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2016/09/30

女子卓球部


惜しくも星を奪われる

◆平成28年度秋季関東学生卓球リーグ戦◆
9月18日 文教大学越谷キャンパスサブアリーナ
 春季リーグでは、3部2位という好調な成績を収めた立大女子卓球部。そんな彼女たちにとって、決して負けられない秋季リーグが幕を開けた。部員わずか4人という状態で迎えた今大会。彼女たちの深い絆が発揮された戦いとなった。

秋季リーグ 第1戦

立大

東海大


初戦の相手は、東海大。1試合目のシングルスでは、若手のエース1年・舘森(コ1)が出場する。第1セット目、初戦の影響か緊張から調子がなかなか上がらない。相手の球の速さやペースが思うように掴めず、アウトが連発してしまう。続く第2セットでは、巻き返すために計算されたラリーが発動し、見事1セットを奪う。流れを取り戻した彼女の勢いは、その後止まることはなかった。続くセットも見事獲得し、部の勝利に貢献した。

2試合目のシングルスでは、同じく若手の藤本(文1)が出場。序盤、スマッシュが決まらずネットが続いてしまう。しかし、5サーブ目藤本得意のラリーからの鋭いスマッシュが決まる。その後は、相手のミスが続き、点数を稼ぐが、藤本のネットが続き、第1セットは獲得ならず。続く第2セットでは、得意のスマッシュも度々出たが、ネットやアウトが続いてしまう。相手の独特なサーブの影響もあり、ペースを掴めない藤本は、このセットも落としてしまう。第3セット序盤から鋭いスマッシュを打ち込み2点を獲得。しかし、続くネットやアウトによって逆転を許す。そのまま試合に敗れてしまった。
3試合目のダブルスは、春季リーグでもコンビを組んだ松浦(観4)・舘森ペア。コンビ結成から半年近くが経過した彼女たちからは勝利に対する強いエネルギーが試合前から感じ取られた。第1セット、序盤から舘森が攻めを見せ1点を獲得。相手も根気を見せ、2点を制する。しかし、5サーブ目。ついに二人のコンビが見せつける。ラリーを繋ぎ、観客も息をのむような緊迫したラリーが展開されていく。誰もが目を見張る中、ついに舘森が持ち前の鋭いスマッシュを打ち込む。ここから、彼女たちの勢いはさらに加速し、見事1セット目を獲得した。続く第2セットでは、試合間には戦略を練ったり、相手のミスを誘ったりするなど盤石の試合運びをみせる。2セット目も獲得。しかし、この後、相手の反撃が始まる。序盤は相手のミスが続いた。だが、「勝利への焦り」からなのか、相手の勢いが増したのか。球が打ち返せなかったり、ネットが続いたりしてしまう。そして、このセットはものにすることができなかった。続く第4、5セット目でも流れを相手に持っていかれ、勝利とはならなかった。
4試合目のシングルスでは、水上(文2)が出場。相手は、抜群の瞬発力を持つ1年生。どう立ち向かっていくか、水上の力が試される試合となったが、第1セット、第2セット、第3セットと相手の流れに飲み込まれ、獲得することができなかった。
息の合ったプレーを見せた松浦(観4)・舘森(コ1)ペア

5試合目のシングルスでは、主将・松浦が出場。今リーグで引退となる松浦からは、コートに入ると笑顔は消えていた。真っ直ぐ敵を見据えて、彼女の戦いが始まる。1セット目、相手の打ち込みに対応できず、ネットが続き相手のセットとなった。第2セットでは、松浦の意地が炸裂した。中盤、相手のミスが続き、松浦の調子も上向きに。一気に5点を積み重ねる。その後も松浦のスピードの速い一撃に太刀打ちできず、空振りやアウトが続き、2セット目は松浦の手に。3セット目は、まさに点が取られては取り返すといった一進一退の攻防。相互にミスが続きながらも、確実な卓球を貫き、見事3セット目を制する。4セット目では、松浦の集中力が低下し、攻めても相手の上手い切り返しにより点に繋がらず、相手のセットと。そして、勝負の5セット目が始まった。序盤から松浦の正確なラリーが効き、相手のアウトが連発。6点を獲得する。しかし、松浦は勝負に対する不安からネットが続き、6ー4に。相手のミスにより点を取ったかと思えば、次は自身のミスが出てしまう。どんなに素早い球でも、ラリーを繋げ、ひたすら正確に打ち続ける。そして、見事第5セット目を獲得。自身のシングルスの勝利を勝ち取った。松浦の4年間で鍛えられた真の強さが顕わになった瞬間であった。

結果、2-3で東海大の勝利となった。立大にとって、初戦の戦いは惜しくも勝利には届かなかった。だが、主将の底力、そして息の合ったコンビの絆が発揮された。

秋季リーグ 第2戦

立大

文教大


2戦目の相手は、文教大。1試合目は、舘森。1セット目から、彼女らしいプレイが炸裂していく。しかし、相手のサーブが特徴的なこともあり、返球がアウトになってしまい1セット目は相手のものに。続く2セット目。またしても、相手のサーブが掴めず、アウトが連発し、2セット目も取れない。3セット目、ここで終わってしまうのか…誰もがそう思った時、舘森は意地を見せる。序盤から、舘森の迫力のある一撃に返せない相手選手。彼女の急激な勢いに焦った相手は、その後何度もネットを繰り返す。彼女の目からは、勝利への思いが溢れていた。1回のネットを除いてはずっと点数を取り続けた。そして、3セット目を獲得する。4セット目、隙をついて一本一本を打ち込むが、焦りからアウトが続き、惜しくも敗れてしまった。
2試合目は、水上が出場。1セット目から、相手の勢いが強く、アウトやネットが続き、セットを落とす。続く2セット目。相手のスマッシュが決まらなかったり、アウトが続くなど、水上は着実に点数を獲得していった。しかし、相手のスピードの速い打ち込みに間に合わず、思うようなプレイができない。攻めのプレーをしても、相手に球を拾われてしまい、点にならず。力を発揮できないまま二試合目が終了した。
 3試合目のダブルスでは、松浦・舘森コンビが出場。対東海大の時と同じく、順調に第1セット、第2セットを獲得。松浦渾身の鋭い一撃、そして安定した舘森の切れのある一撃で相手を制圧した。相手の失点、そして、二人の攻撃により順調に点数を稼いでいく。そして、見事ストレート勝ち。二人は笑顔でガッツポーズを見せた。
4試合目のシングルスでは、藤本が出場。第1セット目、藤本が得意とするゆっくりとしたラリーからの鋭いスマッシュで点を獲得。しかし、続くアウトでセット獲得ならず。続く2セット目、3セット目でも勝利への緊張は解けず、ミスが続く。ストレート負けを喫してしまう。
5試合目のシングルスでは、松浦が出場し、第1セット並びに第3セットを取る。しかし、4試合目の負けが決まった瞬間に、立大の勝敗が決定し、試合は途中で終わった。 結果、1ー3で文教大の勝利となった。

秋季リーグ始まりの2戦は、延長戦まで流れ込むほどの熱い試合ばかりだった。「接戦までいった試合を落としてしまったのが、悔しい」と語った松浦。ほぼ全ての試合が、勝利まであと一歩のところと、惜しい結果が多かった。それでも、春季リーグの時に比べダブルスも、個人力も、そしてチーム力も格段に上がっている。これはまさに努力の証といえるだろう。まだ始まったばかりの秋季リーグ、これで引退となる松浦はもちろんのこと、チーム全体の成長機会となるよう願うばかりだ。
(9月30日・小林桂子)

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