2016/04/25

野球部


澤田圭が節目の20勝、苦手早大から白星をつかむ

◆平成28年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
4月23日 早大1回戦 明治神宮野球場

1回戦

2

3

4

5

6

7

8

9

0

0

0

0

0

×

(早)●大竹、北濱、吉野和-吉見
(立)○澤田圭-髙田 

前のカードの持ち越しにより、中3日で迎えた早大戦。相手先発の大竹(3年=済々黌)は多彩な変化球を操る技巧派ピッチャー。立大は過去3シーズン勝利なしと相性が悪い。一方立大先発は澤田圭(コ4=大阪桐蔭)。度々ピンチは招くものの1失点にまとめ、早大相手に価値のある1勝、かつ自身リーグ戦通算20勝をつかんだ。

先制本塁打を放った笠松
先制したのは立大。4回、笠松(コ3=大阪桐蔭)が大竹のストレートを捉え、左翼にソロ本塁打を放つ。さらに5回、高橋信(コ4=長野日大)、佐藤拓(コ4=浦和学院)の連打で1死一、三塁のチャンス。続く熊谷(コ3=仙台育英)のスクイズは好守に阻まれるも、なおも二死、1、2塁の場面で打席には佐藤竜(観4=国学院久我山)。初球、甘いコースの変化球を弾き返すと、これが2点適時二塁打となる。
打線の勢いが止まらない。6回には田中和(法4=西南学院)。初球の高めに来た球を逃さなかった。右打席で自身初の本塁打をバックスクリーン左横に突き刺す。クリーンアップが大きく活躍し4得点。野手陣が、エースの節目の勝利を後押しする。

マウンドで喜びをあらわにする澤田圭
澤田圭の投球は変化球主体で打たせて取るスタイル。正確なコントロールと緩急自在の投球で早大打線をほん弄。ピンチの場面では狙って三振を奪い、まさにエースの風格。8回に連打から1点返されてしまうも、後続は打ち取りここまで最少失点で相手を抑えつけた。
迎えた最終回。最後にして最大のピンチが訪れた。早大先頭の立花(4年=千葉英和)がヒットで出塁すると、後続をエラーと四球で出塁を許し、無死満塁のピンチを迎える。先週の法大一回戦では同じ3点差を追いつかれた“鬼門”の最終回。しかし、エースの集中力は研ぎ澄まされていた。代打佐藤晋(3年=瀬戸内)を空振り三振に切って取ると、続く小形(社4=早稲田実)は三飛で抑えツーアウト。そして最後三倉(3年=東邦)の3球目、左翼フライに打ち取りゲームセット。大ピンチを凌ぎ、天高く両拳を突き上げた。

この試合で立大は対早大戦の連敗を6で止めるとともに、3つの記録を打ち立てた。まずは澤田圭が節目の20勝。さらに通算200奪三振も記録した。そして田中和が現役最多となる通算7本塁打目を達成。これで現役本塁打ランキング上位を、田中和、佐藤拓、笠松の三名が独占する形となった。
前カードで嫌な流れのまま勝ち点を落とし、短い期間で迎えた早大戦。チームの雰囲気を心配する声もあったが、今の立大には関係ないだろう。優勝のためには勝ち点を落とせない厳しい状況が続くが、一つ一つ目の前の勝利をつかむため―――立大野球部の革命は続いていく。

(4月23日 入江萌乃)

