2016/09/26

ラグビー部


賢者は苦難から学ぶ
◆平成28年度ジュニア選手権大会◆
9月17日 対日体大 立教大学富士見グラウンド
ジュニア選手権が今年もついに幕を開けた。慶大・上智大などとの練習試合を経て試合の感覚を研ぎ澄ませてきた立大。1勝もできずに終えた昨年の雪辱を果たすべく、初戦の日体大戦に臨んだ。

舞台はホーム・富士見グラウンド。降雨の影響により少々ぬかるむこの地で熱戦は繰り広げられた。前半のキックオフは日体大。最初に試合が動いたのは開始後、間もない前半2分。立大のノックオンにより日体大の選手がボールを手にすると、タックルをかわして右サイドにトライ。その後のキックも成功され、立大はいきなり7点を失うこととなった。早々の失点にめげることなく、立大は果敢な攻撃を続けた。前半4分にはWTB大野木(観2)からFB岩崎(コ4)への華麗なパスにより相手を翻弄。相手に連続攻撃を遮られそうになってもFL田中(コ1)がカバーするなど、夏の猛特訓で磨き上げたスムーズな連携プレーを披露した。その後も立大のラインアウトからSO市川(法3)からCTB平間(観1)への相手のわずかな隙間を縫うようなパスが渡されたものの、最後の最後に決めきれないもどかしいプレーが続く。そして前半8分。日体大のラインアウトによりモールを形成され、左サイドから中央に押し込まれる形でトライを許してしまった。このプレーにより7点あった点差は2倍の14点となってしまい、選手の表情にも次第に焦りが見られるようになってきた。このまま試合を進めるわけには行かない。ここでPR海野(済1)がいい抜け出しをみせ足の速さを見せつける。すると、選手個人個人の好プレーが目立つようになる。前半35分には自陣中央からうまくパスで繋がれ左端にトライをされたが、後半戦に期待を持たせる形で前半戦が終了した。

点差は29点。しかしまだ半分が終わったばかり。これからが本番だ。試合再開前の立大からは、ビハインドであることを感じさせない活気を感じられた。そして始まった後半戦。反撃への強い思いが空回りを招いたのだろうか。立大は後半戦開始後まもなくラインアウトに失敗すると、ボールをとってもすぐとられる展開が続く。立大のペナルティーにより8分、10分と立て続けに失点を許してしまう。途中でインターセプトに成功し、ゴールラインに近づくが、あと一歩のところで相手に妨害されるなど、あともう少し。そしてついに立大が得点をする瞬間が訪れた。後半17分。立大のゴール際スクラムからうまくボールを取り出し、パスを徐々に繋いでいきWTB松下(済3)が右サイドへのトライに成功。キックも危なげなく成功し7点を取り返せた。このプレーにより士気が上がった立大。後半終了間際にもクイックスタートからボールを持ち出したSH文(コ2)から大野木へとパスを回すと、またしてもここで松下がトライに成功。立大のテンポが出来上がりつつあったが、惜しくもここで試合が終了した。

 スコアだけ見れば12―58と決して満足できる内容ではない。しかし本当に重要なものはスコアの上だけにあるわけではない。試合においてより多くの反省点を見つけた者こそ真の強さを手に入れられるのだ。今回の試合における反省点はしっかり見直し、悲願の1部昇格に向けて精進してほしい。
(9月24日・秀村聡美)
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