2016/04/25

野球部


サヨナラ勝ちで白星発進

◆平成28年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
4月16日 法大1回戦 明治神宮野球場

1回戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

1

0

0

0

0

0

0

0

3

4

0

0

0

2

0

1

0

0

2x

5

(法)玉熊、熊谷、●上條、谷川-森川、中村浩
(立)○澤田圭-髙田

開幕から一週間遅れてついに立教の2016年春季リーグ戦が開幕した。悲願の33季ぶりの優勝に向け、何としても勝っておきたい法大戦。法大は初週慶大相手に二連敗を喫したものの打線は好調。投げてはエースの玉熊(法4=北海)が今シーズン初先発と万全の態勢で臨んでくる。一方立大はエースで主将の澤田圭(コ4=大阪桐蔭)開幕戦先発。苦しみながらも意地の完投を見せると、打撃陣も奮起し、開幕戦劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

気迫のこもった投球を見せる澤田圭

先発の澤田圭は立ち上がり、法大の強力打線に捕まる。二死一、二塁のピンチを背負うと、法大の5番金子凌(キャ4=日大三)に左越え二塁適時打を放たれ先制される。1回だけで32球を要す、不安な立ち上がりとなった。その後も毎回のようにランナーを背負うも、要所を締める投球。またリーグ戦初マスクをかぶった髙田(コ3=浦和学院)の好刺殺などバックの援護により相手に得点を奪わせない。

打線は4回、開幕戦初スタメンの佐藤竜(観4=国学院久我山)が右前安打で出塁すると、田中和(法4=西南学院)がフェンス直撃の適時三塁打を放ち同点に。さらに続く飯迫(社2=神戸国際大附)も安打で一気に逆転。後続は倒れるものの、この回で玉熊をマウンドから引きずり下ろした。
さらに6回には、法大二番手の熊谷(キャ3=平塚学園)から田中和が左前安打を放つと、盗塁と進塁打で一死三塁のチャンス。ここで髙田が、見事にスクイズを決めさらに追加点を加える。

9回表、マウンドにはすでに110球を投げ切った澤田が立つ。しかし疲労からか、先頭の柴田(文4=東邦)、金子凌に二連続安打を打たれ1点差。さらに続く小林(法2=中京大中京)の打球が遊撃手のエラーを誘い無死二、三塁、絶体絶命のピンチを迎える。その後三振でアウトを取るものの、途中から入った清水二(法3=中京大中京)に2点適時打を放たれ逆転を許す苦しい展開に。

サヨナラ勝ちを収め喜びを爆発させる選手
しかしここで終わらないのが、今年の立大野球部だ。裏の攻撃先頭の髙田が執念のヘッドスライディングで内 野安打をもぎ取ると、代走にはチーム内で走力に絶対的な信頼を置かれている二角(コ4=広島新庄)が登場。犠打と四球で一死一、二塁となり続く佐藤拓(コ4=浦和学院)の初球、相手ピッチャーが暴投。その間に二角が俊足を活かし帰還、ベンチのムードは最高潮となる。その勢いで完全に相手投手陣を飲み込むと、そのまま佐藤拓、熊谷(コ3=仙台育英)、佐藤竜と三連続四球で押し出し。開幕戦を逆転サヨナラ勝ちでものにした。

開幕前から多くの選手が言ってきた「足」と「声」というのが、勝利に結びついた。そう実感できたのが今日の試合であった。積極的な走塁に加え、ベンチからの声も昨年とは比べられないほど出ている。どんなに苦しい状況もはねのけるだけのパワーがあるのが、今年の立大野球部ではないだろうか。このまま良い勢いに乗り優勝まで突っ走ってほしい。

(4月16日 入江萌乃)