◆コメント◆
現役最多となる20勝をあげた主将澤田圭#10
――9回のピンチでの投球について
一塁に逆転のランナーがいたので、逆転のランナーを返さない、ランナーを出さないことを最優先に考えるって話し合って決めていました。点を取られたくないというよりかは、ランナーを出さないピッチングを、目の前の打者に集中して投げることができたのではないかなと思います。その前に点をもらって、点差がついていたので、それを活かそうと。
――今日のピッチングについては
真っ直ぐは先週より遅かったですけど、バッターの空振りしている回数がたぶん倍以上になっていると感じたので、技術的な修正の結果が出て良かったです。今までの先週までの投球フォームが自分の中ではうまくいっていると思っていたのですが、リーグ戦に入っていろいろ見てみて自分の今までのピッチングと違う部分があったので。
――現役最多、20勝をあげてみて
20勝しても、自分はまだ一回も優勝をしたことがないので。そういうところで言うと、チームを優勝に導けるピッチャーの方が、20勝することよりも凄いことだと思います。自分はひとつひとつ勝ってきたピッチャーですが、まだ優勝するという役目もありますし大学に恩返しもできていないので、春もこれからがんばりたいです。
――早稲田の高橋監督のインタビューの中で、澤田選手に疲れが溜まっているのでボールを絞りづらくさせるようなピッチングをしていたのでは、という言葉がありましたが
疲れは、もう全くと言っていいほど無いので。スタミナに関しては、この体型なので無いと思われがちですが、330イニングくらい投げてきて故障も無いのでその部分に関しては大丈夫です。もう少し真っ直ぐで押せたら早大の監督さんにも違うイメージを持ってもらえたかなと思います。

先制のソロホームランを放った笠松#5
――4回のホームランはいかがでしたか
自分自身の状態は悪いと思ってなかったので、あまりヒットは打てていませんでしたけど。やりたいことは法政戦でも出ていたと自分の中では思っているので、考えすぎず、自分を信じた結果1本出たのではないかなと思います。
――ここ最近は早稲田から勝ち点取れていませんが
去年の早稲田は本当に強いチームだったのですが、今年はどのチームも主力選手が抜けて、どこもチャンスがあると思うんですよね。ここから8連勝目指してやっているのですが、自分たちのやっていることを信じればできると思っているので、誰も諦めてないですし、一戦一戦やるだけですね。
――明日に向けて一言お願いします
1戦目取ったからといってホッとしている場合でもないですし、明日も初回から集中すれば最終回みたいに抑えることができると思うので、まずは先制点を取っていい形で終われればと思います。

現役最多の7本塁打目を放った田中和#7
――右打席で本塁打が出ましたが
前の打席高めの変化球で打ち取られたので、またその球で来るのではないかと思っていました。大竹は低めの直球で押すタイプでもないので。その時はホームランしか狙ってなくて、打った瞬間いったとわかりました。狙い球を絞れていたのがいい結果につながりました。球種はチェンジアップかツーシームですかね。遅いまっすぐでした。
――パンチ力のある両打ちは日本球界でも少ないと思います
ここ最近プロでもセギノール(元日本ハム)ぐらいしか両打席本塁打はいないので、自分はそこを目指せるようにやっていきたいです。右でもホームラン打てる、左でもホームラン打てるとかではなくどちらでも常に狙えるような打者になるのが理想です。今日も最後の打席左でホームラン打てればよかったのですが(笑)。
――左右どちらの打席に自信がありますか
左では結構三振しているのですが、ヒットを打てる確率は高いです。正直左打席でここまでホームランを打てるとは思っていませんでした。右のほうがパワーはあって左では率が高いという感じですね。






 

 

選手名

学年

出身校

打数

安打

打点

(中)

佐藤 拓也

コ4

浦和学院

(遊)

 熊谷 敬宥

コ3

仙台育英

(左)

佐藤 竜彦

観4

國學院久我山

(三)

笠松 悠哉

コ3

大阪桐蔭

(右)

田中 和基

法4

西南学院

(一)

大東 孝輔

社3

長良

(捕)

髙田 涼太

コ3

浦和学院

(投)

澤田 圭佑

コ4

大阪桐蔭

(二)

高橋 信吾

コ4

長野日大

 

 

 

 

29

13

 

 



立大メンバー表
10澤田圭大阪桐蔭26松﨑横浜
11黒萩遊学館笠松大阪桐蔭
15細谷佐久長聖20大東長良
18田村報徳学園熊谷仙台育英
16藤田県岐阜商14種田大垣日大
21田中誠大阪桐蔭佐藤拓浦和学院
27上野敦長崎日大二角広島新庄
12江波戸成田国際田中和西南学院
22髙田浦和学院佐藤竜國學院久我山
17大須賀富岡豊村東農大二
24松尾伊万里28大石鎌倉学園
25飯迫神戸国際大附19山根浦和学院
高橋信長野日大

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