2016/07/07

ホッケー部男子


悔しさを乗り越えさらなる高みへ!

◆平成28年度関東学生春季ホッケーリーグ 3位4位決定戦◆
6月18日 対学習院大 慶応義塾大学日吉ホッケー場

 

春季リーグ 2部 3位4位決定戦

立大

0-1

東海大

3-1

(立大)

中田(後半22分)藤田(後半25分)高木(後半29分)



もはや真夏日と呼べるほどの暑さの中行われた、立大ホッケー部男子の春季リーグ最終戦。2部3位をかけた戦いの相手は、以前5対0で勝ちを収めた東海大学。惜しくも前週の1部昇格をかけた一橋大学との試合に敗れた彼らの目からは、試合開始前から、強いエネルギーが感じられ、観客席にも緊張感が伝わってきた。

前半、立大は点数を獲得するため、東海大に対し、いつも以上に激しい攻めを見せた。相手のドリブルを積極的に邪魔したり、パスを止めにかかったりと、彼らのフィールドでの姿からこの試合にかける熱意が感じられた。しかし、試合開始数10分後、東海大が1点をリード。これを経て、選手たちは焦りを感じ始める。給水タイムが終わり前半の終盤に差し掛かると、立大側は何度もゴール前へパスを回し流れをつかむ。しかし、相手の粘り強い守備により、シュートが出来ず、次第にゴールに近づくことさえできなくなってしまう。。そして、東海大の勢いと立大の焦りが色濃く表れた前半戦が終了した。

決勝点をあげた高木(観3)


迎えた後半戦。立大の勝利をかけた一か八かの勝負が始まった。立大は、前半戦よりも明るく前向きで、一つ一つのパスからは落ち着きが見られた。選手たちも、仲間から受け取ったパスは相手に決して渡さまいと、素早いドリブルで相手をかわした。後半戦序盤、コートの横端から横端までの長いパスの末、ゴール付近まで上手くパスを回すが、相手の堅い守備により、ゴール前へとなかなか近づけない。またもや、サイドからのロングパスによって、ゴールを狙うがこれもまた失敗に終わる。そして、立大のゴールへの強い執着からついに念願のゴールを決めたように思われたが、シュートが高くボールが地面についていなかったため、点数としてカウントされなかった。点を取りたいという焦りの思いからか、似たようなゴールが2度続き、これらもまた点数としてカウントはされなかった。点数としては加算されなかったが、立大側の試合での勢いが増し、試合の流れを掴み取った瞬間であった。

後半戦も中盤に差し掛かり、立大側についにPC(ペナルティコーナー)が到来する。しかし、このペナルティーショットはものにできず。このまま試合が終わってしまうかと思われたがその時はついに来た。後半戦の終盤、相手ゴール前で強固な守備にも負けず、#2中田(文2)が1点を獲得。しかし、すぐさま東海大がゴールを決め再び勝ち越しを許してしまう。。相手のリードというプレッシャーの最中、立大の選手たちの「焦らずに、確実に」という声がフィールド中に響きわたった。そして、後半戦も残り数分、またしても立大にPCが訪れる。仲田から順序良くパスが繋がっていく。そして、見事#9藤田(営4)が素早いシュートを決めた。ここで2対2の同点となった。試合時間残り5分、相手チームでは大声で指示が飛び交う中、立大チームは互いを信じながら、目で合図をし、球を仲間へと繋いだ。フィールドのサイドからパスを回し、ゴール前にいる選手へ、そしてついに、#6高木(観3)がゴールキーパーの隙をついて鋭いシュートを決める。この時点で、試合時間は残り1分。選手たちは、飛んで喜びながらも、一切油断せずに相手の攻めを阻止し、ただ勝利の瞬間を待っていた。そして、試合終了のブザーがフィールドに鳴り響いた。立大側の観客席では、彼らの活躍を褒め称える歓声が沸き起こり、選手たちは暑さに朦朧としつつも、肩を組みながら喜びを分かち合った。後半戦はほぼ立大側のフィールドで戦いが行われた。決して相手には点数を入れさせない、自分たちのチームなら出来る、そうした彼らの強い思いがこの勝利を勝ち取った。

 彼らはこの春リーグで2部優勝、1部昇格を目指して日々練習に励み、今リーグに臨んだが、惜しくもその目標は叶うことはなかった。試合後、主将の青柳は「前週の1部昇格をかけた試合に賭けていた部分がかなり大きく、立ち直るのに時間を要した」と語った。その言葉から、前週の試合から今試合に至るまでの選手たちの葛藤が感じられた。今試合の勝利は、前週に痛感した悔しさがあったから。彼らにとって、この春リーグは忘れられないシーズンとなったことだろう。これから始まる夏合宿はもちろんのこと、日々の練習を通して、彼らが更に成長を遂げ、秋リーグでは彼らの目標が達成されることを願うばかりである。目標に向かって努力を続ける、熱き彼らから今後も目が離せない。
  (6月18日・小林桂子)

