2015/12/16

バドミントン部


現状、課題そして目標

◆平成27年度同志社・立教定期戦◆
12月5日 立大新座キャンパス体育館
同立定期戦
立 大
S1(具志堅)2-1
同大
S2(大島)0-2
D1(大島・市丸)1-2
D2(河原・水田)0-2
S3(市丸)2-0


エースの矜持を見せた具志堅
 寒さも本格的に増してくる師走。そんな中行われる2015年度立大バドミントン部の最終戦は、西国の雄・同大との定期戦だ。今シーズンを締めくくるべく臨んだ一戦は、まさに今季を象徴するような結果となった。

先陣を切るのは今季主将として部を牽引した具志堅(コ3)だ。第1セットは序盤から点差が離れない拮抗した試合展開となる。しかし自らのネットミスや相手のプッシュ攻撃などにより点差を離され、リードを許した状態でインターバルを迎える。だがここから立大のエースは反撃を見せる。相手を左右に振り、体勢が悪くなった相手に対してプッシュを決め込み流れを掴むと、最後は5連続ポイントを決めて見事1セットを先取した。しかし続く第2セットは、試合の主導権を相手に握られ、9-21であっさりとこのセットを落としてしまう。セットカウント1-1で迎えた第3セットは、第2セットの悪い雰囲気を断ち切るような攻めのプレーで連続ポイントを何度も重ねる。流れはそのままに終始落ち着いたプレーも見せた具志堅がこのセットを獲得し、見事勝利を果たした。続く第2シングルスは大島(コ2)、いつも闘志溢れるプレーを見せてくれる彼だが、試合後「あまり気持ちの入ったプレーができなかった」と唇をかんだように、この試合は不調、第1セットを11-21で落としてしまう。第2セットに入っても流れは相手選手が保持。後に課題と挙げる、追い込まれた後の返しを痛打される点が目立ちこのセットも13-21で敗北した。来年は3年になるという上で危機感を感じている。チームを率いる意識が芽生え始めた彼の巻き返しに注目だ。
得意のスマッシュを放つ市丸
第1ダブルスに臨むは大島・市丸(済1)ペア。相手選手のコートアウトやネットミスにより、危なげながらに24-22で第1セットを獲得する。続く第2セットでは市丸の強烈なスマッシュが光った。「上がってきた球は全休スマッシュで返す気持ちで臨む。」という自身の言葉通り、相手コートにスマッシュを何度も打ち込みポイントを重ねた。しかし試合の中盤、大島と息のずれからか、立大ペアのミスが続き相手に第2セットを取られてしまう。後に大島は「全体的なラリーが短すぎてあまり乗っていけなかった。」と語る。勝つために決して負けられない戦いとなった第3セットは第2セットの悪い流れを変えられない。終始相手にリードを許し、10-21で敗北を喫した。一勝二敗と試合の行方を占う一戦となった第2ダブルス。河原(文1)・水田(コ1)ペアがコートへ立つ。第1セットはスマッシュやサーブが効果的に決まり終盤まで激しく競り合う。しかし、二人が試合後言及したように攻めの姿勢が失われ、終盤水を開けられると16-21で第1セットの先取を許す。挽回を期す第2セットだったが、失った攻めの姿勢は戻らない。序盤からコンスタントに連続ポイントを奪われる苦しい立ち上がり、なかなかミスをしない相手ペアの前にポイントを思うように重ねることができず、12-21で勝利を収めることはできなかった。意地を見せたのは第3シングルスの市丸だ。自らの持ち味だと語るスマッシュとヘアピンが決まる好調ぶり。会心のショットは数あるが、第1セットの終盤は相手の追い上げを許す。この点については「最後まで継続できなかったことが課題。」と試合後振り返った。辛くも第1セットを逃げ切った市丸だが、第2セットは圧巻の試合を見せる。怒涛の10連続ポイント、その後1ポイント取られ0封勝利とはならず悔しい表情を浮かべるものの、終始相手を寄せ付けず、21-11で第2セットも奪いこの試合をものにした。
 
試合後、丸山監督は「まさに今年を象徴する試合。最後勝ち切らなければ上にはいけない。」と語気を強める。その言葉通り、立大バドミントン部が置かれた現状がはっきりわかる結果となった。この結果を受け、選手たちはそれぞれの課題を見つけ来季へ気持ちを固めている。部全体としては2部昇格を目標だが、団体戦に勝つためには3勝する必要がある。それを果たすためには、確実に勝てるべく個々のレベルアップも不可欠だ。今年得たものをしっかり自分のものにして、来春はさらに一回り、二回り成長した姿を見せてくれるに違いない。

(12月11日・山嵜滉介、渡邊ひなの)



