2016/09/17

アメリカンフットボール部


課題と収穫の開幕戦

◆2016年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦◆
9月4日 対早大 アミノバイタルフィールド

日 早大 BIG BEARS

1Q

2Q

3Q

4Q

Total

早大

14

10

38

立大


第4Q残り時間3秒。38点差を付け勝利が確実な早大は最後の1プレーまで攻撃の手を緩めず、FGを決めて試合は終わった。2年ぶりにTOP8での戦いとなるRushersの今シーズン初戦。今季を占うはずの重要な試合は終始、自分たちのペースを掴めずに敗北。幸先の良いスタートを切ることは出来なかった。

司令塔として、攻撃を組み立てる田中
試合は早大のキックオフではじまった。立大は前半最初の攻撃から今季の為に練習を重ねてきた、RBを多用した変化をつけたランプレーで得点を狙う。両大学ともに中央突破を試みるも、守備陣が互いにその攻撃を跳ね除け、序盤は両者得点を許さぬ展開となる。そんな緊迫した試合が動いたのは第1Q残り4分。早大が少しずつ、そして確実にファーストダウンを更新していき、TDを決める。この得点で攻守ともに勢いづいたのか、直後の立大の攻撃でのファンブルを見逃さない。敵陣での攻撃権を獲得するなど、わずか4分で14得点を挙げ勢いに乗る。一方の立大も、新たなフォーメーションから多彩なランプレーで敵陣を脅かすも、あと一歩のところで罰則があり、得点はならず。試合は早大ペースのまま、第3Qへと進む。

夕日も沈みかける中始まった後半、反撃の狼煙をあげたい立大は主将・QB#18田中(観4)を中心に得点を狙う。#23杉山(法3)や#29森井(コ4)、#21林(文2)など、豊富なRBが相手陣内へ果敢に攻め込み一時は敵陣30yまで進んだ立大。しかし昨季優勝校である早大の守備の壁は厚く、罰退も増えてなかなか得点を奪うことができない。対する早大は勢いそのままに、僅かな隙間を突いて得点し、終わってみれば0-38。内容の良し悪し以上に点差が開いてしまう、立大にとっては悔しい試合となった。

試合後、主将の田中やチームの指揮を執るHC市瀬は口を揃えて「完敗であった。」と口にした。無得点の攻撃陣や後半にかけて失点した守備陣など、結果だけ見れば課題や悔しさの残る敗戦であったかもしれない。しかし、主将の田中はすでに次戦を見据えていた。 「自分たちのやってきたことが早稲田戦に負けたことで全部崩れてしまうわけではない」。 まさにその通りである。秋季リーグは1戦目、主将が前を向いている今のRushersには秋までにやっていた確かな自信があるようにも感じられた。この敗戦が次週以降に生きるように。最後まで誰もあきらめない。
(9月12日・川村健裕)


◎今日のMRP (Most Remarkable Player~注目すべき選手~)

RB#30 荒竹悠大 立教新座 法学部法学科
DB#81 若林和城 立教新座 社会学部メディア社会学科

Rushersの攻撃が始まる合図と言っても過言ではない、リターナーを務める2人。足の速さが求められるポジションであり、攻撃開始の場所が決まるとても重要な役割を持つ。そして、なんとこの2人は4月から大学に入ったばかりの1年生。先輩と力を合わせ、彼らは一生懸命に走り続ける。華麗に相手をかわす2人の走りに、次戦以降も注目だ。