◆コメント◆
♯10 青柳圭介(法4)
―リーグ戦を終えての感想は?
目標が優勝だったので、その達成ができなかったのは今のチームの弱いところが出過ぎて、前の試合で弱点が上手くつかれたかなというのが課題なので、そこを来季には少しずつでいいので、ちょっとずつ潰して勝てるようになればいいかなと思っています。

―チーム力という面では、去年と比べてどうか?
去年は少し、チームの状況が荒れていたのもあったので、そういったところがなくなったのは、チーム力が上がっているのではないかと自分では思っています。

―具体的に良くなってきていると思うところは?
具体的に良くなった点は、一人一人のパフォーマンスが上がってきているのもありますが、その上がったパフォーマンスがチームのために還元できているところです。例えば、フォーメーションでも、どのポジションにどの子が動けば、自分がどこに動けば正解か、どうパスをすれば良いか、といったことを一人一人が分かるようになってきているので、そういったところがチーム力っていう点では上がっていると思います。

―今日の試合ですが、先週悔しい負け方をしての今週だったと思うが、今週と先週の切り替えという面ではどういった感じであったか?
切り替えは正直、個人的な話ですが、木曜日ぐらいまで引きずっていたので、切り替えられては恐らくいないと思います。まだ正直、悔しい思いがありますし、でもそんな中で戦わなくてはならないので、東海もあまい相手ではないですし、やることは練習以上のことはできないですし、実力以上の結果は出ないので、そこは開き直って整理するしかないかなと。というのは、一年から試合に出ていて思うことではあります。この四年間を通じて、それが切り替える方法ですかね。開き直りだと思います。

―やはり、悔しさを忘れないことも大事か?
それは大事ですね。忘れたら忘れたで前向きにはなれますが、成長はないと思うので、悔しさを忘れないのは重要だと思います。

―今日の試合を振り返ってみて
今日の試合を振り返ると、前半と後半の20分くらいまでは全く点が取れる雰囲気ではなかったので、結構焦りはありました。でも前線の選手が良い動きを、前半からしていたので、そこがようやく終わりの方で上手くいってくれて、これも運ですかね。運がとっても良かったなと思います。正直相手の体力がなくなったのもありますし、こっちの体力も正直なかったので、どっこいどっこいというところで、上手くパスを回せたのは、それこそチーム力があったからだと思っています。

―最後の逆転のシーンは、皆大変喜んでいたが?
逆転のシーンは、1点同点取ってまた取られて、これはいつものだなと思っていたので、あの時は嬉しかったですね。正直喜ぶ体力がなかったので、自分はあまり駆け寄れなかったのですが、心では本当にありがとうございますと思っていました。

―リーグ戦を振り返ってみて、収穫と反省は?
今回のリーグの収穫は、個々の実力が上がっている分、あとは細かいミスをどれだけ減らせるかというのが、前の一橋大学との試合の時に出てしまったので、細かいミスを積み重ねれば積み重ねるほど、点差が開いていく上にまた自分たちの気持ちも追い込まれていく、ということが分かったのは収穫かつ反省点だと思っています。

―秋に向けての意気込み
秋に向けては、1位になって勝っても四年生は試合に出場できないですが、三年生に繋げるので、四年生としての目標は三年生に来季1部でプレーしてもらうことです。チームとしては、四年生の目標と一緒で恐らく三年生、二年生、一年生も優勝したいと思うので、チームで目標を共有して、1部で来季からプレーできるように俺らがやってあげられたらなと思います。



♯6 髙木昴大(観3)
―今日3位決定戦ということで、先週悔しい思いをしての試合だったと思うが、今日は試合に臨むにあたってどうだったか?
雰囲気は、先週の試合に懸けていた部分が結構大きかったので、正直そんなに良いわけではなかったが、せめて最後3位で終わろうという気持ちは皆常に持っていました。

―その中で、今日勝利することができて、感想は?
4位と3位というのは大きな差で、3位に入るかどうかでインカレ出場とかも関わるので、秋につながるためにもやはり良い勝利だったのではないかと思っています。今まで個人的な感想としては、4試合やって1点しか取れていなかったので、フォワードとしては物足りない結果だったので、最後1点取れて、嬉しい気持ちと秋は絶対1部昇格をという気持ちで頑張ろうと思います。

―今日ゴールが決まってから、勢いが良くなっていったと思うが、それまで決められない中でチーム内はどうだったか?
正直もどかしくて、このまままた先週の試合のようにずるずるいってしまうのかなと思っていたのですが、流れを変えてくれて本当にいけるのではないかという気持ちがチーム全体に芽生えたと思うので、良かったと思います。

―今日勝利で終われたということだが、このリーグ戦を振り返ってみて収穫と反省はあるか?
個人的には三年生になって全試合ある程度コンスタントに長い時間試合に出れたというので、経験といった意味で大きな収穫になったと思います。結果的には、1点取れたので次に繋がるかなという風に思います。

―秋に向けての意気込み
秋はお世話になっている四年生のためにも絶対に1部昇格したいので、また夏休みからしっかりと練習を重ねて、絶対に1部に上がりたいと思います。

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