◆コメント◆
丸山監督
―今日の試合について
「一つ一つの試合を見れば、競った白熱した試合はあります。しかし、結果だけ見れば負けてしまったという結果です。今日は今年一年の最後の試合ですが、まさに今年を象徴したような試合だったと思います。勝ちきれない部分があったからこそ、男子は3部に落ちてしまった。ここで勝てるようなチームになってくると、男子は2部への昇格が見えてくると思います。そういう意味では、反省材料も多いですが全く歯が立たないわけではないです。来年以降の課題と目標と私たちのチームがある位置、差を推し量ることができた良い経験だったと思います。」
―個人で期待したいこと
「今日勝ったエースでキャプテンの具志堅が確実に取れたというのは評価したいです。3勝しなければ勝てないので、その3勝を取る難しさというのを一人一人が意識してほしいです。レギュラー陣の自分がとるのだという意識がまだ希薄なのかなと感じています。」
―来年度に向けて
「男女ともに2部昇格。そして、来年の同立定期戦での勝利ですね。」

大島
―今日の試合振り返って
「正直あんまりよくなかったですね。」
―シングルス、ダブルス両方?
「はい。」
―どこが良くなかった?
「まわりで見ていて分かったかもしれないですが、気持ちがあまり入っていない試合をしてしまったかなということです。」
―ダブルスは惜しい接戦だったが
「その中でも取ってはいますが、こちらのミスが多いから負けたわけで、それまでのラリーも向こうもミスの失点が多かったので、全体的なラリーが短すぎてあまり乗っていけなかったという感じがしますね。」
―今日の収穫と課題
「今日の収穫はシングルでは追い込まれた体制からの球がいつも単調でそれが甘くなって打ち込まれることが多かったので、相手に主導権を握られているときに上げるなら奥まで上げるとかしっかりした球を打てるようになることが気づいた課題です。ダブルスではいつもの練習では慣れた球しか来ないので、たまに他の人とやった時も同じプレーが出来るようにしないといけないなという気がしますね。」
―今期の自分のプレーを振り返って
「言ってしまうと前半の方が良かったです。前半はリーグ戦で勝てたのですが、後半は新人戦期間の課題でもありますが、自分が練習を見ているときに周りを意識しすぎてしまって自分の練習に集中しきれていないというのがあったので、そこは来年になったら絶対にやらなきゃいけないことなので、今のうちに経験できたのは良かったです。」
―来年は3年生として主力とならなければいけない立場だが
「結構大事な学年です。先輩にも頼ってばっかりではいられないし、後輩も結構出ていますが、それにも頼れないしレギュラーも取られちゃいけないだろと思っていて、その点はずっと忘れてはいけないと思いますね。一瞬でも気を抜いたら自分は外されてもおかしくないポジションにいるので、来年も1年生で結構有力な選手が来るのでという感じですね。」


市丸
―今日のシングルスについて
「自分的にも良いと思いました。自分の持ち味である、スマッシュとヘアピンが結構決まっていたので良かったのですが、それを最後まで継続出来なかったというのが今後の課題だとおもいます。」
―2セット目の完封勝利目前で相手に得点されてしまった場面について
「あの時は本当に完封勝利を狙っていました。」
―スマッシュに関して取り組んできたこと
「スマッシュを継続して打ち続けるということを意識していたので、今日はとにかくスマッシュを打ち続けて、前に落として、上がってきたら全球スマッシュ打つぞという気持ちで臨みました。」
―今日はいつもに比べて落ち着いていましたが
「正直相手のレベルがそんなに高くなかったからです。相手が自分よりも強いと慌ててしてしまいます。」
―来年について
「来年の春の試合に具志堅先輩が出ないかもしれないということは、自分たちにも言われています。具志堅先輩のように、確実に勝ち星を挙げられる人がいなくなってしまうのは、正直厳しいのです。理想は自分がシングルスで相手校の1番強い人に勝って、ダブルスでも勝ちたいです。そこで2本取れるようになりたいです。」
―市丸君がエースということでいいですか
「自分がエースです。任せてください。自分はこれから負けないので。」


河原
―今日の試合を振り返って
「レシーブから攻撃する展開が少なかったというところで攻めの姿勢が足りなかったと思いました。」
―1年間を振り返って
「高校と大学とで全然違って、いい意味で大学は自由にできて自分の中ではシングルは伸びたと思うのですが、ダブルスは相手もパートナーも早い展開が出来る人たちとやらないと上達しないと思いました。インカレに出て勝つということを目標に1年生としてやっていたので、それを果たせて良かったです。冬は体を作ってそこに技術を上乗せしていけたらと思います。」
―来期に向けて
「1年の時から結果を出さないとダメだと思ってプレーしていましたので、2年生になってもその考え方は継続したいです。また、自分が一番勝ちたい試合に合わせてトレーニングをして調整するという結果にこだわった一年を過ごしていきたいです。」


水田
―今日の試合を振り返って
「前半は攻めていたのですが、1ゲーム目の後半からはレシーブに回って攻め切られてしまうという結果になってしまいました。」
―1年間を振り返って
「春の最初の方は応援する側だったのですが、途中から試合に出させてもらうようになってそこで感じた足りないところがよく分かったので、そこをオフで修正していけたら良いと思います。現在、あまり勝てていないのでこれからは勝ちにこだわっていきたいです。」
―来期に向けて
「来年、1年生が入ってきてこのままでは試合に出られないと思うので頑張りたいです。練習をたくさんして試合に自信を持って臨みたいです。」
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