2016/09/16

バドミントン部


一人一人の思いを繋いで

◆平成28年度関東学生バドミントン秋季リーグ戦◆
9月2日 東京理科大学葛飾キャンパス体育館
秋季リーグ 第2戦
立 大
S1(市丸)0-2
作新学大
S2(大島)2-0
D1(市丸・坂牧)0-2
D2(河原・水田)2-0
S3(坂牧)2-0


前衛を務める水田(下)とスマッシュで攻める河原ペア
リーグ戦初戦、専大を相手に快勝を成し遂げた立大。次なる相手は、部が創設されてからわずか3年であるにもかかわらず、3部へと上り詰めている作新学院大だ。どんな相手であっても、「2部昇格」の目標を実現するためにやるべきことは、勝ちこだわることのみである。具志堅(コ4)が不在の中、部員全員の個の実力が試される、熱戦が始まった。

第1シングルスを飾ったのはエースの市丸(済2)。序盤から4点連取され、流れそのままに第1セットを落としてしまう。次のセットで巻き返しを図りたい市丸は、得意のスマッシュで相手のネットミスを誘う。その後、市丸は粘りを見せるも、巧みにナイスコースを狙う相手が勝り、13−21でこの試合を落としてしまった。第2シングルスの大島(コ3)は主将として「自分が出場するのであれば、必ず勝つ。」こう覚悟を決めて試合に挑んだ。試合の半ば、クリアで相手を後ろへと下げてから、手前に落とすプレーで5点を連取し、流れを掴む。すると体力を激しく消耗している相手にラインぎりぎりのスマッシュを浴びせ、第1セットを勝ち取った。第2セットも終始大島が主導権を握り、勝利を得た。
続いて登場したのは今季、チームの核となっている市丸・坂牧(文1)ペア。相手は第1シングルスで市丸が敗北を喫した相手だ。リベンジを果たしたい市丸は果敢に攻めるも、攻め球がかえってミスを招き、第1セットを13—21で落としてしまう。第2セットでは市丸が後衛にまわり、坂牧が前衛で詰めるという普段のプレースタイルが確立され、一進一退の試合が繰り広げられる。しかし、レシーブ力が高い相手がわずかに勝り、19−21で敗北を喫した。  団体勝利のためにもう1試合も落とせないという状況で、第2ダブルスを任されたのは河原(文2)・水田(コ2)の同期ペア。以前からペアを組んでいた2人は、阿吽の呼吸でポイントを重ね、第1セットを勝ち取ると、第2セットでも安定したプレーを見せる。春と比べて重みがましたスマッシュを、相手に連続で浴びせ、18−21でこのセットをものにした。第3シングルス、勝利の明暗を分ける大事な一戦を託されたのは期待のルーキー坂牧。緊張した雰囲気が会場を包む中、坂牧は堂々とした様子で試合に挑む。ネット前で巧みに相手を左右、前後へ動かし、相手のミスを誘い、第1セットを21−13、第2セットを21−14で勝ち取り、団体勝利へと導いた。試合を終えた坂牧は、「緊張はしなかった。むしろ楽しんで試合出来た。」と語り、その様子に春からの成長を大きく感じ取ることができた。

(9月12日・渡邊ひなの)