◆コメント◆
溝口智成監督#30
「よく本当に勝ちましたね。簡単に勝てないなとは思っていたのですが、最終回に逆転されるというのも想定していませんでした。逆転されてその次の回に何とか粘ってもう一回ひっくり返せたのは、非常に自信になるし勢いのつく勝利だったと思います。(澤田投手の投球について)本人は満足していないと思います。初回に点取られて最後もアンラッキーな部分はあったのですが、ゲーム全体でみれば八回まで一点でゲームを作っているので何とか投げ切ってくれたという感じですね。守り切れなかったというところはもう一つですが。(佐藤竜彦選手起用について)最初の一打席目はだいぶ緊張していたようですが、良く振り切ってヒットも二本打ったし最後も落ち着いてボールを見られていたのでよくやってくれました。チーム自体も神宮の舞台で臆することなくしっかり振りきれているので良かったなと思います。今日の勝ちは大きいのでそれを明日に活かしたいなというのと、明日変な試合をしないでしっかり戦って次の試合に繋げていきたいたなと思います。」

主将澤田圭#10
「今日の勝ちは野手に凄く助けてもらったので、ラッキーでした。オープン戦も野手が打ってくれて楽に投げさせてもらっていて、今日も皆が逆転してくれると思ったのでそこからどうにかずっと粘っていました。(最終回、代走を提案したのは澤田選手だとか)そうですね。自分ずっと代走出ると思っていたのですが、高田が塁にいてこのランナーが帰ってきたらもう一回攻撃できますし、上野も高田と同じく投手陣の信頼あるので、二角とか足の速い選手を代走に出して次の塁、次の塁って行くほうが裏の攻撃、追い上げるほうとしてはいい、というか。今年はすごく攻撃的な野球をやっていきたいので先手先手に出ないと勢いのある攻撃にならないと思ったので提案させてもらいました。二角は練習試合でも内野ゴロの間に二個進んで帰ってくるので、自分とか他からしたらあそこ抜けてキャッチャーがボールを見失っていたので二角は絶対帰ってくると感じてました。そこから次の一点をどう決めるかという方向に行けたので良かったです。二角ぐらい足があれば当然のプレーですが大きなプレーだったと思います。(今年のチームは)後輩もひっくるめて一つのチームとして上下関係も良い意味でないです。全員が野球に同じ気持ちで取り組める環境も作れているんじゃないかと。自分は上下関係があるのは好きじゃないし、片づけとかも全員でやったらいいし、それがチームだと思っているので1年生から4年生まで助け合ってやってます。」

初回に安打を放った副将佐藤拓#1
「今年はチームの雰囲気がすごく良いです。最終回に逆転された時、今までのチームだったら正直あそこで終わっていたかもしれないですが、今年は諦めない姿勢が全面に出ていたので最高の形で逆転できたかなと思います。 澤田を中心に今年は声と足を使ってしっかりやっていこうという方針なので、その成果がだんだんと出てきているのではないかなと思います。(自身の打撃について)良い感じに振れているので、明日も良い形でできたらと思います。100安打は意識しているのですが、試合の中では意識せずに、勝つためにプレーした結果に100安打がついてくれば良いなと思います。(最後の打席は)絶対に自分が決めてやるという気持ちでした。ストライクが来たら絶対に打てる自信があったので。」

好走塁を見せた二角#2
「最終回は判定で色々あってバタバタして(笑)。苦しいかと思ったのですが、最後までみんなあきらめてなかったので。高田が出塁した時点でこの回最悪同点にはいけると思いましたし、延長戦になっても勝てると思いました。 (代走起用について)スタメンで出ないときは終盤代走でいつでも行けるようにしといてくれと言われていたので準備していました。3塁は狙っていましたね。投手が縮こまっている感じだったのでいけそうかと。本塁に行けるほど上手くいくとは思ってなかったですけど。捕手がボール見失っていて一瞬で「いけるな」と判断して走りました。(明日以降は)今日苦しかったですけど何とか勝てたので簡単に勝たせてくれるチームはあまりないですけど、苦しみながらでも勝ち続けていきたいです。」

