2016/04/25

水泳部


大物ルーキー、全国の舞台で躍動‼

◆第92回日本選手権水泳競技大会◆
4月4日〜10日 東京辰巳国際水泳場
  今年8月に開幕するリオデジャネイロオリンピックの代表選考会を兼ねて行われた今回の日本選手権。渡部香生子(JSS立石/早稲田大学)や池江璃花子(ルネサンス亀戸)をはじめとした若手の成長が大会を盛り上げ、34人の精鋭が日本代表に選出された。また、水泳界をけん引し続けた北島康介(日本コカ・コーラ)が今大会を機に現役を引退したことも記憶に新しいであろう。このハイレベルな大会に、立大から3選手が出場。ニューフェイスも加わり、新たな旋風を巻き起こした。


自由形が専門の新星・石森
○1日目
初日、女子400m個人メドレーに期待の新星・石森(観1)が出場。スタートのバタフライから勢いに乗ると、背泳ぎでも他選手を寄せつけず、平泳ぎ終了の300mまでをベストタイムで折り返す。最後の自由形では「足が入らなかった」と少し悔しさをにじませるも、その組を1位で泳ぎ切った。レース後「気持ちよく泳げた」と堂々デビューを果たした彼女は、2日目、4日目に行われる専門の自由形を見据えていた。
(4月7日 野沢香帆)

○2日目
男子にも待望の自由形のルーキーが現る。男子200m自由形に高山(現1)が出場した。日本選手権に挑むのは初で、「緊張していた」と高山。スタートこそ悪くなかったものの、実力通りの泳ぎを発揮出来ずに予選39位に終わる。女子200m自由形には、1日目に続き石森が出場。「2分1秒台を出す」と意気込みレースに挑むが、後半での減速が響き2分2秒6のタイム(全体の19位)でフィニッシュ。惜しくも準決勝進出は叶わなかった。今大会では100m自由形にも出場する石森。今回の結果を受け止め、「100mでは予選からベストを出していきたい」と語った。
(4月17日・金澤希)

声援に応えながら準決勝に臨む石森
〇3日目
女子100m自由形に、川上(現4)と石森が登場。最高学年となったエース川上は、予選最終組でレースに挑んだ。力強いストロークで前に進むも、予選29位。しかし、「4年前のオリンピック選考会よりも雰囲気を楽しめた」と振り返り、2日後の50mへと目を向けた。自身最終種目となった石森は、専門の100mに気合を入れて臨んだ。朝早くにも関わらず、「いい感じに泳げた」とタイムを伸ばし予選を12位で通過。準決勝へと駒を進めた。 沢山のメディアに、大勢の観客。オリンピック選考会という独特な緊張感がある中、準決勝が行われた。石森が招集所から登場すると、多くの声援が彼女の背中を押す。名だたる選手とともにスタート台に立った。100mの短いようで長い戦い。会場全体が応援の声で包まれる中、石森は56秒87というタイムで泳ぎ切り、準決勝15位という結果を残した。レース後、「ベストを出せずに悔しい」と語るも、この4年に1度の大舞台で準決勝まで残れたことに満足そうな表情を浮かべた。
(4月15日・野沢香帆)


男子の新エース高山
〇4日目
男子200m個人メドレーには2日目に引き続き、高山が出場した。今年入学して間もない1年生の高山。不慣れな長水路でのレースに苦戦し、結果は2分5秒25と30位。自己ベストの2分4秒3には一歩届かなかった。準決勝進出は逃したものの、「選考会のピリピリした雰囲気は独特だったのでいい経験になった」と前向きに語った。彼の今後の活躍に期待がかかる。                                                                 
(4月15日・清水千悠)

〇5日目
熱戦を繰り広げてきた今大会も6日目に突入。立教からは川上が女子50m自由形に出場した。審判の合図で選手たちが一斉に飛び込み台の上に立つ。緊張が走ったその時、スタートを知らせる笛が鳴った。スタートの反応は早く、スピードに乗っていた川上。50mという短い距離で接戦を展開していく。しかし後半には後方にいた選手たちもスピードを上げゴールを切った。川上の結果は26秒71。予選22位に終わり、惜しくも準決勝進出を逃した。水泳の季節である夏は目前に迫っている。最高学年になった川上は大学生活最後の夏に向かって力強いストロークで進んで行く。                              
 (4月14日・梶原伊佐子)

  新旧のエースが出場し、ハイレベルなレースで結果を残してくれた3人。特に石森は、オリンピック選考会という国内で最高峰の大会で、準決勝進出という華々しい結果を残してくれた。「石森が入ってきてくれて、お互い切磋琢磨して頑張りたい」と川上が語るように、女子自由形を引っ張ってくれるだろう2人の活躍が今後も楽しみだ。また、男子でも不足していた自由形の穴を高山が埋めた。彼もまた男子陣の要となり、起爆剤となってくれるにちがいない。これからジャパンオープン、そして関カレ、インカレと水泳の季節を迎える。彼らの活躍を筆頭に、立大水泳部の熱い夏はもうすぐそばまでせまっている。

Copyright (C) 立教スポーツ編集部, All Rights Reserved.