2016/05/12

野球部


投打がかみ合い立大が完勝

◆平成28年度東京六大学野球春季リーグ戦◆
5月8日 対東大2回戦 明治神宮野球場

2回戦

2

3

4

5

6

7

8

9

0

15

0

0

(立)○田村、藤田―髙田
(東)●柴田、有坂、出田―喜入、森田

1回戦東大のエース宮台(文一=湘南)に5安打完封負けを喫した立大野球部。自力優勝の可能性を残すためなんとしても勝たなければならないこの試合、マウンドには前回早大相手に好投を見せた田村(コ4=報徳学園)が立つ。この日も最速149キロの剛速球と、切れ味鋭いスライダーが冴え渡る。相手打線から三振の山を築いた。一方打線は2回に先制すると、5回には佐藤竜(観4=国学院久我山)の3ランなどが飛びたし終始圧倒。終わってみれば13安打15得点、大勝で東大に雪辱を果たした。

東大相手に圧巻の投球を見せた田村
初回田村はいきなり先頭打者を内野安打で出塁させるも、後続をテンポ良く打ち取り流れを作った。負ければ自力優勝がなくなるどころか、東大相手に痛い勝ち星を落とすプレッシャーのかかった試合。「昨日は完封という屈辱的な負け方だったので、今日はきっちりやり返そうと思ってマウンドに上がりました。」田村のこの試合に対する意気込みは、投球にも良い影響をもたらす。序盤は直球を中心に相手打線をねじ伏せていくスタイル。2回には強打者5番喜入(教4=修猷館)を147キロの直球で見逃し三振に抑える。中盤からは変化球を織り交ぜ、相手打線を翻弄。圧巻は5回、三者連続三球三振に切って取った。結局田村は6回投げて9奪三振。圧巻の投球であった。
一方打線は2回、先頭の田中和(法4=西南学院)が四球で出塁すると、すかさずその俊足を生かし盗塁。続く飯迫(社2=神戸国際大附)は叩きつけた打球で、前進守備の二塁手の頭上を越える適時打を放った。いい形で立大が先制する。さらに5回、二死走者なしから佐藤拓(コ4=浦和学院)、熊谷(コ3=仙台育英)が四球を選び出塁。打席には佐藤竜、その初球だった。高めに入った直球を豪快なスイングで振り抜き、左翼に弾丸性の三点本塁打を放つ。会心の一打で4-0、田村を援護する。

適時打を放った松尾
相手の投壊を立大打線は見逃さなかった。6回も代わった有坂(文三2=城北)から先頭の田中和が四球で出塁すると、その後飯迫、髙田(コ3=浦和学院)、田村が連打で3点追加。7回は打者一巡の猛攻。四死球からチャンスを作り、松尾(観4=伊万里)、高橋信(コ4=長野日大)、熊谷らの適時打や敵失でこの回さらに6点を奪う。9回には佐藤拓の実に12打席ぶりの安打などが飛び出し更に二点追加。久々二桁、大量15得点を奪い、前日の鬱憤を晴らした。
立大の投手陣も完封リレー。7回からは好投の田村に変え、藤田(営3=県岐阜商)がリリーフに。連打を打ち込まれる部分もあったが、要所は直球で三振を奪い相手打線を封じ込める。髙田は「まっすぐだけを投げていれば良かったのですが、それだけだと何も生まれないのでいろいろな球で勝負しました」と振り返った。次につながる投球を披露し、東大から1勝を奪った。

まさかの5安打完封負けから一転、立大らしい野球ができた。打っては12安打15得点、投げては田村、藤田両投手の完璧な投球。投打がかみ合い、意地の立東戦星を五分に戻した。混戦模様の春季リーグ戦。優勝するためにはもう一つも負けられない。今日のような理想的な展開で、勝ち点をもぎ取って欲しいところだ。

(5月8日 入江萌乃)

◆コメント◆
3点本塁打を放った佐藤竜#8
――今日の試合を振り返ってみて
ピッチャーが頑張っていたので追加点がどうしても欲しい場面でランナー一二塁だったので、自分としてはなんとかランナーを返したいという一心でバット振った結果がホームランになりました。チームとして連敗だけは避けたかったので、チームとしても盛り上がっていかなければなと。
――前回の本塁打の際はあまり会心の当たりではなかったとおっしゃっていましたが、今回はいかがでしたか
今日はどちらかというと切れるか切れないかが心配だったのですが、上手く残ってくれてよかったです。
――四球、四球と来ていて初球は狙っていましたか
いや、自分は全部振っていこうというスタイルなので、積極的に行こうとした結果です。
――球種は
真っ直ぐです。
――明日はまた宮台投手の先発が予想されますが
右バッターには真っ直ぐとチェンジアップ。真っ直ぐを多く使ってくると思うので、それに振り遅れないように、つまらないように、しっかり芯で捉えていきたいと思います。
――昨日イメージしていたのとはどう違いましたか
自分的には宮台は外のチェンジアップとインコースの真っ直ぐがほとんどかと思っていたのですが、かなり真っ直ぐで押してきました。空振り三振も外の真っ直ぐでしてしまいましたし、逆をつかれた感じでした。
――昨日二塁打を打ったのは
カーブです。
――やはり敗れた相手が東大だと注目されると思うのですが
実際優勝争いをしていく中で一敗もできないという状況だったので、東大に負けたからということだけではなく、負けたこと自体のダメージが大きかったです。