猛打賞+2盗塁と大活躍の田中和#7
「大学リーグ戦初めて1試合猛打賞達成できました。今まで2本の壁で止まっていたので3本目打てて本当に良かったです。キャンプで打率1割、帰ってきても三振ばっかりで打ってなくて、新チームになってからの打率は1割台とかだったので不安なままのリーグ戦開幕だったんですけど。やっぱり神宮は変に力を貰えるみたいな…良かったです。最終回誰かが長打とか打ってサヨナラ勝ちだったら、自分の活躍萎んでいたのですが(笑)相手の自滅なので、誰もヒット打たないまま勝ってしまったのでラッキーだな。去年までのチームだったら、逆転されたら終わりだったのですが、今年は勢いがあるので良い意味で反発心というか反抗心というか、良い勢いのままでいけましたね。これは澤田の力だと思いますね。澤田は自分の思っていることを全部やるって感じで、言いたいことは全部言いますし、周りを巻き込めるので澤田がチームカラーを作っていてそれが良い方向になっているっていうのは間違いないなと思います。(明日に向けて)勢いがあるのは絶対うちだと思うので。明日はうちが先攻でやっぱ初回の攻撃が全てではないですけど、初回の攻撃で相手にダメージを与えられればそのまま試合貰えると思うので初回の入りから、しっかり出来ればなと思います。」

最後のバッターとなった佐藤竜#8
「今日は本当に個人の力だけではなく、チームで勝てたなという感じだったので。最後ボールを見られたのも、周りのベンチからの声だったので本当にいい雰囲気だったと思います。一打席目などは本当に緊張して、ヒットもいい形では打てなかったのですが、二打席目、三打席目は切り替えて打つことが出来ました。(最後の打席は)正直自分にかかっていたので緊張したのですが、本当に今日の試合はチームで勝てたという感じでしたね。やはり開幕勝利できたので、この流れで優勝に向かっていけたらいいなと思います。このまま連勝で、勝ち点とって良い流れで行きたいなと思います。」

リーグ初マスクをかぶった髙田#22
「緊張しました。盗塁2つ刺したので、自分は自分の責任を果たせて良かったですね。(澤田選手とは)普段から仲は良いので、ボロクソ言われてもやってやるぞ、と思ってやっています。同じバッターに同じやられ方、打たれ方をしてしまったので、そこは次に活かしたいですね。工夫できるようにやりたいと思います。(自身の打撃については)いい当たり一本もなかったですね。ホームラン打ちます。(笑)(田村選手は)オープン戦から凄く調子がいいので、良い球ばかりに頼りすぎずいろんな球を引き出して工夫していきたいなと思います。」



 
選手名
学年
出身校
打数
安打
打点
(中)
佐藤 拓也
コ4
浦和学院
(遊)
 熊谷 敬宥
コ3
仙台育英
(左)
佐藤 竜彦
観4
國學院久我山
(三)
笠松 悠哉
コ3
大阪桐蔭
(右)田中 和基法4西南学院
(一)
飯迫 恵士
社2
神戸国際大附
(捕)
髙田 涼太
コ3
浦和学院
二角 勇大
コ4
広島新庄
(投)
澤田 圭佑
コ4
大阪桐蔭
上野 敦大コ4長崎日大
(二)高橋 信吾コ4長野日大
大東 孝輔社3長良
種田 真営2大垣日大
 
 
 
 
31
 


立大メンバー表
10澤田圭大阪桐蔭26松﨑横浜
11黒萩遊学館笠松大阪桐蔭
15細谷佐久長聖20大東長良
18田村報徳学園熊谷仙台育英
16藤田県岐阜商14種田大垣日大
21田中誠大阪桐蔭佐藤拓浦和学院
27上野敦長崎日大二角広島新庄
12江波戸成田国際田中和西南学院
22髙田浦和学院佐藤竜國學院久我山
富田東農大二豊村東農大二
24松尾伊万里28大石鎌倉学園
25飯迫神戸国際大附29寺山神戸国際大附
高橋信長野日大

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