春季リーグ 第3戦
立 大
S1(坂牧)2-0
大東大
S2(河原)2-1
D1(水田・太田蒼)2-1
D2(高橋・太田和)0-2
S3(吉井)0-2


相手のスマッシュに食らいつく坂牧
迎えた第3戦。第1シングルスの坂牧は軽やかにコートを駆け巡って相手を翻弄。直前の2試合目、第3シングルスにて勝利をおさめた疲労の色を見せることはなかった。第1セットでは開始早々怒涛の6ポイント連取によって相手を突き放し21-10。第2セットに入ってもその勢いは衰えず、21-13と危なげなく立大に良い流れを呼び込んだ。勝利に向けて王手をかけたい立大は河原を第2セットへ送り出す。デュースにもつれた第1セットを奪取するが、第2セットでは接戦の末19-21で反撃を許す。試合の趨勢を握る第3セットは二度の4連続ポイントなど河原がポイントを連取する場面が目立つ。相手のミスにも付け込み21-13で勝利を収めた。試合後河原は、「もっと強い人と戦いたい」と語り、もっと上を目指す決意を口にした。ケガをしていた期間の筋力トレーニングの成果もあり、プレーに力強さも増している。厳しい戦いが続く中、頼もしい男が帰ってきた。
2-0と立大優位の中第1ダブルスに出場したのは、今季リーグにおいて急成長中の水田・太田蒼ペアだ。3-0で勝利を決めるべく熱気の渦巻くコートに立った。試合は開始当初から混戦の様相を呈す。相手の猛追を振り切って21-17で第1セットを奪取し、ベンチを盛り上げる。しかし、第2セットは自らのミスなどから、終盤水を開けられ17-21で敗北。途中休憩の時点では負けていたものの、中盤以降盛り返し逆転。立大にリーグ戦3連勝をもたらした。「しっかり2-0で勝てるようにしたい。」と太田蒼が語るように、次の試合を意識し、勝って兜の緒を締めた両人。更なる飛躍に期待が持てそうだ。
今季リーグ冒頭で主将の大島は「いろいろな選手にチャンスをあげたい」と模索していた。3-0と快勝したこの試合でもその思いは変わらない。メンバーチェンジにて高橋(コ3)・太田和(理4)ペアと吉井(営3)を抜擢し、コートへ送り出した。レギュラー陣に割り込むべく千載一遇の好機を得た選手たちは激しいスマッシュや、気持ちのこもったプレーでアピール。試合に勝利することはできなかったが、本人たちだけではく、レギュラー陣を含めた部員全員に「皆で戦っている」という一体感と刺激を与えたに違いない。

3勝0敗とリーグ首位に立った立大。残されたリーグ戦は2試合あるが、2試合とも勝利しなければ悲願の2部昇格への道を拓くことは難しい。しかし、ここまでリーグを戦い抜いてきた選手たちであれば、残りの試合も必死のプレーを見せてくれるに違いない。丸山監督も「個人個人のレベルが上がっている。誰が目立つわけでもない」と手ごたえを口にした。昨秋以来の2部へ向け、歓喜の瞬間は着々と近づいている。
(9月12日・山嵜滉介)




◆コメント◆
丸山監督
―春から変わったこと
ここ3年間は具志堅くんというエースがリーグを引っ張ってくれていたので、今回今までと一番違った点は、具志堅くんの不在ということですね。ですからみんなが穴埋めをしていましたね。
―具志堅さんなしで勝利したことについて
良い悪いと言うよりも、優勝を目指しているので、勝ちを確実に得られたのは良かったです。個人個人のレベルは確実に上がっていると思います。特に誰が目立って上がったということはないですね。オーダーを見てもらえば分かる通り、出場人数も多いですしね。
―入替戦にむけて
リーグ戦は入替戦も入れると7試合ありますが、まだ半分も消化しているかいないかという感じなので、まずは3部で優勝して、入替戦までの期間で、しっかりと調整をしていきたいですね。2部に昇格するために、試合を通してレベルアップするのと同時に、試合後の練習を充実させていきたいですね。

大島(主将)
―春昇格を逃してから、この秋までの変化
特に大きく変えたことはありません。いつも通りですね。
―長く部を支えてきた具志堅さんが抜けたことについて
リーグが始まる3、4日前にそれがわかって、僕から皆に伝達しました。いなくても勝てるということを証明しましょう、力を合わせましょうといった形で。出るか出ないか不安定だと、結局いるから頼ってしまい自分たちの試合がおろそかになることも考えられるので、出られないならきっぱり出られない方が踏ん切りがつくのかなと。そのうえで勝つことができれば、具志堅先輩も安心して卒業ができると思うので。
―昨日のリーグ初戦での第1シングルス、意識したことは
最近練習などで不調だったので、その面で不安がありました。開幕戦は主将なので行こうかなと思っていました。そこで負けるようなら金輪際今リーグは出ないかなと考えていたので、悪いなりには勝ちきれて流れを作ることもできたので、結果的には良かったのかなと思います。
―作新戦第2シングルスにて勝利、第1シングルス敗北後の雰囲気を変えたが
特に、意識とかはなかったかなという気がします。心の中ではここで負けるようではだめだから、締まっていくかくらいの気持ちですね。
―2、3年前よりもプレースタイルが冷静になったか
いや、疲れやすいだけですね。あれ(吠えること)をしてしまうと。本当に大事な場面では今でもああなりますね。気持ちの中ではいつも吠えています。本質は変わってないですね。
―今日の2試合目(大東大戦)は大きくオーダーが変わった
そうですね。僕個人としては、前回大東に負けているので分が悪いかなと思って外しました。また、なるべく3本(先取)で終わらせて、他の選手にもチャンスをと思っていました。
―太田蒼が秋から頭角を現してきた
太田に関しては、ダブルスのペアが出来上がっていたことからあぶれてしまっていて、いい感じに練習をさせてあげられていなかったなと思っています。そんな中、水田と組ませてみて、いい感じになったので、勝てると思って出しました。
―残り試合に向けて
自分が出るかはわかりませんが、主将としてベストなオーダーを考えるということ。自分が出場するのであれば、必ず勝つということが大事になってくると思います。


