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2016/03/23

スケート部スピード部門


笑顔で締めくくるラストレース

◆第71回国民体育大会冬季大会 スケート競技会◆
1月27日~28日 県立県北青少年の家スケート場
岩手県二戸市にて開催された国体のショートトラック部門。国体は各都道府県から代表者が選出され、チームとしても争われる。立大からは曽我(異4=武蔵野学院)が東京都代表として出場した。成年女子1000㍍で7位、成年女子500㍍で8位、成年女子3000㍍リレーにて3位と、出場した種目全てで入賞を果たす素晴らしい滑りを見せた。

落ち着いた表情でレースを展開する曽我
初日は成年女子1000㍍に出場。予選・準々決勝をどちらも安定感のある滑りで堂々の1位通過を果たし、準決勝を迎える。上位2名がA決勝に進むことが出来るため、序盤からし烈な争いが繰り広げられた。機会をうかがっていた曽我が3周目でトップに躍り出るも、後半で巻き返される。惜しくも3着となりB決勝へ駒を進めた。B決勝では3番手に付き前に出る機会をうかがう。しかしいざ前に出ようとするもタイミングが合わずそのまま離されてしまう。結果3着でゴールし、総合7位に輝いた。
 
賞状を手に笑顔でガッツポーズをする曽我

2日目はまず成年女子500㍍に登場した。この種目でも難なく予選・準々決勝を突破し、準決勝に進出する。迎えたレースでは、序盤は後方につき前をうかがう。3周に差し掛かったところで接戦に持ち込むが、うまく入り込めず4着となった。B決勝でも後ろからレースを展開したが、ここでも同様になかなか先頭との差を詰められない。前を行く松島(山梨学大)に迫るも、4着でフィニッシュ。総合8位となった。  ラストに出場したのは3000㍍リレーだ。ショートトラックでは、各チームの選手が回数や走行距離に特に決まりが無い中でリレーを行う。曽我は東京都のメンバーとして出場した。東京都チームは序盤を好位置につけるも、中盤あたりから前を行く長野県チームに差を付けられてしまう。ラストのアンカー勝負に持ち込めず、東京都は3着でゴールした。

    今大会で引退を迎える彼女。大学での4年間は怪我に悩まされた時期も多かったという。今回のレースも怪我の痛みが残っている状況の中で、それを乗り切り成し遂げた個人種目W入賞だった。「4年間やってきて良かった」。困難を乗り越えた曽我は、表彰式で満面の笑みを見せた。
(2月9日 大島佳奈子)

◆コメント◆

―今大会の意気込みを聞かせて下さい
今までの国体は骨折で出られなかったり万全の状態ではなかったりしたので、今年は入賞したいと思っていました。結果、個人種目ではどちらも入賞できて3000㍍リレーでも3位になれたので良かったです。

―レースを振り返っていかがですか
1000㍍はブロック的にも楽なブロックだったので、A決勝にいきたかったという気持ちはありますが、B決勝で順位争いにしっかり参加できていたので良かったと思います。もう少し行けるかなと思いましたがラストで抜けなくて、前に出られず終わってしまいました。悔しさはありますが、7位という結果には満足しています。
500㍍では、準決勝で3位と4位で争ってしまって上位2名に入れずB決勝となってしまいました。そのB決勝でも後ろでの争いをしてしまい4位で終わってしまったのでもう少し行けたかなという気持ちが強いです。
3000㍍リレーは、最後あたりで次の走者が出てこず2周滑る予定だったところを3周滑ってしまい、そこで追いついた差が開いてしまったのでラストのアンカー勝負が出来なかったのが勿体なかったです。ですが、転ばずに滑りきることが目標だったのでその点では良かったです。

―調子はいかがでしたか
調子は結構良かったです。怪我はまだ痛みますが、大会の前に風邪を引いて練習を休んでいて、それが足にも良い休養になって今はそこまで痛くないので、逆に良かったかなと思います。

―今大会で引退ですが、大学での4年間を振り返っていかがですか
留学と骨折で2シーズンの間試合に出られなくて、大学生として全然試合に出られていなかったのですが、最後の1年間は自分的には悪くない成績を残せました。4年間やってきて良かったと思います。
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