2016/05/17

男子ラクロス部


若きSAINTSの「挑戦」

◆2016年度関東学生ラクロスユーストーナメントあすなろカップ◆
5月4日 江戸川区臨海球技場
 ラクロスは大学から始める人が大多数を占め、8月のサマーステージ、12月のウィンターステージといった新入生向けの大会が設けられている。新入部員は、それらの試合を同期の仲間とともに戦い、乗り越えることで一人前のラクロス部員へと成長していく。そしてこのあすなろカップが昨年度のルーキーたちにとって最後の学年試合。彼らにとって1年間の集大成となる戦いが、幕を開けた。

対日大・電通大・専大・淑徳大連合チーム

◆予選Aブロック第1試合◆
チーム1Q2QTOTAL
立大1
日大・電通大・専大・淑徳大連合チーム
【得点者】高子(2)、伊藤、久保田、桑原(2)、町田 

 序盤、立大は力みからか動きが硬く、相手を攻めあぐねる。そこで活躍が光ったのはDF陣だ。中崎(文2=#32)、山崎(異2=#53)、川島(済2=#19)らの連係プレーで相手の攻めに対応。瞬時にピンチの芽を摘み取り、得点を許さなかった。DF陣が粘りを見せる中、試合の流れを変えたのはトップチームでも頭角を現している高子(済2=#81)。第1Q 終了間際に先制点を決め、期待に応えた。第2Qが始まると、敵陣に切り込んだ桑原(社2=#97)が伊藤(理2=#26)にアシストしゴール。立大本来の攻撃の形が出始めると、そこから一気に攻撃陣が爆発する。久保田(社2=#56)、桑原、町田(法2=#99)と立て続けにショットが決まり、7-0で大勝した。

対早大

◆予選Aブロック第2試合◆
チーム1Q2QTOTAL
立大
早大
【得点者】町田、桑原 

先制点を決めた町田(左)と喜びを分かち合う桑原(右)
試合開始とともに、早大の強力AT陣が立大ゴールに襲い掛かる。そこでまたしても奮闘を見せたのはDF陣。「接点」での強さを武器に、相手に食らいつく。放たれたショットも主将を務めるゴーリー青木(社2=#89)が再三のファインセーブで死守した。守備から反撃へと転じる立大。すると開始4分、町田がゴール裏から回り込み、相手DF陣を押し込んで会心の先制点を叩き込んだ。「もとから負ける気はない」(青木)。選手たちは格上の相手を恐れず積極的なプレーを見せるがそこは相手も優勝候補の早大、簡単に試合の主導権は握らせない。一進一退の攻防を繰り広げ、立大は一時桑原のショットで勝ち越しに成功するも、再び同点とされてしまい第1Qを終えた。第2Q、得失点差で上回る早大は、ここから引き分けを視野に入れた時間をかけた攻撃を展開する。ポゼッションを奪えない焦りからか、立大は少ない得点機をものにすることができず、結果的に2-2のまま逃げ切られ試合終了。予選敗退となってしまった。


 その後早大は、無敗のままあすなろカップを制した。悔しさも残るものの、その強豪相手に互角に渡り合えたことは非常に大きな収穫だ。この学年の主将を務めてきた・青木は、「1年後、2年後に自分たちが主体となって早大を倒したい」とリベンジに燃える。2年生の学年試合は今大会で最後となる。全員が初心者の状態から、この1年間ラクロスという今まで知ることのなかった競技に挑んできた彼ら。たゆまぬ努力を重ねたその姿は、去年とは比べようのないほどにたくましく成長していた。1部昇格という最大の目標に向けて、彼らの大いなる「挑戦」はこれからも続く――。若きSAINTSの戦いは、まだ始まったばかりである。 。
(5月11日・大宮慎次朗)
◆コメント◆
#89 青木
「(―感想はいかがですか)やっぱりすごく悔しいです。今回のあすなろは絶対に優勝しようと決めて臨みました。予選のブロックにサマー、ウィンターで優勝した優勝候補筆頭の早稲田がいましたが、それでも自分たちはまだ2年だから関係ない、絶対に打ち破ろうと思ってやって、本当に120パーセントの力を出せたと思います。それでも自分たちの力ではまだ予選を突破できなかったので…(―全力を出せても早稲田には及ばなかった?)でも結果的に見れば得失点差で敗退なので。早稲田の上級生は1部の上位で戦っていて学生王者にすごく近い存在なのですが、まだ2年のこの時期にこれだけの試合ができた、今の時期は本気でぶつかればここまで渡り合えるということが分かったので、それを糧にして1年後、2年後自分たちが主体になったときに復讐するじゃないですが、倒したいと思います。(―早稲田相手にいい試合をできたことは大きな収穫ですか)ただもとから負ける気はなく、勝てると思っていたので…そこは優勝候補と言われているだけあって、簡単にはいかなかったなという感じです。(―個人として今後どういうプレーヤーになっていきたいですか)自分はゴーリーなので、ゴーリーってあんまり交代しないし、ゴーリーが弱いチームに強いところは絶対にいないといわれているポジションなので、2年生なので絶対的な信頼がないとチームに貢献できないし、出させてもらえないと思うので、チーム全員からこいつなら大丈夫だなって思ってもらえるよう、リーグ戦までまだ3か月ぐらいあるので、それまでに信頼を得られるようにやっていきたいと思います。(―ここまで同期と学年試合に向けてやってきて)くじの結果が出たときに、1番怖かったのが早稲田と当たるということじゃなくて、同期の奴らが『早稲田とか…まじか…』みたいな試合前からビビるようなことになるのが1番怖くて、むしろ個人的には優勝目指しているならどこと当たっても変わらないなという気持ちだったので、そういう不安がありました。でも同期はこの日が近づくにつれてどんどんモチベーションを上げていってくれたし、全員が本気で勝つ気で試合に臨めていたし、しかもこれをやろうと決めたことはみんなやってくれたし、後悔するようなことは何もないです。」