市丸
―春から秋にかけて取り組んだこと、変化
チームとして、具志堅先輩が出られないということがあって、春はまだ頼れた部分もありましたが、秋は完全にいらっしゃらないので大きくその部分は変わりましたね。シングルスで相手のエースと戦うと勝てないので、今回は負けてしまいましたが、そこの強化はしてきたつもりです。練習内容は大きく変えず、意識として一度昇格を逃したので、今回は勝たなくてはいけないなと強く思っていました。
―昨日の試合(専大戦)について
2試合行われる日もあるので、いかに点数を抑えて楽に勝つか。そして、次の試合に備えるという点が自分の中で意識していたことなので、自分や大島さんの試合ではそれができていたので、チームとしてもよかったかなと思います。
―春リーグから続く坂牧君とのペアについて
坂牧が結構前をできるので、組んでいて自分が後ろをできるという形になればいい形になって強いので、それをいかにするかですね。相手もそれを阻止してくるので。お互いにどうその形を作っていくのかというのを考えています。
―1年生の成長について 試合中の態度とかも、試合慣れからか堂々としているので、見ているこっちは安心できますね。
―マークしていた作新学大戦、相手エースと対戦した感想
中学校から知っていた相手で、結構練習試合とかやっても一度も勝ったことがなくて、その先入観や苦手意識を持ちながら入ってしまったので、1セット目は本当に何もできないまま負けてしまいました。2セット目入っても、タッチが速いしスマッシュにも力があったのでいつものレシーブからラリーして自分が攻めるという展開に持っていけませんでした。打たせてしまったら、そこでもう決められてしまうので。繋いで攻めるというところまで行けなかったというのが、一番感じました。
―ダブルスでもまた相手エースと相対したが
シングルスで負けていたので、負けたくなかったです。でも、向こうの力が自分より上で、1セット目はこっちが攻めようとして落とした球がことごとくネットミスなどで入らなくて、自分たちが攻める形ができませんでした。2セット目に入って攻めることができて、均衡することができました。シングルスと合わせて相手のエースとやらせてもらっているということは、信用されているということなので、簡単に終わってしまうとチームの雰囲気が落ちてしまうと考えました。どうしよう、どうしようってなるのではなくて、自分の攻撃をして、負けるにしてもただ負けるのではなく流れだけはちょっとは引き戻そうとがむしゃらにやりました。その結果が点差を縮め、最後の粘りにつながったのかなと思います。
―残りの試合に向けて
作新の試合でも、エースシングル・エースダブルスを任せてもらっているのに不甲斐ない結果に終わっているので、残り2試合はせめてチームのために使える存在にならなきゃと思います。


