2016/09/23

重量挙部


夏合宿から一歩成長

◆平成28年度東日本学生ウエイトリフティング個人選手権大会・新人選手権大会◆ 9月9日~11日 日本大学生物資源科学部体育館
例年通り日本大学生物資源科学部体育館で合わせて行われた東日本学生ウエイトリフティング個人選手権大会と新人選手権大会。立大からは昨年より2人多い、合わせて7名の選手が出場した。


大会初日
ラストイヤーの主将・河村(観4)
立大の選手で先陣を切ったのは62㌔級に出場する廣瀬(法2)。先月練習中に股関節を痛め、あまり練習を積めていなかったとインタビューで語っていた廣瀬は、スナッチの1回目を80㌔からスタート。これを成功すると2回目は84㌔に挑む。しかし、ケガをした部位に不安が残るのか、これを上げられずに失敗。3回目も同重量に挑戦するが、時間切れと思わぬミスをしてしまい、スナッチの競技を終える。次に行われたクリーン&ジャークは105㌔からスタート。1回目、成功したように見えたが判定は失敗。2回目も同重量に挑戦し成功する。3回目、自己ベストに近い110㌔に挑戦するが、最後持ち上げることができず失敗。スナッチ80㌔、クリーン&ジャーク105㌔にトータル185㌔で競技を終える。怪我の影響が残り、満足の行く結果を残すことができなかった。

 続いて登場したのは伊藤(コ3)。過去の試合で、1回目と2回目を失敗することが多かったことから、スナッチの1回目は普段より軽い105㌔からスタートする。これを成功し流れに乗ると2回目の110㌔も成功する。3回目に挑戦した115㌔は自己ベストではあるが、最後に挙げたのが6月の練習中だったと語る伊藤。自らのタイミングに合わせることができずに失敗し、無念の110㌔でスナッチ競技を終える。 次に行われたクリーン&ジャークは1回目、130㌔に挑戦する。これを成功すると、2回目、自己ベストである135㌔に挑戦。これも安定したプレーで成功。3回目には成功すると自己ベスト更新となる138㌔に挑戦するが、これは失敗。スナッチ110㌔、クリーン&ジャーク135㌔のトータル245㌔で競技を終了した。競技後のインタビューでは、「自分でも調子がよくない中で、なぜ自己ベストの重さを挙げられたのか分からない」と語ったが、その中で練習の成果を確認することができ、今後の可能性も見つけていた。


大会 2 日目
69㌔級に出場した冨田
大会2日目。最初に競技に臨んだのは河村(観4)。4年生で、大学最後の大会となる来月のインカレに向けて、直前の大会である今回の大会で弾みをつけたい大会である。スナッチ1回目の105㌔を難なく成功させ、2、3回目の試技に期待がかかったが、2本目の110㌔をまさかの失敗。3回目の試技で同重量を意地で成功させたものの、自己ベストに挑戦するために、とても重要となる2回目を失敗したのは痛かった。上位進出を狙うため、クリーン&ジャークでは自己ベストの147㌔に近い記録が求められた。こちらも1回目の135㌔は見事に成功させ、勝負の2回目。140㌔への挑戦で、惜しくも上げることができない。それでも切り替えを見せ、3回目の同重量は上げたように見えたが失敗。結局、1回目の試技の記録、135㌔にスナッチの記録を加え、245㌔で協議を終えた。試合後、河村はすでにインカレに視線を向けており、最後の大会へ、期待がかかる。

 その後行われた女子大会は全重量同時にスタート。58キロ級に出場した植松(観4)は、スナッチ1回目で69㌔を完璧に成功させ出だしの良いスタートを切る。2、3回目を失敗してしまい、スナッチの記録は69㌔でクリーン&ジャークでの挽回を目指した。そのクリーン&ジャークは、1回目の80㌔、2回目の84㌔と難なく成功させ、3回目で87㌔に挑戦する。真剣な眼差しで競技場に姿を現し、自分のペースを乱さずに試技に望んでいたように見えたが、惜しくも上がらず。スナッチ69㌔、クリーン&ジャーク84㌔の計153㌔という結果を出した。試合後植松は、1週間前に行われた合宿からの調整の難しさを課題に挙げた。植松も河村同様4年生。インカレが集大成の大会となる。インカレでの完全燃焼となる結果を期待したい。

 69㌔級の冨田(現2)は、夏季の合宿で「重い重量になれる」ことをテーマに自身を鍛えていた。合宿の成果を出したい試技で、スナッチは1,2回目をそれぞれ55㌔、60㌔でそれぞれ難なく成功させる勝負をかける3回目、63㌔への挑戦。勢いよく上げるも上げ切ることができずに失敗してしまう。クリーン&ジャークにおいても、2回連続成功し、この時点で記録は78㌔。最後の試技となる3回目で80㌔への挑戦を試みる。しかし、こちらも最後まで上げきることができなかった。しかし、結果として6回の試技のうち、4回を成功という結果を残した。冨田もこの点を収穫としてあげており、次の大会に向けて弾みのつく大会となった。