#97 桑原
「(―1試合目を振り返って。序盤動きが硬いように感じられましたが)早稲田が前の試合8-0で勝っていて、自分たちは9点取れれば早稲田と引き分けでも得失点差で勝てるという状況でした。1Q全力で点を取っていろんな選手を出したかったのですが1点しか取れませんでした。最初ガチガチで自分らのショットも全然入らなかったので。(―動きが良くなったキッカケは)1Qの高子のゴールと、2Qの自分がアシストして決まったゴールですね。そのゴールパターンはいつも自分たちが練習していたものだったので。自分自身のショットも入って2,3点にも絡めたのでどんどんよくなっていきました。(―8点目、9点目をとれなかったことが悔やまれますね)そうですね。8点目取りに行ったのですが遅かったですね。得失点差になることは頭に入ってはいたのですがやっぱり勝ちか負けかだと思っていて。もったいなかったです。(―2試合目を振り返って)もちろん格上という意識はありました。ATとMFを入れ替えたり、チェックアップのズレを作りながらこっちのペースで試合を動かそうとしたのですが、やはり相手も上手くて激しい試合になりました。『接点』で勝っていましたし、スコアでも引き分けで。そこは良かったと思います。自分はフリーシューも外してしまいましたし、1試合目も2試合目もショットを決めきれなかったです。一応自分もチームの中で得点を期待されている選手だったとは思うので。それに対して早稲田は1試合目も含めて決めるべきところで点を決めていました。ショット成功率も高くて、自分たちとの1点の差はそこなのではないかと思います。(―桑原選手の特徴は)MFというポジションなのですが、自分で仕掛けてランシューしたり、相手を2枚引きつけて空いている選手にパスしたりとか視野を意識していつもやっています。自分とか高子がそのパターンで相手を崩す感じが立教のパターンです。攻撃の起点と言いますか。今日は緊張もありましたけど、視野もとれていて、ほぼベストパフォーマンスは出せたのかなと思います。 (―ハーフタイムではどのような話を)相手のフリーシューで追いつかれて2-2になって。はたからみても攻めで自分たちが勝っていて、一個一個の勝負に勝って落ち着いてやれば必ずチャンスは来るから勝てるぞ、といった話でしたね。(―DF陣がよく頑張っていた印象ですが)青木もよく頑張ったし、何より相手にあまりショットを打たれなかった。早稲田に対して接点でもグラボでも勝って守り切っていました。ほんとにあいつらはすばらしかったです。(―1年間ラクロスをやってきていかがですか)最高でしょ!あと2年トップチームで試合に出続けて、関東ユースにこのまま残って頑張っていきたいですね。リーグ戦で勝って1部昇格してでっかく新聞載りたいです。」

#56 久保田
「(―この日を振り返って)2試合目が早稲田ということで、1試合目は格下の相手だったのでどうしても少し油断というものがありました。1Qで思いのほか競った展開になって、非常に動きが硬くていつもと違うなという感じでした。まあ結局は決めるやつが決めてくれたので。前半1-0で、最終的にあそこまで点を取れるとは思いませんでした。(―ご自身の得点シーンは)得意な形でのスタンシューでしたね。自分は出させてもらっている立場なので、仕事ができてよかったと思います。自分の武器はスタンシューと、ライドの二つしかなくてそこだけはほんとにこれまで練習してきたので。2試合目も自分が決めていれば勝てたのですが…。1テンポ打つのが遅れてしまいました。(―早稲田の印象は)もともと早稲田をよく知らないのですけど。立教はDFのチームですが、桑原、高子、弓田、伊藤といった攻撃陣が強力ですし、ゴ―リーの青木もすごくて力的に負けている感じはしませんでした。(―この大会の位置づけは)自分は本当にこの代が好きで、この最後の学年試合で本当に勝ちたかったですね。個人としては今までのサマー、ウィンター試合に出ていないようなもので、今回は出させてもらえました。いや、本当に勝ちたかったです。(―この1年ラクロスをやってきて)仲間を得ました。非常に良い仲間を。やっぱりスポーツっていいですね。」
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