河原
―リーグを通して思うこと
具志堅さんがいない分、みんな責任持って1勝を挙げたって感じですね。今まで以上に、団体戦という感じでした。取られても取って、回して取るというのがいい感じで出来たと思います。リーグ戦はや個人戦といえばそうなのですが、大東大戦とかを見てもらうと、3-0で取って、メンチェンで他のやつを出してあげるっていう団体ならではの気持ちがあった。個人的には4年生の太田さんはリーグ戦最後なので、ストレートで勝って試合に出てもらいたいと思っていました。
―水田くんダブルスについて
自分自身のことについて言えば、怪我をして筋トレをメインでしていたので、スマッシュとかのパワーは上がったと思います。ペアとしては、練習で組んでなかったんですけど、水田が太田と組んでいる時に、自分がアドバイスをしていたので、水田が自分の考えを理解してくれていたので、久しぶりに組んでも、うまくいったのだとおもいます。秋リーグのときよりもコンビネーションは良くなりました。最初から攻めようと話をしていて、有言実行できました。水田が俺のやりたいダブルスをのんでくれているので、ローテーションはうまくいきました。
―シングルスについて
もともとダブルスが好きで、シングルスは嫌いだして。でも、怪我をしたときに、自分が復帰できるのを待って、ダブルスのパートナーを決めていたら、相手に迷惑をかけてしまうと思いました。ダブルスは相手にこうして欲しいという要望が生まれてしまうけど、シングルスは自分1人なので、そういう意味では復帰後、シングルスは頑張ろうと考えていました。リーグや東日本で、シングルスが勝てればいいですね。正直言うと、もっと強い人とやりたかったなと思います。
―次の試合に向けて
一人一人が勝ちに貪欲になれば、勝てる相手だと思います。個人的にはシングルスかダブルス、どちらかは出ると思うので、試合には勝ちを意識して臨みたいと思います。


水田
―河原とのダブルスについて
1セット目を落とした後、次にどうするか話し合った時に、自分が前に出てみいたらどうだろうかという結論になり、2セット挽回することができました。去年の秋リーグなど、河原とダブルスを組む機会は以前にもあったので、最近は組んでいなかったものの、動きはつかめました。しっくりくるところもあれば、うまくいかないところもありました。うまくいったところは、自分がサーブを打った後、上がってきた球を上から打つという一連の形ですね。アタックの練習をしたり、ウェイトのトレーニングをすることで、周りからスマッシュ力が上がったと言われました。
―太田とのダブルスについて
調子のいいときとダメなとき、両方あります。悪い流れを断ち切れないときがありますね。自分たちのいいプレーは、自分がサイドから前に出て決めるプレーです。


太田蒼
―試合前の目標
勝って、チームのために1勝をつかむべく、攻めていく気持ちでやりました。
―先輩とダブルスのペアを組むことに、プレッシャーはあるか
逆に先輩と組むほうが楽ですね。自分が試合中ひいちゃっているような時も、前に行って、攻める形に持っていこうとか、そういうアドバイスをくれる先輩がいると心強いです。
―次に向けての反省や改善したい点
ファイナルに進むことになったので、しっかり2-0で勝つということと、今日は細かいところが雑になっちゃったりしたので、そこを改善して速いダブルスができたらいいなと思います。


坂牧
―今日の試合振り返って
今日は、シングルスは自分の思ったように出来たのですが、ダブルスの速い打ち合いに対応できなくて、まだまだ練習不足かなって感じました。
―今日上手くいったプレー
シングルスはよく足も動けていたと思いますし、ヘアピンで相手を崩せていたと思うので、そこがよかったと思います。
―作新戦2-2とプレッシャーのかかる中で最後のシングルスだったが緊張はしなかったか
全然です。もう相手が1年生だと分かっていたので、やっぱり負けられないなと。自分も1年生で同い年だったので。そんなにプレッシャーはかからなかったです。楽しかったですね。
―先輩とダブルスを組んでいるが緊張はしないか
全然緊張しないです。立大バドミントン部の雰囲気がいいので、上下関係とか厳しすぎず、言いたいことをしっかり言える環境なので、やりにくさとかはひとつもないですね。
―大学のプレーには慣れたか
慣れてきたといえば、慣れてきたかもしれないですけど、やっぱりまだダブルスとか、レシーブとかが全然出来ないので、そういうところが適応できていないところかなと。
―今日の結果をどう受け止めるか
とりあえず、今日がヤマだと思っていたので、この2つを乗り越えられてよかったと思います。あと、明後日は千葉商と理科大で、理科大が乗っているんでそこしっかり勝っていかないといけないと思います。
―今後の目標
リーグでは2部昇格をずっと目標に掲げています。個人的にはインカレ出場がありますけど、でもどちらかと言えば、まずリーグですね。
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