東大相手に好投の田村#18
――今日はどんな気持ちでマウンドに立たれましたか
今日負けると自力優勝がなくなる試合なので、とりあえず繋ぐ試合じゃないですけど。昨日は完封っていう屈辱的な負け方だったので、その分今日はきっちりやり返そうと思ってマウンドに上がりました。
――今日のピッチングは満足のいくものでしたか
内容もそうですけど、点を取られなければ負ける可能性もないので負けない状態でずっといけたのは良かったですね。スライダーとストレートを中心に投げていたかと思うが、バッテリーの作戦としては真っ直ぐの勢いもありましたし、それでどれぐらいいけるのかっていうのは自分の中ではすごく大事なことなので、初めはそれで様子を見ながら。タイミングの合っているバッターには、変化球を投げたりとかという感じでその場その場でバッターを見ながらボールを選んで投げたつもりです。
――味方の援護もあって投げやすかったですか
4点が入ったときはほんとに嬉しかったですし、ここ2試合ほどなかなか点が入らない状況であれだけみんなが頑張って打ってくれたので余計にそれで守らないといけないなという気持ちもあり、奮い立った感じでしたね。 ――まだ余裕をもって降りたように見えたが、肩の疲れなどは
全然疲労感はないですし、本当にチームが勝つためだったらそんなことも言ってられないです。行けと言われたらいきますし、その準備はしてきたので、明日も登板機会あれば頑張ろうと思います。
――球数も少なかったから明日頭からもいけそうか
まだ何にも言われてないですが、準備はしておこうと思います。

好リード、さらに打っては3打数2安打2打点の髙田#22
――昨日の試合の結果は、いかがでしたか
最悪でしたね。本当に。
――田村さんは完璧なピッチングでした
いつも通りですね。調子はずっといいので、普通に投げてれば打たれないと思っていたので良かったです。
――藤田投手も安定していました
そうですね。最後とかは真っ直ぐだけ投げてれば良かったんですけど、それだけでは何も生まないんでいろんな球で勝負しました。
――明日は宮台投手が予想されますが、一度対戦してみて感想は
気持ちが入っているな、とは思いました。真っ直ぐはいい球来ているので、次は打ちます。
――澤田投手、昨日は打ち込まれる形にはなってしまいました。調子は
いい投手なので、自分がしっかりやれば打たれないので、集中してリードしたいと思います。
――明日の意気込みをお願いします
絶対勝ちます。






 

 

選手名

学年

出身校

打数

安打

打点

(中)

佐藤 拓也

コ4

浦和学院

(遊)

 熊谷 敬宥

コ3

仙台育英

松崎 健造

文2

横浜

(左)

佐藤 竜彦

観4

國學院久我山

藤田 凌司

営2

県岐阜商

(三)

笠松 悠哉

コ3

大阪桐蔭

走三

大須賀 謙吾

社4

富岡

(右)

田中 和基

法4

西南学院

(一)

飯迫 恵士

社2

神戸国際大附

打一

山根 佑太

営3

浦和学院

(捕)

髙田 涼太

コ3

浦和学院

(投)

田村 伊知郎

コ4

報徳学園

松尾 賢吾

観4

伊万里

種田 真大

営2

大垣日大

寺山 寛人

社2

神戸国際大附

(二)遊

高橋 信吾

コ4

長野日大

 

 

 

 

36

12

15

 

 



立大メンバー表
10澤田圭大阪桐蔭笠松大阪桐蔭
11黒萩遊学館20大東長良
15細谷佐久長聖熊谷仙台育英
18田村報徳学園14種田大垣日大
16藤田県岐阜商佐藤拓浦和学院
21田中誠大阪桐蔭二角広島新庄
27上野敦長崎日大田中和西南学院
12江波戸成田国際佐藤竜國學院久我山
22髙田浦和学院豊村東農大二
24松尾伊万里28大石鎌倉学園
25飯迫神戸国際大附19山根浦和学院
高橋信長野日大29寺山神戸国際大附
26松崎横浜

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