2016/10/10

野球部


 投打が噛みあい赤門撃破! 佐藤拓は通算100安打達成 立大史上6人目の快挙

◆平成28年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
10月10日 東大3回戦 明治神宮野球場

3回戦

2

3

4

5

6

7

8

9

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

1

0

4

×

6

(東)●三木、柴田、小林―喜入
(立)○田村―上野敦


1勝1敗で迎えた東大3回戦は、優勝を狙う上で絶対に落とせない一戦。序盤は点が取れず苦しい展開だったが、この日三連投目の先発・田村(コ4=報徳学園)が東大打線を無四球完封。打っては2本の適時打を放つ獅子奮迅の働きを見せた。8回には打線が奮起し、一挙4得点。6-0で快勝し、連勝で勝ち点「3」とした。また、6回には佐藤拓が(コ4=浦和学院)安打を放ち、リーグ史上32人目、立大史上6人目となる通算100安打の大記録を達成した。

好投でチームに流れを呼び込む田村
序盤は相手先発・三木を打ちあぐねた。アンダースローから繰り出されるスローボールに幻惑され、4回までテンポ良くわずか1安打に封じ込められる。

対する田村も負けじと0を並べる。初回、2回は先頭打者に出塁を許す不安定な立ち上がりであったが、尻上がりに調子を上げていく。3回以降は二塁すら踏ませない鬼気迫る投球。球速は140㎞前後なものの、効果的に内角を突き、凡打の山を築いた。

自らのバットで流れを引き寄せた。5回、無死から5番・田中和が目の覚めるような当たりを右中間に放ち、チャンスメークする。笠松(コ3=大阪桐蔭)がバント失敗で一死となり、打席には田村。初球を振りぬくと、打球はセンターの頭上を超える強烈な当たりに。投手ながら全力疾走で塁上を駆け三塁に到達し、見事先制点を挙げた。

通算100安打目となる二塁打を放つ佐藤拓
そして大記録達成の瞬間が訪れた。6回、先頭はリーグ通算100安打にあと一本と迫る1番・佐藤拓。2球目の直球だった。三木の低速球を鋭く振り抜くと、100本目の快音が鳴る。左翼フェンス直撃の二塁打。彼らしい逆方向への長打で、「ずっと目標にしていた数字」に到達した。塁上では笑顔が見られ、飯迫の犠飛で生還するとベンチではチームメートに祝福された。8回にも安打を放ち猛打賞、通算安打を「101」にまで伸ばした。

8回には飯迫の2点適時打などでさらに4点を追加、試合を決定づけた。田村が9回を投げ切り完封で4勝目。投打ががっちり噛みあい、東大戦を制した。

  通算100安打を達成した佐藤拓は今季打率.469と、驚異的な数字をマーク。「チームのために打つだけです」と、ラストシーズンにして最高のパフォーマンスでチームを牽引している。エース田村も1回戦の借りを返す快投。首位明大にぴったり追走する形の立大にとって、これ以上なく頼もしい存在だ。34季ぶりの悲願へ、役者は揃った。
(10月10日 大宮慎次朗)


◆コメント◆
溝口監督
「東大戦は3戦すべて苦しい展開でした。1戦目は特に追いついて離されるという完全な敗戦でした。2戦目も中盤まで苦しい展開でした。今日は相手投手の的を絞れなかったですね。最終的に6-0での勝利でリードはしていましたが、厳しい試合でした。(―今日は東大打線を封じ込めたが)田村が良かったですね。球速というよりは、力感なく腕が振れていました。見た目よりも球が来ているからこそ打ちにくかったのだと思います。三連投でしたがよく頑張ってくれました。(―佐藤拓選手の100安打について)フォアザチームの賜物だと思います。チームのために打つということの積み重ねが、今季は順調に出来ていたのだと思います。(―佐藤拓選手の打撃技術)壁が崩れない点ですね。球速が早い投手でも遅い投手でも自分の打つポイントまで呼び込んで振り切ることができます。そのためにはスイングが早ければいけないですし、そこも優れています。(―次週の慶大戦に向けて)なんとかここまで勝ち点3で来れているので、まだ先は見ず慶大1回戦に全力を注げるように準備させていきたいです。ここからがある意味本当の勝負です。ここで勝ってこそなので、チャレンジ精神をもって一戦一戦臨んでいきたいと思います。」

通算100安打を達成した佐藤拓#1
「(―通算100安打の感想)感触は良かったです。相手が三木投手だったのでひっかけないように逆方向を意識しました。100安打というのは入学してからずっと目標としていた数字だったのですごく嬉しかったです。自信にもなりますし、この100安打という数字に恥じない選手になれるように努力していきたいと思います。(―打席に入った時の気持ち)自分の中ではあまり意識しないで、「チームのために」という思いだけで打ちました。大城さんの記録には今からだと少し厳しいかもしれないですが、これからも1本1本積み重ねていきたいです。(―100安打の記念球は)支えてくれている親に渡します。」


無死球完封勝利を挙げた田村#18
「昨日までは腕が振り切れすぎてた部分があったので、しっかりバッターの方に向かって力を伝えるっていう感じで丁寧に投げました。球速は出なかったですが、球の質自体は良かったです。(―通算10勝目となったが)そうですね。あまり意識はしていませんでした。ずっと打線に助けられて勝っていたので、今日は最後まで気を抜くことなく自分が抑えたいと思っていました。(―今日はガッツポーズが控えめだったが)はい、今日は冷静にしっかりやることをやっていこうと思って抑えました。(―次に向けては)春も本当に1カード、1戦ずつ戦ってきた結果優勝決定戦まで行けたので、とりあえず目の前の次の慶應一回戦、そこをしっかり勝つために準備して行きたいなと思います。一戦一戦全力でやります。」

 

 

選手名

学年

出身校

打数

安打

打点

(中)

佐藤 拓也

コ4

浦和学院

(遊)

  熊谷 敬宥

コ3

仙台育英

(一)

飯迫 恵士

社2

神戸国際大附

(左)

佐藤 竜彦

観4

國學院久我山

(右)

田中 和基

法4

西南学院

(三)

笠松 悠哉

コ3

大阪桐蔭

(投)

田村 伊知郎

コ4

報徳学園

(捕)

上野 敦大

コ4

長崎日大

(二)

高橋 信吾

コ4

長野日大

 

 

 

 

31

10

 

 



立大メンバー表
10 澤田圭 大阪桐蔭 峯本 大阪桐蔭
11 黒萩 遊学館 笠松 大阪桐蔭
16 藤田 県岐阜商 20 大東 長良
18 田村 報徳学園 熊谷 仙台育英
19 手塚 福島 14 江藤 東海大菅生
21 田中誠 大阪桐蔭 佐藤拓 浦和学院
27 上野敦 長崎日大 二角 広島新庄
12 江波戸 成田国際 田中和 西南学院
22 髙田 浦和学院 佐藤竜 國學院久我山
富田 東農大二 28 大石 鎌倉学園
24 松尾 伊万里 29 秋山 関東一
25 飯迫 神戸国際大附 23 小野 横浜
13 高橋信 長野日大

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