ナショナルチームとしての結果を残せなかったというのが非常に自分の中で悔いとして残っています。500㍍は、今シーズン、トップスピードに特化した練習をやっていて、自分でもトップスピードが上がってきたという感覚があったので楽しみにしていたんですけど、何もできないまま予選で落ちてしまって。コース取りが今後の課題になっていくと思います。1000㍍では最後のワンチャンスを準々決勝では狙ってたんですけれど。自分としては結構良い展開というか、最後の最後まで狙ってて結局最後転んじゃったんですけど。ワンチャンスを狙うよりは自分からレース展開をして引っ張っていけるような力をつけて今後臨みたいというように思いました。
―ナショナルチームは4月から参加?
目標が特になくて。久しぶりの試合だから、慣れるというか感覚が戻ればいいかなという感じだったので。
そうです。4月から今シーズンの新体制という感じで。去年の9月からナショナルチームに入ってたんですけど、今シーズンはまた4月から入っています。(ナショナルチームで練習することは勉強になる?)そうですね、全員が全員速い選手で。去年からヘッドコーチにカナダのジョナサンコーチが就いて、今までは日本人だったんですけど。オリンピックで金メダルと銀メダル取ってる人がコーチで就いたので、その人から色々学びながら新しいフォームとかやってたんですけど、あんまり結果に出なかった感じです。(練習は完全にナショナルチーム?)完全にって訳ではないんですけど、ずーっとカナダ行ってたり、新潟行ってたり長期的な合宿をずーっとやってて。もちろん地元でも練習するんですけど。並行してですね。
今大会を通して具体的な課題点などは見つかったか?
今大会でというよりは、今シーズン通しての課題はずっとあるんですけども。そうですね、ジュニアには残ってますけど、目指す一番の目標は3年後のピョンチャンオリンピックで。やっぱりシニアの選手を10人くらい倒さないとなんで…今のままじゃダメなんで抜本的に土台から修正していくようなフォーム調整ですね。そういうのをこれからやっていって、長い目で見てって感じですね。
―今の自分のスケートの強みと弱み
臆せず行けるところが強みかなと思っていて。瞬時の判断ですぐに行けるっていうのはあるんですけど。マイナスはレースの切り替えっていうか、気持ちの切り替え・メリハリの面があまり良くないのと、後は自分で引っ張っていけるような持久力が足りないです。
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