◆コメント◆
◎監督 中村剛喜(90年卒)
〇今の気持ちは
――悔しいです。
○流れをつかめなかった要因は
――全てがうまく噛み合って、自分がやってきたことをしっかりと出したうえでようやく対等やそれ以上に戦うことができる。向こうのほうが実力的に上で、その中でうちはせっかくいい流れが作れそうだというときのミスで切ってしまっていたので、このままではいけないと思いました。 あたりで勝負するとやってきた中で成果が見えている部分があったにもかかわらず、自分たちで足を引っ張って。練習でもそういうことが起きていたので、全く同じことが出てしまいました。
〇プレーがつながっていなかったように感じたが
――そうですね。
○無得点ということについて
――早大は細かい技術やフィジカル、スピード、個々のフットボールのレベルが高いと。全てに関して上だなと
○チーム内の雰囲気
――常にレベルの高いチームは一人もこぼれることなく輪の中にいると思う。うちは今日の事だけを考えてきてとにかく早大に勝つということが目の前にあったので、まず雰囲気は悪くなかったです。
〇試合後に伝えたこと
――とにかく早稲田早稲田でやってきたけれども、ここで負けて歩みを止めるのか、と。そうではないだろと。日大戦は2週間後に控えていて止まっている時間は一瞬も無くて格上に立ち向かっていくわけだから、駄目なことを反省してしっかりつぶして強くなって相手に立ち向かう以外ないと伝えました。
〇次戦までに求めたいこと
――色々あるんだけど、実行することだよね。思い=実行なので実行ができなければ思いが足りないということなので自分がどうなりたいかを突き詰めて実行する以外ない。富士見でやったことしかここでは表現できないんだと、富士見以外でもどのような生活をしなければいけないかを考えるべき。

◎HC 市瀬一
○今日の試合の振り返り
――まあ、完敗ですね。
○相手が早稲田大学ということを意識したか
――予想以上に、層が厚いという部分があったかもしれないですね。その部分で差が出たかもしれないですね。
○攻撃の面で、いつもと変わったフォーメーションを取っていたように見えたが
――そうですね。今の自分たちのメンバーを考えた時に、今回の布陣が良いのでは、と思いましてね。自分たちにあったフォーメーションだった、と思うんですけどね・・・
○具体的に変えた部分は
――パスプレーよりもランプレーを多くした形ですね。RBをたくさん使って攻撃した形ですね。
○新しい形をとった攻撃の面で収穫はあったか
――はい、収穫も確かにあったと思うんですが、もう少し個人が強くなるという意識をもって、逃げないでできるか、だと思いますね
○0得点だったことについて
――なかなか厳しいですね。今の実力だと思います。
○相手のランプレーに押されていたが
――ディフェンスラインのところが、後半空いていましたね。前半は粘ってましたけどね。相手が上手かったと思います。
○まだシーズンは始まったばかり
――そうですね。ここで沈んでいる場合ではないので。切り替えていきたいと思います。
○次戦の日本大学戦について、次戦以降について
――もうがむしゃらにやるしかないですね。どれだけそれができるかに尽きると思います。
○次戦までにどのような調整を行うか
――そうですね、練習を変えるということはないですが、取り組み方、というのは変えるかもしれないですね。

◎主将・QB#18 田中
○初戦の感想は
――スコアを見たら分かる通り、完敗という感じです。
○課題は見つかったか
――相手に対してというより、自滅なので。オフェンスでいうとスタートの反則がとてもありました。そのときにやろうとしていたプレーも勝負をかけるようなプレーだったにもかかわらずです。そこが1番の反省点ですね。さらにいうとレシーバーのドロップですね。その部分も課題です
○早大はパスがよく通っている印象だったが、どう思うか?
――自分はオフェンスで、試合中は自分のやるべきことをやるということはチームにも伝えています。そういう意味ではディフェンスを信じているので、ディフェンスのプレーは見ていないです。
○オフェンスとしてはパスプレーが通らなかったということが反省点か?
――僕らのオフェンスはしっかりランプレーをするということです。パスプレーは少ないからこそ、精度を上げて取り組んでいくということです。この試合は精度がとても低かったので、そこが反省点です。パスメインのオフェンスではないのですが、パスが反省点です。
○次戦の日大戦に向けて意気込みをお願いします。
――自分たちのやってきたことが早稲田戦に負けたことで全部崩れてしまうわけではないので、今まで以上の取り組み、練習をやっていかなければならないなと思います。1敗は1敗で、7敗したわけではないので、全力で次も当たっていくつもりです。
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