2016/06/17

空手部


「考える空手」が勝利の鍵に

◆第52回東日本大学空手道選手権大会◆
5月5日 日本武道館
団体としては、前期の集大成となる今大会。後期に控える大舞台に向け弾みをつけるためにも、ここで良い結果を残しておきたい。熱い思いを背負った選手たちが、強気の組手で東日本の戦いに挑んだ。

闘争心を奮い立たせ、吠える首藤
男子は去年、2回戦敗退で終わってしまっただけに、今年こそ一つでも上のステージに行きたいところだ。初戦、静岡大戦。先鋒の小田(現1)は上段突きで着々とポイントを重ね、相手に6ポイント差をつけての勝利を決めた。続く鈴木(済3)も、試合終盤に上段蹴りを奪い圧勝。中堅の佐藤(済2)は一気に攻め込み、隙を与えず勝利を決めた。副将の浅井(文2)も相手にポイントを与えない強さを見せた。最後、大将に登場したのは首藤(現4)。序盤すぐ中段蹴りを決め勢いにのると、試合終了間際にも中段蹴りを決めた。団体として5-0の圧巻の勝利で、次へと駒を進めた。迎える相手は東農大。またも先鋒の小田が勝利し、チームに良い流れをつくる。次鋒の浅井も見事勝ち、中堅の首藤へ。落ち着いて突きでポイントを重ねていく。残り時間少ないところで相手に猛攻をくらうも、冷静な対応で逃げ切り勝利。副将、大将を出さずして、2回戦の壁を超えた。
3回戦での相手は去年3位の強豪・東洋大だ。先鋒の小田は惜しくも1ポイント及ばず敗れてしまう。しかし次鋒の浅井が勝利。中堅を任された佐藤は上段突きを何度も決めるも、顔面を怪我してしまい相手に反則が与えられ、勝利となった。副将の鈴木はなかなかポイントが奪えず敗北。勝負が決まる大将戦、ここで首藤が見事勝利を収め準々決勝へとチームを導いた。次勝てばベスト4、相手は駒澤大。またも強豪との一戦だ。まず先鋒に出てきた浅井が挑むも、ポイントを奪うことができないまま負けを許してしまう。続く次鋒は1年の小田。必死に食らいつくも白星をつかむことはできなかった。再び後がない場面で登場したのは首藤。なんと相手は高校での同期、一歩も譲れない戦いだ。突きでポイントを取り合うも2-3で惜しくも及ばず敗北。ベスト8で退くこととなった。

勢いよく上段蹴りを繰り出す山浦
女子団体は2回戦からスタート。男子同様、東農大を相手に迎える。先鋒の脇坂(コ3)はうまく隙を突く攻撃で難なく勝利。中堅の山浦(文3)も、華麗な上段蹴りなどでポイントを重ね6-0でチームに貢献した。大将の出番なくして3回戦へ。ここでさっそく強敵である大正大と当たることに。先鋒に登場した高橋(コ2)は強さを見せたいところだが、相手の流れを崩すことができず敗戦。中堅の大橋(文4)は序盤間合いを保ち、隙を探る時間帯が続く。その後、攻めの姿勢を見せるも、相手の確実な突きを防ぐことができず敗れてしまった。悔しい3回戦敗退となった。

男子団体ベスト8は実に37年ぶりの快挙となった。負傷者、病人が多く普段とは違うメンバーで挑んだ今大会だったが、誰が出ても勝てる選手層の厚さが垣間見えた。そして何より、彼らを後押しした応援が大きな力になったはずだ。この立大空手部の一体感が、これからの活躍の鍵となるだろう。
(5月30日・越智かれん)
◆コメント◆
松島拓哉
「全員本当に良くやったなっていう感謝しかないです。僕は主将なのに出られなくて情けないっていう気持ちもあったんですけど、部員がここまで頑張って勝ってくれて嬉しかったなと思います。負傷者が多いっていう不安な点でもあったんですけど、逆にそれで団結力っていうのが強まったんじゃないかなと思います。これから部としては、前期は最高のスタートきれたんですけど、課題も見つかったっていうのもあって、そういうところをやっぱりこれから前期の練習の課題として、秋の関東団体ではベスト4を目指して頑張りたいと思います。」

首藤琢伸
「今自分たちの幹部で決めているしっかりと考える空手をするようになったということと、部の中でのチームワークっていうのを僕自身かなり意識しているので、それが本当に実ったのかなと思います。今までなかったようなミーティングを多く開いたり、練習終わりとかに個々人のアドバイスとかを全員で共有したりすることですかね。本当に空手は個人競技なので個性が凄く強いと思うんですけど、周りを意識することでチームワークが強くなったなと思います。今回得たものっていうのは、4年生になってチームを背負うっていうことをとても自覚するようになって、全員で戦っているんだなと思ったときに勝ち星につなげられたのが自信になったので、僕がやりたいことがチームでできているのが今回の収穫だったかなって思います。」

希代駿
「凄く良い雰囲気でやっていると思います。ここ1カ月くらい練習を見ているだけという中でもやっぱり意識は変わっただろうし、自分がレギュラーで出させてもらっていた分、自分が抜けてレギュラー争いが始まって凄いみんなが勝ちに貪欲になるというか、そういう意識を持ってやっていたのが印象に残りました。普段、自分がプレーをしていてはわからない、外から見たチームワークのことだったり、気持ちを一つにして戦うんだぞっていう結束力が知れたり、これは自分が戻った時にそれをわかっているから財産になるなって思いました。そういうのをまたみんなで共有していきたいと思います。」

鈴木達也
「東洋までは1年の小田が先鋒で勢い良く引っ張ってくれたのも役割をしっかり果たして、流れを作ってくれたのもとても良かったと思うし、1、2回戦はそんなに厳しい山じゃなかったけど、東洋の時は後輩がしっかり勝って、ずっといい流れで大将まではもっていけたのかなと思います。みんな今回はあまり受けないで、前で勝負できていたのがベスト8の要因の一つかなと思います。今年は3年生なので引っ張らなきゃいけないんですけどそういう姿を見せられなかったので、全体としては嬉しい結果なんですけど、個人としてはしっかり反省すべき日だなと思っています。」

浅井彦汰
「自分が勝ってチームに貢献できて嬉しかったです。ベスト8まできて全然やれるレベルまではきていると思います。最後準々決勝で大差で負けてしまい、ベスト8の壁破っても、そこからの差は大きいなと痛感しました。自分はまだ下級生ですけど、下も入って来たので、その1年生が安心して試合できるように、自分が勝っていかないといけないかなと思います。これからずっとレギュラーにいること、個人戦でも去年を超えられるように頑張っていきたいと思います。」

小田峻也
「とても緊張したんですけど先鋒に選んでいただいて、後ろに先輩方がいると思って思い切って試合ができました。東洋大学を倒すというチームでの目標があったのでそこまでは集中して、怪我人がいたとしてもそこまでは勝ちに行くっていうのを意識していました。先輩方がとても優しいですし、どの先輩も練習で小さなことでもアドバイスとかしてくれるので本当に先輩方に助けられて大学の組手にある程度慣れることができたなと思います。」
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