 最後に、75㌔級で出場した熊谷(法1)。初めて出場するこの大会で幸先の良い4年間のスタートを切りたいところである。スナッチの1回目。当初の予定の58㌔から60㌔への重量増加をしての挑戦。これを難なく成功させ、実力を見せつける。2回目で惜しくも63㌔を失敗してしまうも、3回目は同重量を意地で成功させクリーン&ジャークへと進む。クリーン&ジャークでは、1,2回目を連続で成功させると3回目でこれまた当初の予定であった75㌔から1キロ増やした76㌔に挑戦する。ふらつく場面もあったが何とか成功させ、クリーン&ジャークは3回すべてで成功。出場していた新人戦において、スナッチ63㌔、クリーン&ジャーク76㌔で見事、優勝を決めた。2度も重量変更を試みる彼女の貪欲さは、立大の新たなホープの誕生を予感させた


大会3日目
 最終日には、ジン(観3)が105㌔級に出場。減量に苦労し、前日から水を一滴も飲んでいなかったと語るジンは、スナッチを70㌔から競技開始。1回目失敗するも、2回目は意地をみせ成功。3回目は5㌔増量し75㌔に挑戦するも挙げることができずに失敗。スナッチは70㌔で競技を終了する。クリーン&ジャークは90㌔から競技を開始。1回目、成功し2回目を5㌔増量し95㌔に挑戦。成功していたかのように見えたが判定は失敗。3回目もさらに5㌔増量した100㌔に挑戦したものの、これは挙げることができずに失敗し競技を終了。スナッチ70㌔、クリーン&ジャーク90㌔、合計170㌔で競技を終了した。競技後のインタビューでは、種目の弱さについて語り、「もっと記録を伸ばせるように頑張る」と今後に向けて意気込んだ。


この大会において立大からは7人もの選手が出場。最後の大会が近づく4年生から本大会初出場の1年生まで、様々な境遇の選手が臨んだ大会であり、それぞれが目標をもって挑戦している姿勢は随所に感じられた。来月に控えるインカレに向け、さらにたくましくなった彼・彼女らが、きっと立大重量挙げ部のプライドをかけて戦うことだろう。期待が高まる。

(9月11日・川村健裕、東海林航平)

◆コメント◆
主将・河村
 痛みの中、臨んだ大会でした。スナッチの時に足を痛めて、歩くのもつらかったのですが、何とか最後までやりきることができました。収穫はなかったですね。合宿でやってきたことが出せればよかったのですが、上手く結果に出すことができなかったと思っています。インカレでは、表彰台に乗れたらよいな、と思います。

廣瀬
   夏休みに股関節を痛め、上半身中心な練習になり体のバランスも崩れてしまい、思い通りに練習できないまま試合に挑むことになってしまった。足腰をもっと鍛えて、全日本インカレでスナッチ90㎏のクリーン&ジャーク120㎏を目指したい。全日本インカレでは期待していてください。あと時間は守ります。

伊藤
 練習であまり調子が上がっていなかったが、実際やってみたら案外調子良く、試合も接戦で常に集中して挙げられ、クリーン&ジャークに関しては自己ベストを上げることができた。7月の大会の後から取り組んだ練習の成果を確認できたので、まだまだ伸びる可能性が見えた。インカレではスナッチ120㎏、クリーン&ジャーク145㎏を挙げて、表彰台に立ちたい。

冨田
 大学に入って初めての大会で緊張しましたがメダルを取れてよかったです。クリーン&ジャークの1本目でつまらないミスをしてしまったのが不満ですが、痛めている手首をしっかり治し、自己新記録を出せるように頑張りたいです。

植松
 合宿の疲れは残ってはいないと思うのですが、ピークが一週間前にあったので、合わせるのが失敗したのかなと思います。 先週くらいにジャークの新記録が出たので。立教は人数が少ないので、試合前の昨日もセコンドつかないといけなかったので、女子は昨日の疲れがだいぶ溜まってたんじゃないかなと思います。

ジン
 急に何㎏も減量するのは良くないなと改めて実感したし、種目練習の足りなさも実感した。もっと練習して、記録を伸ばしていきたい。

熊谷
 成功率も良かったんで、自信も付いたと思うのでよかったと思います。自己ベストはスナッチが64で、クリーンが80です。 今回の結果は、できる重量でやったので。課題が見つかった点では良かったんですけど、まだ自己ベストには届いてないので、そこは不満ですね。課題は足が弱いところだと思います。

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